単車



俺が通った高校では、免許を取っても退学 Σ(・ω・ノ)ノ

そして、無免がバレれば退学・・・i~ (-人-) 合掌


ちなみに、未成年者の運転する車・バイクに乗ってるのが発覚すると

例え運転手が免許を持っていても停学なのだ(〃゚д゚;A アセアセ…


そんな問答無用な勢いで生徒を押さえ込む校則のある学校に

俺の同級生が、ノーヘル・無免・盗難車で迎えに来ました(〃゚д゚;A アセアセ…


教師にバレたら、即刻 退学処分だよ・・・il||li _| ̄|○ il||li

と、思いつつバイクにまたがり家に送ってもらいましたヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ



そんな高校生活を送っていた、ある日の事・・・




隣町の図書館で受験勉強をし、真面目な高校生を半日過ごした後の出来事です

そのまま駅まで歩き、JRで帰るつもりでした

そんな俺の目の前に・・・あってはならないものがありました
























鍵が付いたまま放置中の




バイクを発見


o(〃'▽'〃)oあははっ♪





きっと駅まで歩く俺を・・・電車を待つ羽目となる俺を・・・更に駅から家まで歩く俺を

神が憐れと思い、真面目に勉強をした御褒美にくれたのだろう・・・と解釈する俺o(〃'▽'〃)oあははっ♪



だって、目の前に鍵付いたままで置いてあるんだもん、誰だって同じ事するでしょ?

てな訳で、神のご好意を無駄にしない為にもバイクで帰りました・・・

帰りの途中、仲のいい友人宅に寄って2ケツで別の友人宅へ

んでもって、そのまま3人で遊びに出かけましたヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ アヒャヒャヒャ



街の外れにある、5分程で ぐるっと1周出来る道を見つけ、交代で乗り回す俺たち

近くにはチョイと有名な池があります



この池・・・何で有名かって言うと、盗難車を沈めるのに便利な池なんですo(〃'▽'〃)oあははっ♪

色んな人たちが証拠隠滅の為にココの池にあらゆる物を沈めてきたのです


そんな池の傍で、ガソリンが無くなるまで乗り回して遊ぼうって事で気分はウハウハ

そうこうしてるウチに日も沈み、辺りは暗くなっていきました・・・





あまり目の前が見えない・・・・・鳥目なもんで(〃゚д゚;A アセアセ…



ハイビームにすると対向車がパッシングしたりクラクションを鳴らしたりで五月蝿いヽ(`Д´)ノ

かと言って、普通のライトじゃサッパリ前が見えないんです(σ・∀・)σYO!!

しかも視力が0.1くらいなのにメガネもしてないからマジで危険な状態(〃゚д゚;A アセアセ…




さっきまで何周も走ってたが、はっきり言ってコースなんて覚えていないぞ

この先は右なのか左なのか? うっすらカーブは見えるが、よく分からない

つうか、減速すれば済む話なんだけどねo(〃'▽'〃)oあははっ♪



若いって言うのは、時として無謀な事に挑戦したくなるのです!!!


み・・・見えないって思いながらも勘で運転しつつ直線・カーブを突き進んでいく

そして、ひょいと現れた直線を見た俺は、一気にフルスロットル!!!


そして俺は、即座に過ちに気付きましたΣ( ̄▽ ̄;|||










暗くて分からなかったけど

俺が直進道路って思った、その道は









超 左カーブ


ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!







目の前には山しかなかった

i~ (-人-) 合掌



ちょ・・・マジやべぇ ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ

慌ててギアを落とし、ブレーキをかけ、全体重をかけて曲がろうとした俺


しかし、時既に遅し!!!


思いっきりなスピードで、思いっきり山に乗り上げてしまった Σ( ̄▽ ̄;|||




漫画であるような感覚、『超スロー』な時間に包まれている俺

とんでもないスピードで乗り上げてしまい、吹っ飛ばされている俺なんですが

周りの景色が鮮明に見える、山に生えている草木までキレイに見える・・・(〃゚д゚;A アセアセ…



何だ、この感覚!? 俺は死んでしまうのか? ・・・・・そんな恐ろしい感覚を覚え始めた俺の目の前には


なぜか墓石が1つだけポツンとあるΣ( ̄▽ ̄;|||


スローな感覚に包まれている俺だから認識できた、その奇怪な墓!

