お水の花道



大学にもさっぱり行かず、ホスト道を突き進んでいた頃

数回の893事件による心の傷も治りきれていないある日

家に帰りついた時に、鍵を店に忘れた事に気付いた Σ( ̄▽ ̄;|||
しまったぁ〜・・・と思いつつ、後輩に電話したら店の近くの喫茶店でアフター中

当時は飲酒運転の危機感もなかったモンで、平気で車で向かいました (〃゚д゚;A アセアセ…
後輩から店の鍵を受け取り、見事 家の鍵をゲット!
後は、家に帰り寝るだけ・・・の筈でした


店からの帰り道・・・一方通行同士の交差点に差し掛かった時です
事件が発生しました・・・Σ(・ω・ノ)ノ

交差点の、ややド真ん中辺りで
ベンツが停車中

時間は朝の7時過ぎ・・・通勤ラッシュの時間帯です
そう、ベンツの後ろでは通勤途中のサラリーマン達が大渋滞です (〃゚д゚;A アセアセ…

しかし相手がベンツなので、恐くて誰もクラクションを鳴らさない


ベンツの目の前を横切らないと、私は家には帰れない ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
私も一歩通行だからUターン不可能、つうか切り返すスペースも無い ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ

恐る恐る近付いてみたら、ベンツの運転手がよく見える
頭は坊主、目はイっている、そして腕には刺青 ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ












ヤクザだ
 

 
 
Σ(□`;)アゥΣ(   ;)アゥΣ(;´□)アゥΣ(;´□`;)アゥ



またっすか!? またヤクザが登場なのか!?
何で、毎度x2 私はこんな目に遭うんだよ(泣)

私は家の鍵を忘れ、お店に戻っただけ
そして帰るだけだったのに・・・(´Д`)ハァ

このベンツの前を通るしか選択肢が無い私は、恐る恐る頭を下げ横切った
『頼む!コッチに来ないでくれ。神様 助けてくれ・・・』

心の中で、神様・仏様にお願いする私・・・
そんな私を、神は
見捨てた Σ(□`;)アゥΣ(   ;)アゥΣ(;´□)アゥΣ(;´□`;)アゥ


クラクションを鳴らし、ベンツが追いかけてきた (ノ≧ロ)ノぎゃぁぁぁぁぁ

ちょ・・・何で? 何で私が追いかけられなきゃならんのだ!?
しかもお前はヤクザだろ!? 私はカタギの人間だぞ!!!
何で、私がこんな目に遭っちゃうんだよ(泣)

慌てて
K組事務所の前に逃げ込んだが、シャッターが降りている
事務所には誰もいない様子だ
んじゃ、今度は近くの
交番に逃げ込むしかないぞ・・・

大通りに出て、交番を目指そうとした瞬間、私は凍りついた
さすが大通りだ、信号待ちの通勤ラッシュで交番までの道が塞がれている Σ(・ω・ノ)ノ

や・・・ヤバい、こんなトコで停車したらヤクザが降りてきて殴られてしまうぞ!!!
かと言って、信号無視をしようにも通勤ラッシュで不可能だ
交通量が半端じゃない、とてもじゃないが赤信号を突っ切るのは無理だ!自殺行為だ!!!


と、そこでわき道を発見 才オォ( ・Д・ )ォオ才

コレしかない!わき道に入り、突っ切れば
警察署がある
そこに非難しよう、それしかない・・・

対向車にクラクションをしながら、道を開けさせわき道を目指す私・・・
そこにベンツはやってきた・・・






ベンツも対向車を走ってきた

 
わき道に入る瞬間の私に対し

 
 
体当り
で突っ込んできた
 
ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ




中古とは言え、買って半年足らずの愛車ソアラ
そのソアラに、運転席側から体当たりで突っ込んできたヤクザのベンツ・・・il||li _| ̄|○ il||li


ボォ〜とする意識の中で、せめてベンツのナンバーだけでも証拠として覚えるんだ!
ガードレールを突き破り、歩道に乗り上げた衝撃で頭を強打した私は
力を振り絞って、ベンツのナンバーを見た・・・






アルファベット
じゃないか!?
 
工エエェ工エエェ(゚Д゚(゚Д゚)゚Д゚)ェエエ工ェエエ工


映画で見かける、海外のナンバープレートみたいで
数字が多過ぎて憶えきれないよ (〃゚д゚;A アセアセ…

そして薄れいく意識の中、ベンツは何事も無かったの如く逃げていった il||li _| ̄|○ il||li

家の鍵を取りにいっただけの、その帰りの道中
私の
惨劇は、まだ終わっていなかった  i~ (-人-) 合掌

〜To Be Continue〜



この業界も大変なんです

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