要請書

[要請書] 米空母艦載機訓練の即時中止を求める

 横田基地での米空母艦載機の訓練通告にたいし、怒りをもって抗議するとともに訓練の即時中止を要求する。
 横田基地は人口密集地にあり、このような場所に本来、軍事基地などをおくべきではない。横田基地周辺住民は、耐え難い爆音と事故の危険の中で、大きな不安と怒りを持って生活している。
 昨年一〇月にはC9患者輸送機のエンジン火災事故が発生している。また、一二月には、横田基地所属の二名の米軍兵士により、傷害・殺人未遂容疑事件が引き起こされた。このように引きつづく事件・事故に周辺住民は不安を募らせている。
 にもかかわらず、米空母艦載機による夜間離発着訓練を強行することは、周辺住民の生活と感情を踏み躙るものであり許すことはできない。
 米軍の訓練のために提供される「施設および区域」は、日米地位協定によって特定、公表されている。しかし、空母艦載機の訓練区域は、特定も公表もされておらず、地位協定上も認められていないものである。にもかかわらずこうした訓練を行うことは米軍の横暴であり断じて許すことはできはない。
 われわれは、こうした住民無視の訓練の即時中止ならびにその元凶である横田基地の撤去および横須賀基地からの米空母の撤退を重ねて要求するものである。

一九九九年一月一一日
横田基地撤去と基地被害をなくす共同行動連絡センター
代表委員 岩本寅次(西多摩労組連議長)
       児島 徹(医療法人健生会理事長)
       鈴木亜英(三多摩法律事務所弁護士)
       田中龍男(国立・立川・昭島労連議長)
       浜林正夫(一橋大学名誉教授・横田平和まつり実行委員長)
       三好鑛一(三多摩労連議長)

在日米軍兼第五空軍司令官ジョン・B・ホール中将殿
在日米軍横田基地第三七四空輸団司令官マーク・A・ボルチェフ大佐殿


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