2005/11/27
今日の妄想。
ドミノの瞳から涙がこぼれ落ちた。
それを見て身を引いたイーグルの重みでベットがぎしっ、と音を立てる。
部屋の緊迫した空気の中で時計の音が耳につく。かちこち、かちこち。
……すまない。イーグルは小さく呟いた。けれどもドミノの涙はどんどん溢れ
今は止まりそうになかった。
「あ、あたし……。そんなつもりじゃなかったのに……」
かちこち、かちこち。
殺風景なこの部屋が、施設で与えられたイーグルの寝室だった。
本棚がひとつとベットと机とイスがひとつずつ。部屋にはユニットバスが
備え付けてあり、広いとはお世辞にもいえないが個室というだけで充分な価値がある。
ドミノとの時間を誰にもはばからずに過ごせるのだから。
けれども、泣かせてしまうとは思ってもいなかった。
ベットに座りなおした二人は何も言わない。
涙を止めようとするドミノの息継ぎと、イーグルの腕時計の音だけが
やけに大きく聞こえていた。
気を落ち着かせようとイーグルが紅茶の入ったカップに手を伸ばした。
「イーグルったら。ひどい……」
泣きながら呟いたドミノの言葉に反応して、出した腕を膝の上へ戻し、
すまない、ともう一度言う。キミを傷つけるつもりはなかった、と。
キッとイーグルの顔を見つめ、ドミノが怒りをぶつけた。
「ショートケーキのイチゴは最後に食べるものでしょう!!
楽しみにしてとっておいたのにっ!」
カラになったケーキの皿が、紅茶のカップと共に二人の間でポツンとあった。
「いやオレはてっきり、キミがイチゴを嫌いなのかと思って……」
頭を掻きながらイーグルは弁解したが怒りはおさまらないようだった。
「とっておいたのに~……」
再び涙を流し始めたドミノを見て、イーグルはただオロオロするだけだった。
・・・
とか、そんなオチに萌え。
ていうか最初の2行に萌え。
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