1、長期未収



1ヶ月は延滞している何とも困った客(と、言うか既に客ではない)
1ヶ月遅れ、2ヶ月遅れ、3ヶ月遅れと区分けしながら
求められたノルマ基準以内までに回収を強要される



<支店応対>



1ヶ月を通して、ノルマの基準はその支店の貸付総残高の『0.1%ちょい』となる。
だから20億の貸付残高のある支店だと、200万しか残せない(〃゚д゚;A アセアセ…

100万口2件以外は全て回収となる(汗)かなりきついです。


残高20億の支店ですと、その顧客数は3千人前後位かな。
その中で、未収に残せるのは3人くらいかな。誰が見ても不可能に思えるでしょう(笑)
だから債務者本人だけを追いかけても無理が生じる。

未収が浅かろうと長かろうと、ノルマ自体は過酷です(泣)



【請求の流れ】



1 電話請求 注意点
これはお馴染みの請求行為。入金約束を取ったり債務者の状況を確認したりする。掛ける所は、自宅、会社、携帯電話、実家となる。これが止まっていると淋しいものである(笑) @個人名 決して第三者にサラ金と分からない様に
A伝言 間違っても代表番号は言わないように
Bさりげなく サラ金と分かると警戒される為
C優しく 怒鳴ると『がちゃ切』されるだけ


2 はがき・手紙 戻り葉書
電話だけでは連絡が取れない事と、あわよくば家族にでもばれて、代払いしてもらえないかなと思って出している(笑)内容には5種類あるが、ここでは内緒 @転居先不明 転送届けがされていない
A宛所なし 住んでる様子がない
B棟・号室なし マンション等で何棟か又は号室が
記載されていない為配送出来ない


3 集金
もはや、電話ではラチがあかない、行くしかない。本人が居れば、金策・入金。居なければポストの中や電気メーター等を調べ生活状況を確認する。又近所で聞き込みをし、帰宅時間や車種など情報を集める。 @入金
A情報収集
B張り込み
C休憩
誰に貰っても良い。
回収になるなら細かく様々な情報を

暑かったり寒かったりと1番大変
実はサボってたりする社員がいる




※尊属開示※



債務者の家族に、自分がサラ金である事をばらす(笑)
今現在延滞中であり、至急連絡を乞う。ただし開示=請求が多い(汗)
この人なら払ってくれるかなっと思ったらばらす。後は担当者の腕次第



※尊属請求※


俗に言う、第三者請求。

昨今問題になってはいるが、はっきり言って本人請求だけでは、無理があります。
家族の方にも一肌脱いで頂けなければ・・・



4 調査
電話・集金にて連絡が取れない、もしくは転居等で住所が分からない時など。方法は様々だが、1番活用するのは、やはり『住民票』であろう。他に公共機関にてサラ金と分からない様にも調査する。 新しい住所や電話番号を発見次第、他社に負けじと
すぐさま集金に行く。逃げても地獄の果て迄追いかける


役  所 住民票を取り寄せ新しい住所地を判明させる。最も簡単な調査方法。
郵 便 局 上記で判明した住所に住んでいるか、マンションなのか一軒屋なのかが聞ける場合も
電力会社 名義は本人なのか、滞納中なのか等。新しい住所や電話番号も聞きだせる。
水 道 局 上記同様、新住所や電話番号が聞きだせる。
携帯各社 今の住所地を聞き出す事が出来る。住民票に載っていなくても、ここで判明される。
前  職 債務者と親しかった人が出れば、次の勤め先などが聞きだせる。



詳しい調査方法は、業務上支障をきたす為省略させて頂きますが、

上記の通り簡単に見つける事が出来ます。

仮に1年2年逃げてもらっても見つけ出し支払いして頂きます。


2〜3年払ってないだけで逃げおおせたと思わないで下さいね、債務者の皆さん。

貴方が幸せな新しい人生を切り出すのを待っているのです、私達は。

借金は返さないと消える事はありません。



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