鞍馬から三千院コース             令和元年5月5日(祝)





毎日ウオークの例会です。

今年こそは何としても皆勤賞を狙います。

いつもそう思っているのですが、他の例会と重なったりしてうまく行きません。

今のところ今年は大丈夫そうです。頑張りましょう。

今日は鞍馬から大原へ歩きます。

以前に一度歩いたと思うのですが、認知症の気もあり定かではありません。

貴船神社から鞍馬だったのかも知れません。

とにかく今日は鞍馬から大原へ歩きます。薬王坂を越えねばなりません。

はてさて体力は如何です、最近自信を無くしています。

気を取り直して頑張りましょう。
上は見ないで、足元を見て歩きます。

山登りは歩幅を狭くして、テンポを変えずに歩くことでした。

思い出しながらゆっくり歩きます。焦らない、焦らないです。

意外や、意外、20分位で難なくクリアです。大丈夫そうです。

峠を下りると、あの昨年の台風禍が残っています。

風神・雷神と云いますが、恐るべし風神です。

鞍馬の杉の植林地帯を初め今度ほど風神の凄さを感じたことはありませんでした。

後は江文神社の境内で食事をして、大原三千院は前を素通りしてバス亭へ急ぎます。

大原も人が多いですし、京都市内も大渋滞が予想されるとのことで、早めにバスに乗車しました。

そう、江文神社で、ちょっと印象的な碑文がありましたので、紹介しておきます。

先の大戦での戦没者慰霊碑の碑文です。

     きみ見えますか あれはふるさとのいらかです
     きみ聞こえますか 友のよび声です
        寒かったろう 北辺の大地は
        寂しかったろう 南冥の孤島は
     安らかに鎮まりたまえ淡き恋さえ知らぬひとよ
      ここは ふるさと大原の山河です

      昭和の世 この国に未曽有の大戦勃発す
     北に南に 海に空に 激烈なるいくさあり 若者ら
     敢然と国難に立ち向かいしも 戦いは日ごとに
     熾烈をきわむ
      わが子 わが友 わが兄弟 次々と雲流るる
     彼方に散れり 大原の里は 慟哭の声悲し
      さざめの日より半世紀 英霊よみたまよかえれ
     江文の社に 願わくば とこしえに この国の
     いしずえと成らんことを 
      時は平成 われら遺されしもの この碑を
     建立し 過ぐる大戦に殉じた九十余柱の若き
     みたまに捧げ 永遠の鎮魂歌とす
      この碑建立にあたり 地元住民と関係者の
     厚意はかり知れず われら子々孫々に至るも
     報恩感謝の心 忘るることなし
 
     平成四年九月     大 原 遺 族 会 

正直に言って、読んでいてじんときました。

いままで、こんな碑文読んだことありませんでした。

遺族会の皆さんのこころがしっかり響きます。

ここには立派な詩人がいますね。感動しました。


コース      10km         時間


叡山電鉄鞍馬駅(スタート) - 鞍馬寺前 - 薬王坂峠 - 坂の下 - 静原神社 -
   10:10              10:15       10:40      11:10     11:30-40

江文神社(昼食) - 三千院前 - 大原バスセンター(ゴール)
 12:35-13:10       14:10        14:15   

 叡山電鉄
 鞍馬駅前
 薬王坂
 風神被害跡

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