比叡山麓門前町の坂本ウオーク   平成21年6月28日(日)








京都府ウオーキング協会の主催です。

ここ坂本は初めて歩きます、いい街ですね。明智光秀の居城地です。

歴史上の評価の芳しくない人がその所領地では、人気が高いことはよくあります。

今日はJR比叡山坂本駅集合です、余裕をもってスタート地点へ向います。

事前予想の天気予報とは違い、晴天の一日となるとのこと。そのせいか一寸参加者が少ないようです。

駅前の石積の郷公園で体操の後出発します、スタートから西教寺までは緩やかな上りです。

西教寺には明智光秀一族のお墓があります。坂本城の城主であったとは云えあの比叡山を焼き討ちした光秀

の菩提を同じ仏教のお寺で弔っているのは、ちょっと異な感じもします。

芭蕉の「月さびれ明智が妻の話せん」の句碑が印象的でした。そう娘のガラシャ姫の墓もあります。

ところで、この地域「お地蔵さん」が多いです、何故なのでしょうかね、「阿波羅屋地蔵尊」、「おかえり地蔵尊」、

「八講堂千体地蔵尊」と、一箇所に沢山の地蔵尊を集めてあるところが多いのです。

自然の石の大小を巧みに組み合わせた野面積みで城壁の石積みをしたあの「穴太衆」はここの人達です、

各地の城壁、大阪城の城壁もこの穴太積みです。当時の技術者集団です。この石の扱いが巧みであることから

多くの「地蔵尊」を残したのでしょうか。

次の「日吉大社」は元々比叡山「日枝山」の神とのこと。全国に3800もの末社があるとのことです。

琵琶湖浜へ出ます、「唐崎の松」と公園「唐崎苑」からの琵琶湖の展望は格別の景色ですね。立派な松です。

芭蕉が昔見た風景と同じかも知れません。 「唐崎の松は花より朧にて」 芭蕉

「坂本城」は昔琵琶湖に迫り出していたらしく、以前琵琶湖の水位が下がったときには城跡の一部が現れたそうです。

ここ「坂本城跡」には、明智光秀像が建てられています。最近若い女性には戦国武将が人気だとか。

最近では「明智光秀は家康の相談役天海僧正と同一人物だ」とか云ったりして、全くよくわかりません。


当方最近ウオーキングが10km超えるころからペースがよくなります、16kmでは少し足りない感じです。

それにしても今日は一日快晴です、暑かったです、ペットボトル3本補給でも結局体重は変らずです。



コース     16km     時間

JR比叡山坂本駅(スタート) − 阿波羅地蔵尊 − 西教寺 − 八講堂千体地蔵 − 日吉大社 −
      9:30             9:35      9:50-10:05      10:15       10:20-35    

慈眼堂 − 高穴穂神社 − 公園唐崎苑(昼食) − 明智光秀の像 − 新唐崎公園 −
 10:50     11:15       11:45-12:30        12:40-13:00     13:30     

聖衆来迎寺 − JR比叡山坂本駅(ゴール)
 13:50           14:05    


JR比叡山坂本駅前の石積みの郷公園にある「生源寺」の「破れ鐘」
比叡山への信長軍の来襲を告げるため叩いた時叩き過ぎて破れたと
伝えられています。
「おかえり地蔵」こう云うのがところどころにあります。
西教寺の明智一族の墓
芭蕉の句について
「八講堂千体地蔵」
「慈眼堂」ここは天海僧正の廟所、家康や紫式部の供養塔があります。
これが穴太衆の野面積み、いわゆる「穴太積み」です。
巧みに大小の石を配して積み上げています。
「唐崎の松」です。
「唐崎の松は花より朧にて」  芭蕉
唐崎から見る対岸の三上山です。
「明智光秀の像」
坂本城跡の碑
聖衆来迎寺(しょうじゅらいごうじ)
奥に見える山門が、坂本城から移築した現存する坂本城関係唯一の
建造物です