跡取息子 Part2



 

【債務者データ】
織田君(仮名)
20代前半 男性  借入残高:50万


1人暮らしの為の諸経費として20万借りたいと言っていた織田君
そんな彼に
不正を行い50万貸し付けた先輩 (〃゚д゚;A アセアセ…

そんな彼を追いかける羽目となった私・・・il||li _| ̄|○ il||li



前回、尊属開示のつもりで実家に電話をし、お婆ちゃんからの得た情報
それは、山に篭って1年間の坊主修行で留守!って事 Σ(・ω・ノ)ノ

オイオイ、借金した直後に支払い放置で
出家ですか? ヽ(`Д´)ノ

唯一の通信手段だった携帯電話は、朝から晩まで電源オフ (´Д`)ハァ
実家に電話をしても、檀家廻りなのかオヤジは留守 (´Д`)ハァ
母ちゃんでも電話に出てくれれば話の持っていきようがあるんですが
何度かけても、いつかけても、電話口にはお婆ちゃん・・・il||li _| ̄|○ il||li

耳が遠いから会話するだけで疲れます ρ(・ω・、)イジイジ

しかも、こんな弱弱しいお婆ちゃんに『開示』するのは酷な話である

老婆を騙して、馬鹿な孫の借金の代払いなんて人のやる所業じゃない
出来れば、この先・・・お婆ちゃんの中の織田君は跡取としての
立派な坊主と言うイメージで天国に送ってあげたい・・・

借金を踏み倒す様な、ロクでもない
腐れボウズのレッテルを貼らせる訳には行かないのだ!



そんな心優しい私の気遣いを丸で知らない織田君は相変わらず電源オフ
その間、私は何度となく上司に謝る始末・・・il||li _| ̄|○ il||li
取立ノルマの期限が迫ってると言うのに、織田君は返してくれる見込みが無い


『仏の顔も3度まで』
   どんなに優しい仏様でも、3回踏み倒されたら怒っちゃうよ!って意味だ(笑)

私は、そんなに気は長い方ではない・・・むしろ超短気だ o(〃'▽'〃)oあははっ♪


『予定は未定』
   するつもりでいた予定も確定ではないので、変更も有り得る!って事だ(笑)

私の予定・・・ソレは、お婆ちゃんには優しい織田君のイメージのままでいてもらう事

しかし、ソレは確定ではない
単なる私の
『情』であり、織田君を追い詰める事は『業』である
仕事に私情を挟む事は出来ないのだ・・・ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ


Let's Go! 尊属開示だ!

o(〃'▽'〃)oあははっ♪




って事で数時間後、支店に登場した
祖母


その手に
孫の返済金 を持って・・・






説得成功



ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ





誠に申し訳なかったのですが、上司のハンパじゃない追い込みに屈してしまい
お婆ちゃんに
『孫の実態』を話す羽目となっちゃいました・・・il||li _| ̄|○ il||li

『馬鹿な孫で申し訳ありません』・・・深々と頭を下げ代払いしてくれるお婆ちゃん

(コチラこそ、不正までして貸し付けた『馬鹿な社員』をお許し下さい・・・)←心の声(笑)


そんな訳で、『両親には内緒にしてくれ』と言われ、毎月お婆ちゃんが代払いをしてくれるようになり
いつしか、織田君のことも忘れかけたある日の出来事・・・










 

祖母入院



工エエェ工エエェ(゚Д゚(゚Д゚)゚Д゚)ェエエ工ェエエ工

〜 To Be Continue 〜


【今回の教訓】
  

高齢者の代払に
 
ハプニングは付き物です
 
Σ(□`;)アゥΣ(   ;)アゥΣ(;´□)アゥΣ(;´□`;)アゥ



=目次=