さば街道ウオーク 平成21年7月19日(日)・20日(祝)
やっと念願のウオークの参加です。
日本海側の小浜市から京都まで鯖街道を歩きます。
皆は前日の18日(土)のせっかくウオークからの参加ですが、小生は18日(土)夕にバスで小浜へ入ります。
大阪伊丹空港に着いたバス、いきなり「クーラーが効きません、外で待っていて下さい」とのこと、炎天の下待つこと
10分、その後クーラーは何とか直りましたが、何かを予感させるような出来事でした。
バスは予定より15分程遅れて小浜駅へ、指定された宿を探します。
宿では、新入り会員です、京都府ウオーキング協会の人達とも初対面みたいなものです、
少なくとも向うは知らなかったと思います。
夕食時、自己紹介がありましたが、サビつき始めた脳細胞です、覚えられるはずもありません。
早々と床につきます、8時間の熟睡です。
第一日目 45.9km
小浜市「若杉末広亭」 − 八幡神社 − 遠敷若狭神社 − 新平野駅前 − 瓜割の滝 − 信主神社 −
6;50 7:10-25 8:20-30 9:10-15 10:15-30 11:00-05
熊川宿の通り − 熊川宿(昼食) − 水坂峠 − 保坂 − (小休止) − 道の駅「朽木本陣」 −
11:45-12:05 12:05-12:45 13:50-14:00 14:20 14:55-15:00 16:00-16:15
高島市・大津市境界 − 梅の木「石楠花山荘」
17:55-18:00 18:40
第一日目、天気予報は良くないですが、まだ雨ではありません。
予定時刻の10分前、もう皆宿を出発します、泉商店街の近くの神社で安全をお祈りして、2列縦隊で出発。
総勢は40名です。初参加の私は言われるままに列の中に入ります、昨夜の話では今回初参加は11名とのこと。
何でも8回目や9回目の人も、東京から、四国から、鯖街道の愛好者が来ています。
遠敷(おにゅう)若狭姫神社で小休止します、ここは若狭の国の一の宮、社伝では霊亀元年(715年)と古いです。
ここで山の根来峠越えコースと、若狭街道を行くコースとの二班に分かれます。
初参加者は若狭街道コースをということですし、本来鯖街道としては、こちらの方よく利用されていたようです。
今回若狭街道コースは17名です。
汗ダクになりながら歩きます、何となく調子がでません。やっと「瓜割の滝」に到着、宿をスタートして3時間半です。
滝と名前が付けられていますが、名水として名高いようです。
場所によれば、それ程でもないとこがありますが、ここは違います、正真正銘の名水です。
汗をかいていたせいかも知れませんが、今まで飲んだ何処の名水よりおいしい水でした。
これなら、沢山車でやって来て持って帰るのもわかります。水量も多いです。たっぷり飲んで再スタートします。
「熊川宿」に到着、よく名前の聞く宿場ですが、古い建物をよく保存しています、これが若狭の鯖街道「熊川宿」です。
道幅が広いのと長いのが印象的な宿場です、約1km続きます。
ゆっくり昼食して、午後は「水坂峠」を目指してゆるやかな上りにかかります、こんなにもと思うほど汗はよくでます。
ところが保坂から朽木に向う間で突然雨に遇います、早く雨具を着ればよかったのに、今日は降っても3mmとの
予報を鵜呑みに安易に考えていたのが、大失敗です、雨は段々きつくなります、大雨です。
ズボンも靴もぐしょ濡れ、全身ずぶ濡れです。
朽木の道の駅「朽木本陣」で33キロです、まだ12キロあります、いつもより疲れた感じがします。
以前、蛇谷ガ峰に登ったのはここの桑野橋からでした、あれも梅雨の時期でしたが雨ではありませんでした。
高島市と別れ大津市の領域に入る峠でついにリュックを車に搬送して貰います。皆が最初からそうしている中、
意地を張っていたのですが、雨に抗し切れず、空身で下ることにします。
やっと梅の木の宿舎に到着、まずは風呂場へ、風呂場で見ると足に大きなマメが出来ています。
初めての体験です、歩き方が悪いせいなのか、靴を変えたせいなのか、これまで結構長距離歩いたこともあり、
雨のこともありましたのに、マメには無縁でした。油断しました、今までマメの出来た人のことを冷ややかに見ていた
せいなのか。名刺の半分位の広さが足の裏で脹らんでいます。ショックです。とにかくつぶしますがうまく行きません、
やっているうちに破れてしまいます、そのままマーキュロをかけて大判のバンドエイドを貼って処置を終わりました。
第二日目 34.4km
梅の木「石楠花山荘」 − 明王院 − 小学校前 − 花折峠 − 途中自治会館前 − 大原小学校前 −
7:10 7:40-45 8:05-10 9:55-10:05 10:50-11:35 13:05-15
土井しば漬 − 八瀬 − (小休止) − 下鴨神社 ー 枡形商店街
13:40-14:10 15:10-15 15:30-40 16:40-45 17:00
第二日目朝 歩けるかどうかが心配です、マメが初めてなら、マメをつぶした足で長距離を歩いた経験がありません。
不安一杯です。宿の中をそっと歩いて見ます、歩けないことはないですが、階段は駄目です、マメのためケリをきかせる
と痛いです、我慢しかありませんね。
皆で写真を撮って、昨日の約束の旗を持って先頭グループを歩きます、今日は朽木から京都出町柳まで35kmです、
足の裏がどうなったとしても、全く歩けなくなることは無いだろうと覚悟を決めて普段どおりに歩きます、逆に変に
かばうと他に痛みが出そうな感じがします。とにかくこれも経験です。幸い私の足の裏は痛さを感じるのが鈍いようです。
花折峠まで3時間、峠を下りた「途中」と云う地域で昼食休憩します、何でも阿闍梨がここを通るのだとか。阿闍梨とは
比叡山千日回峰行を達成した、偉いお坊さんです。ここまで各戸から通りへ出てきている人達が、私たちを迎えてくれて
いるだけではなさそうでしたのは、そのためでした。
阿闍梨の一行に跪き、頭に数珠でお祓いを戴きます、ありがたいことです、毎年参加している人でも中々遇うチャンス
がないようですのに、幸運なことです。
食後、残り20kmです、皆ピッチは速いです、負けないように、歩きます。元々歩くのは人並み以下のスピードしか
出ない当方としては頑張るしかありません。マメのハンディもありますが、何とかなるでしょう。
ある先輩が、いつもは歩いているといつの間にか先頭グループになるのに、今日はいつもどおり歩いていると前に
段々離されるんだよ、今日は速いよ、と云うのが印象的でした。
土井のしば漬さんでいつもは食べたことのない「アイスクリーム」を頂いて大休止、八瀬ケーブル下で小休止して、
下鴨神社へ、ゴールは目前です、整列し直して、枡形商店街に入ります。
商店街では、皆さんに拍手で迎えられます、クス球を割らせて頂きゴールしました。
この35kmは忘れられないものになります、マメの足でよく頑張ったと自分を褒めてやりたい気分です。
それも途中、給水等小まめに気遣いして頂いた、京都府ウオーキング協会の会長を初めとするスタッフの皆様のお陰です。
また毎年歩いているせいなのでしょう、沿道の人達からの温かい声援にも感謝・感謝です。
なんとか完歩出来ました。みなさん、どうもありがとうございました。
追記:残念ながら体重は減りませんでした。