HONDA Dream CP77
免許を取って最初に乗っていたのはこの、CP77。
ベストセラーだったCB(M)72(250cc)を白バイ用にボアアップして305ccにしたのがこのCP77。
CPの「P」は「Police」のPとのこと。
外観上の違いはタイヤの太さぐらいだろうか...
CB72同様、この時代のホンダのスポーツバイクには180度クランクの「Type1」と360度クランクの「Type2」があった。
2回転に1回爆発する4ストロークのエンジンでは2気筒の場合、360度クランクのType2の方
が均等にトルクを発生するので低速域では扱いやすく、180度クランクのType1はトルクの発生が不均一
になるので低速域では扱いにくいが、動的バランスに優れるため、高回転域では円滑なレスポンスが得られる。
実はこのバイク、友人の持ち物だったのだが、しばらく借りて乗っていたので、ずうずうしく「愛車」
の中に入れた。
この写真は2台写っているが、手前が私が乗っていた方で、Type2である。
もう一台も友人のCP77で、こちらはType1。
ちなみに免許を取って初めて「乗った」のは、このType1の方のCP77である。
昭和44年、真冬の12月28日に富士五湖めぐりを目指し、2台のCP77でツーリングに出かけ、
河口湖畔で一休みしたときに写したもの。
しかし、真冬...まだ中央高速もなかったころ...
冷え切った身体をここでの焚き火で暖め...
長すぎたんだ...休憩が...
結局、河口湖から西湖、精進湖までは何とか行ったが...
本栖湖と山中湖...両端の湖は断念して帰ってきた。
河口湖から西湖までは凍結路で、行きの昇りは何とかクリアしたが...
帰りの下り...全面凍結路をこわごわ下りていったら...
カーブの向こうで...
なんと、ライトバンがスピンして道を塞いでいるではないか...
急停車っ!!..できるわけがない。
二台のCP77は、悲しくも時速10kmで同時転倒とあいなった。
でも、ま、バイクもダメージほとんど無かったし、ライトバンにもぶつからず...
ま、いっか!...
こちらはさっき出てきた友人のType1の方にまたがった写真。
場所は多摩湖...
当時の多摩湖周辺はいたるところに空き地があって、アクセルターンやジャンプの練習ができた。
最後にCP77のカタログを..
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<2004年4月初稿>
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