そして必死にハンドルを握り、バイクもろとも吹っ飛んでる最中ですが、前輪がこのままじゃ墓に当たってしまう

ま・・・まさか!?




実際には超スピードで吹っ飛んでる俺・・・いくら感覚が研ぎ澄まされスローに見えていても

とてもじゃないが回避する術もなく、単車の前輪が墓石へと当たるΣ(・ω・ノ)ノ

と、同時に単車がつんのめってしまい、今度は後輪から突っ込むように吹き飛ばされる俺



あまりの衝撃に、ついハンドルから手を離してしまい、単車の前を飛んでいく俺

自分の身体が回転しながら飛んでいるのが分かる、そして直ぐ後ろにバイクも共に飛んでいるのが理解できる

だ・・・大丈夫なのか???




俺の頭の世界では数分間は飛んでいるように感じる

実際は、ほんの数秒の出来事だったんだろうけど、かなりスローに感じる為 変な気分だ

そんな夢の(?)低空飛行が終わった瞬間・・・




俺の身体は信じられない衝撃と痛みを伴い地面に激突Σ(・ω・ノ)ノ

と、同時にスローな時間も終了し、今度は何も把握できないスピードで地面を転がり続ける


地面に落ちた衝撃、転がり続けた痛みで、意識が朦朧とする中に更なる衝撃が背中に走った

と言うのも、背後に舞っていた単車が俺の背中に飛んできたのだ(〃゚д゚;A アセアセ…


満身創痍・・・シャレにならん激痛の中、起き上がることも出来ない

こんな時に限って車も人も通りがかる事無く、俺は1人 痛みに苦しみ気を失ってしまった・・・il||li _| ̄|○ il||li




その頃、帰りの遅い俺を心配し、コースを歩いてきていた友人2人

しばらくして道路に横たわる俺を発見!!!

慌てて抱きかかえ、俺の名を呼び叫ぶ・・・



俺はまだ生きていた・・・(って当たり前か)



幸い、着地した地面が山だったことで、土や草木がクッションとなり

骨折はしていなかった

単車に激突された背中も激痛は走るが、肋骨などに異常は見られなかった


運のいい事に、重度の打撲と擦り傷だけで済んだのだo(〃'▽'〃)oあははっ♪



それから友人2人がエンジンの掛からなくなった単車を押して歩き

例の池へとポワしちゃいました・・・証拠隠滅!!!


その後、全身が痛み 歩くのがつらいので、近くに住む同級生に連絡を取り

看護婦である姉貴に多少の処置だけしてもらい、車で自宅に送ってもらいました


死ななくてよかったよぉ〜 (〃゚д゚;A アセアセ…






翌日、通学の為に朝起きてみると


まだまだ全身から激痛が走るのだが


更に首が動かない有様になってしまった

Σ(・ω・ノ)ノ



ムチ打ちだ


Σ(□`;)アゥΣ(   ;)アゥΣ(;´□)アゥΣ(;´□`;)アゥ



首が動かない、顔中が擦り傷だらけで、更に腫れているんだな

全身ズキズキ痛むし、満足に動けない有様(〃゚д゚;A アセアセ…


そんな俺を見て、教師が『喧嘩したのか?』って質問してきた



喧嘩なら『お咎めナシ』だ

だけどさ、『盗んだバイクを無免で走り回って事故った』なんて言ったら

俺は間違いなく退学だよ(〃゚д゚;A アセアセ…



チャ・・・チャリで転んじゃいましたo(〃'▽'〃)oあははっ♪・・・って誤魔化しました



そんな訳で学校にはバレずに済み、退学は免れました



それにしても
なぜ墓なんかのある所で?





あのお墓は!?



墓に眠っていた亡霊に
引き寄せられ事故を起こしたのか?



それとも守られたから
大怪我も無く無事に済んだのか?



果たしてドッチなのだろう・・・




それにしても大変な目に遭っちゃいました・・・i~ (-人-) 合掌



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