三菱ギャランL ハードトップ GS(A53HGS)

<概要>
 クルマトップページにも使用したこの写真は相模湖で撮影したもの。
 年式は'72年(昭和47年)。
 このクルマ、結婚前、昭和51年10月にカミさんが免許を取り、一緒に車を物色して見つけ、中古購入したもの。
 つまり、もともとはカミさんの車。
 目白通り谷原交差点付近の三菱販売店で中古で購入した。
 カミさんの車とは言うものの、実際には、ほとんど私の好みで選んだ。
 「ギャランはGSでなきゃクソだぞ!」とか言いながら...
 購入時検討の対象になったライバル車はマツダRX−3サバンナGT。
 実際、サバンナに決定しかけたときもあった。
 最終的にギャランにした決め手は、サバンナの足回りの評判の悪さ、ロータリーの燃費の悪さだった。
 知り合いから「ロータリーは中古で買わないほうがいいよ」なんて助言されたのも効いたかな?
 当時サバンナはスカイラインGT−Rの連勝を止め、富士のスーパーツーリングで常勝。
 対するギャランLは、サザンクロスラリー三菱車5連勝の最初の1勝目を上げた車(翌年からはランサーGSRで4連勝)。
 結果的にはレースで強い車よりラリーで強い車を選択したって訳だ。
 車両43万円、諸経費込みで60万円だったと記憶している。
 納車は11月3日だった...なんで覚えているかというと、代金の60万円を封筒に入れて胸の内ポケットにしのばせ、入間で開かれた自衛隊記念日の航空ショーを観にいき...
 その足で、車を取りに行ったから...当時としては「大金」を持っていたので、気が気ではなかった。
 ちょうどその頃は航空自衛隊が次期戦闘機の選定をしていた時で...
 ブルーインパルスの展示飛行のあと、F14トムキャット、F15イーグル、F16ファイティングファルコンがデモフライトをした。
 納車約束の時刻が迫り、後ろ髪引かれる思いで稲荷山公園の駅に向かっているときF14がデモフライトをしていた。
 直前に観たブルーインパルスもマッツァオ(真っ青)になるようなスゴいデモフライトだった。
 結果的に日本はF15イーグルを選定したが...
 あ..話が脱線している...ギャランに戻ろう。
 翌昭和52年5月にめでたく現在のカミさんと結婚し、新婚旅行はこのギャランで...
 能登半島から京都に抜け、東名で帰ってくるという、海外旅行おおはやりのご時世としてはなんとも「地味な新婚旅行」の足になってくれた。

 参考までにカタログを掲載する。
 カタログでは「SUツインキャブ」となっているが、私の車にはストロンバーグ型のツインキャブが装着されていた。
 詳細はわからないが、知り合いの修理工場で訊いたところ「ある時期にわずかに生産された特殊車」だとのことだった。
 

<主な改造>
 さて、このギャラン、外から見るとほとんどノーマルなのだが、中身は意外と改造車。
 外見の改造は、フォーミュラ1のアルミホイールにダンロップスチールマックス70のタイヤを履き、マーシャル810フォグ(白色)を装着している程度。
 810フォグは510ブル同様バンパー上やや右に寄せて1灯だけの装着。
 ブランド品になったところが学生から社会人への進歩の跡..(笑)
 70%のスチールラジアル、アルミホイールは今でこそ「ノーマル車」だが、当時としては結構目立ち改造だった。
 アルミホイールも今ほど安価ではなく(ま、今でも高いのは高いがね..)、このフォーミュラ1も1本2万円(5.5JJ/13)...計8万円は月給並..(汗)
 また、これも当時としてはこだわり...ヘッドライトは4灯ともシビエのハロゲンに換装していた。
 ハロゲンライトは調整が難しく、しょっちゅう15分ほどで行ける津久井湖畔の駐車場まで出向き(当時は町田市相原町に住んでいた)光軸調整をした。
 考えてみれば真っ暗い湖畔の駐車場で...怪しい人物だったかも..(笑)

<2011年4月8日追記>
 目立たないところでは電動アンテナを左後に装着していた。(左写真)
 あと、この写真では「MITSUBISHI」とロゴの入ったマッドフラップが確認できる。
 今のご時世、マッドフラップを付けようとすると一台分で2万円ぐらいするが、この当時は左右一組で780円ぐらいだった。
 ついでに触れるとスキーキャリアなど680円ぐらいで入手出来、結構工夫すればスキー以外にもいろいろ積めたので重宝した。
 最近はカーアクセサリー全般、ちょっと高価すぎますね。
 それだけ裕福な人が増えたのでしょうか?
<以上追記> 

