お水の花道
大学には、まだ元気に通っていた初々しい新人ホスト時代の頃のお話です。
私の周りには既に不可解な客が存在していました (〃゚д゚;A アセアセ…
ある夏の日の夜の事、店も良い感じに盛り上がり、忙しい中
そいつらは、いきなりやって来ました
以前に噂だけは聞いた、嫌な3人組!
さすがに、名前は覚えていないが、特徴のあるババァ達だ
@『ロン毛・黒髪』(40代後半)
まず、このバァさんはタチが悪い
どう悪いかと言うと、ボールペンで人の手を刺す!Σ(・ω・ノ)ノ
昔やっていませんでした? 手をテーブルに置いて
親指から順に指と指の間をナイフなんかで通すヤツ
あれをするんですよ、他人の手で。しかも酔ってるのに・・・
もちろん私の指は血まみれです ヽ(`Д´)ノ
殺してあげたい!
A『パーマ・黒髪』(50代前半)
このババァは色狂いです。。。
とにかく若い男を抱きたがります ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
『300万払うから、ホテル行こう』
なんて事をよく言っています
誰も付いて行かないけど・・・ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ
絶対支払えるわけが無い! 顔が貧乏っちいもん(笑)
仮に目の前に金を詰まれても断ります、それ位 すごい顔です(笑)
B『ロン毛・茶髪』(40代後半)
3人組のボスです。強烈です・・・
そして、なぜか私に好意を持っている(汗)(泣)(困)
恐いよ
Σ(□`;)アゥΣ( ;)アゥΣ(;´□)アゥΣ(;´□`;)アゥ
こんな連中を私1人に押し付ける先輩達が恨めしかった ヽ(`Д´)ノ
色気付いたババァに、凶器を握ったババァ
そして私に色目を使うボス女・・・(^^;)嬉しくない!
そんな地獄のようなテーブルで接客する事 数時間・・・
パーマ(色狂い)が帰った(嬉)
だが、まだ黒髪(凶器)が残っている(泣)
まじで手が痛い。しかも既に3人やられている
その上、ミネラル瓶にスナック菓子を詰め始めた(?)
『あんた、一気飲みして(笑)』
殺してあげたい
ε=(怒゚Д゚)ノノ ゴルアァアァアァアァアァ!!!!!
何を考えてるのだ?
お前の脳みそはどうなってる?
1度レクター博士(映画ハンニバル)に料理されてきなさい(怒)
もう好き勝手言われ、断る事も出来ず最悪です(泣)
そんな事してる内に眠りやがった!!!
やった。酔い潰れたぞ(笑) (By 心の叫び)
残る敵はボス女だけだ! コイツさえ何とかなれば・・・
しかし、このボスも結構酔ってる (〃゚д゚;A アセアセ…
目が・・・
目が・・・・・
女の目だ
ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
ボス女
『ねぇ、今度の日曜日だけど・・・』
(何だよ一体?)
『2人で海に行こうよ』
(ヤばい、目がマジだ)
『私、アンタが気に入ったよ』
(そんな目で俺を見るな)
『ねっ、2人っきりで遊びに行こうよ』
無理です
とっても深い事情があって
皆さん、知りたいですか?
マジで勘弁ですよ
深い事情ってのがボス女の正体なんですが
そのボスの正体とは・・・
オカマ
ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
ね、不可能でしょ?
つうか、このオカマはスナック経営者で、男なんだけど『ママ』って呼ばれてます(爆)
だけど、当時のホスト世界は、今の様にTVや雑誌に取り上げられることも無く
『女を食い物にする最低な男集団』と言う地位に有り、『お客様は神様』の時代だったので
ボールペンでの刺傷事件&ふにゃけたお菓子入ミネラルの一気飲に加え
この腐れオカマヤローとの休日に2人っきりで海でデートって言う強烈なミッションも
断れないのです i~ (-人-) 合掌
金に、酒に、男に狂った浅ましい女どもの最低な一面が見れちゃう困った職場でしたが
さすがに、ここまで困り果てるミッションは無かった (〃゚д゚;A アセアセ…
トムよ、お前なら どうこなした? この不可能指令を!?
オカマとホストが夕日の見える浜辺で裸でデート Σ(・ω・ノ)ノ
考えただけでも恐ろしくないか? 身震いしないかい?
私は、逃げ出したいよ 〜〜〜〜〜(ノ≧ロ)ノぎゃぁぁぁぁぁ
数日後、私はオカマの『慰めモノ』になってしまうのか?
まだ若干20歳のピチピチの肌、ギンギンのチンコ、ギラギラした心が
オカマに汚されてしまうのか!? ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
殴ってでも断りたい、そんな自分の心を静めつつ
取り敢えずは、その場を納める為に『喜んで行きましょう』と応えた私
行きましょう ⇒ 逝きましょう の間違いではないのか? (´Д`)ハァ
オカマヤローに『掘られるのか?』、或いは『掘るのか?』
その恐怖に私の精神は自我を保てるはずもなく、約束の前日 私は自棄酒をした (〃゚д゚;A アセアセ…
気が付けば、私は店長の家にいた・・・・・(・・?) アレ?
