−印籠制作工程−
■木型選び まずつくる印籠の形や大きさにに見合った二本の木型を選ぶところから始まります。 一本は印籠の外形用。そしてほんの数ミリ小さなもう一本は内側の立ち上がりに使用されます。 |
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■サビ付け 和紙に漆とトノ粉を練り合わせたものを塗り、 それを木型に巻くサビ付けをします。 印籠は和紙を土台に繰り返しサビ付けされる乾漆の技法によって作られます ■紐の穴を通す工程 紐通しの穴は無油漆を和紙に塗り、 それを丸め小さな管をつくります。 |
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■孔の固定 |
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■組み立て 印籠の組み立ては薄いヒノキで作られた底板を完成した段に接着。 更に外側の段に内側の立ち上がりを組み入れます。 段と立ち上がりのあいくち部分を合わせます。 ■梨子地蒔き 組み立てた立ち上がりの内側と外側に、 金の梨子地を蒔く内部の仕上げを行います。 梨子地を蒔いた後、漆を塗りそれを乾燥し研ぎ出します。 |
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置目 毛打ち |
あいくち金 最後に全てのあいくち面に漆を塗り、乾き間際に金粉を蒔きます。 乾燥後、生正味漆を綿で摺り漆を行い、乾燥させます。 乾燥後,蒔いた金の種類によっては菜種油、石粉などをゴムにつけ磨きます。 |