 さて、ギャランの中身に話を戻そう...
 電気系はソレンセンのイグニッションコイル、モノマグプラグコード、パワーフライトイグナイター(多極スパークプラグ)と、ほとんど総入れ替えで、ディストリビュータキャップも透明なものに換装していた。
 三菱製のトランジスタイグナイター(ダイヤスパーク)も装着していたが、これは後に不調になったため、最終的にはウルトラ(永井電子製)を装着していた。
 燃料系は10〜15%燃費節約と謳われていたエコノマイザーを装着していた。
 これは、燃料フィルター付のBタイプと呼ばれる高級仕様の方...だが、あまり燃費に目立った変化はなかったなあ。
 内装では、フットレストを装着し、アクセルペダルは金属製穴あきの吊り下げ型を装着していた。
 まだ、走り屋だった時代なので、身体のホールド性向上とヒールアンドトウがやりやすいように改造したもの。
 ダッシュパネルでは、ヒーターコントロールの上にある小物入れを外し、ピッタリ合うように3mm厚ベニヤ板でパネルを作って大森製の油圧計と矢崎製のアンメーターをつけていた。
 大森製の油圧計はブルドン管式で電気式のものに比べて反応が早く、ほとんどタコメーターのように動く...気持ちいい。
 オーディオは当初ついていたアイワ製の純正カセットチューナーの回転が遅く、半音ぐらい音程が狂うので、すぐにクラリオン製のものに換装した。
 スピーカーはパイオニア製16cmコアキシャルのTS−166を使用していた。
 このスピーカーは、なかなかいい音だったなあ。
 その他のプチ改造としては...
 電磁式のトランクオープナー...ギャランの場合、ユニットをトランクリッドにつけるので、重さのため、トランクが開いた状態で止まっていてくれない。
 これはカミさんには不評だった。
 三つ葉電子ホーン...トラックのように「ファ〜〜ン」と余韻の出るやつ。
 ま、このあたりは性能には関係ないけど...
 ただ、この頃の車は現在のハイテクカーと違い、「いじる楽しみ」があった...

<ちょっと一言>
 突然「ですます調」になります。
 珍しく雑誌のQ&Aコーナーに投稿したときの話です。
 あまりにもいい加減というか読者をバカにした返答にあきれ返ったエピソードです。

 古い話ですが、昭和53年のこと、家にあった月刊自家用車'72年(昭和47年)2月号を読んでいたところ、愛車ギャランに関する記事が出ていたのです。
 当時のライバル車を比較する特集記事で、その中にセリカ1600STと我がギャランGSを比較した記事があったのです。
 内容を読むとほぼ総ての面でギャランが勝っていて、言ってみればベタ誉めなのです。
 ニタニタしながら読んでいくうち...
 「..リアにトーションバー式スタビライザーを採用..」という、くだりが目に留まりました。
 「なにっ!?」っとばかり、すぐに愛車のところへ飛んで行き、下から覗いてみたんですが、「らしき」モノは見当たらない...
 っという訳で、当時の愛読書「オートメカニック」に投稿したわけです。
 「月刊自家用車」と「オートメカニック」はどちらも内外出版社の発行なので、調査できると思い、記事の出ていた「月刊自家用車'72年2月号」と明記して...

 左の記事がオートメカニック'78年7月号に掲載された返答記事です。
 まったく答えになっていないのです。
 たかだか5〜6年もののクルマを「古年式車」という気配りの無さもさることながら、スタビライザーのことにはまったく触れず、話題を質問とは無関係のトルクロッドにすり替えて「似ているけど違う」と言って終わり。
 ユーザーが何を意図して投稿したのかをまったく無視した返答と言わざるを得ません。
 「あ〜..この程度の人たちが編集している本なんだなあ..」と幻滅し、以後「オートメカニック」を買うのをやめてしまいました。
 編集者にとってはたくさんある投稿のうちのひとつなのかもしれませんが、誠意ある親切な回答を求めた切実な質問なのに...
 私はこの件以来、質問された際、相手がどのような回答を求めているのかをよく考えるようになりました。
 これを読んでくださった方、何かを感じて今後に活かしていただければうれしく思います。


<2004年5月4日初稿>
   

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