どうやら無茶な飲み方をし続け、お店のラスト後、そのまま倒れたようだ
真夏に、エアコン切ったままで店に放置も危険なんでと言うことで
私は店長の家に連れてこられたのだが、店長が彼女とイチャイチャしてるもんで
その音で目が覚めてしまった・・・(隣部屋だったので、何も見てないけどね)
そして、神のイタズラか?
私の目覚めた時間は、オカマとのデート準備を始めるにちょうどイイ時間 (〃゚д゚;A アセアセ…
イヤイヤ、ムリだって。二日酔だし、恐らくオカマ・ママの顔を見ただけで吐いちゃうよ(笑)
そんな訳で、仕方が無い事と割り切って、オカマの携帯に電話
事情を話し、断りました・・・
しかし、オカマ事件はコレで終わらなかった Σ( ̄▽ ̄;|||
明けて月曜日、開店早々にボールペン女とオカマが来店 Σ(・ω・ノ)ノ
つうか、扉開口一番『さとる、出て来ぉ〜〜〜い!』と、むっちゃ怒ってる様子
(・・?) エッ 何で怒ってるの?
オカマは前日の浜辺のデートを非常に楽しみにしており
わざわざビキニを買いなおしたという (気持ち悪い話だ)
デートまでの間、そわそわして仕事に身も入らず
ずっと私の事を考えていたという (気持ち悪い話だ)
当日のドタキャンを酷く悲しみ、その悲しみゆえに
ボールペンババァに電話&相談したという
おかげで、このババァが乗り込んできた (迷惑な話だ)
このババァも、オカマも、私の街では長年スナックを経営してきた
バリバリのベテランママさん。そんな2人に睨まれた新人の私は
成す術もない i~ (-人-) 合掌
右手&左手はボールペンで血まみれ
その手で、アイスペールを担ぎ一気飲み
勿論、氷は床に捨てられ、ボトル(ブランデー)がヌルいままストレートで入っている
ついでにスナック菓子も大量に入れられてしまい、非常にマズい! (´Д`)
その間、ずぅ〜〜〜っと罵声・怒声の嵐ですわ (〃゚д゚;A アセアセ…
まるで『前職@金融』にいるかのような後景
一気飲み終了とともにボトルキープ宣言、そして開封直後に総てアイスペールの中へ
ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
さすがに2本ストレートの一気飲みは不可能です(泣)
更に追い討ちが掛かり、ビールやウィスキーまで混ぜられた
お・・・俺を殺す気???
さすがに、この時点で店長たちが慌てて止めに来たんだけど (って遅いよヽ(`Д´)ノ)
店長の倍は年いってて、店長の人生分はママを張ってきた2人
店長でも止める事は叶わず、結局は飲まされていました o(〃'▽'〃)oあははっ♪
開店1時間で、私は立つ事も叶わないほどにグデングデン・ベロンベロン
店の外、雑居ビルの非常階段でゲロを吐きながら朝を迎えました・・・
そして、その隣には青ざめた店長がゲロを吐いていました (〃゚д゚;A アセアセ…
その後、『新人の癖に、あのオカマの誘いを断った勇気ある男』として
街に、その名を知らしめた私は、数々の試練を耐え見事No1になった
後で知ったのだが、このオカマにヤられ、挙句の果て店内で
他のホスト・客に聞こえるように暴露され、夜の街から去ったホストが数人いたらしい
i~ (-人-) 合掌
そんな身崩れたホストは、もはやママ(オカマ)しか頼るとこがなく
暫く飼いならされ、ゆくゆくは捨てられてきたらしい(コワッ)
きったない顔をしたオッさんのオカマと2人っきりでの生活
ヒモとは言え、かなりキツいぞ (〃゚д゚;A アセアセ…
中にはBMWを貰ったり、マンションを貰ったりした奴もいたけど
私は、そんなもん要らない
つうかオカマと同棲なんて不可能だ (〃゚д゚;A アセアセ…
金払いだけはイイので、来るたびに嫌がらせを受けたが、総て私の成績
おかげで売上は上がるけど、手は痛いし胃も痛い
しかもオカマの目が恐い・・・
そんなオカマ・ママさんは、やり手のホストに身ぐるみ総てを騙し取られ
借金まみれになり、店も閉店し、私の街から忽然と姿を消しました・・・
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ
ずいぶんと昔の出来事だけど、TVにある俳優(?)さんが出ると思い出します
すっごい顔が似ていましたので・・・
その俳優は、この人です・・・・・
モト冬樹さんです ( ゚∀゚)・∵.ガハッ!!
顔と言い、髪の生え際と言い、モロこのまんまでしたよ(爆)
この業界、色んな意味で危ない客が多いです
=目次=