米海兵隊による女子高生ひき逃げ事件


沖縄・米軍身柄引渡しを拒否
 沖縄県北中城村の国道で、乗用車に乗った在沖縄米海兵隊員(23)が女子高生(18)の原付きバイクに追突して逃走した事件で、沖縄署は八日、業務上過失傷害などの疑いで逮捕状を取り、海兵隊にこの隊員の身柄引き渡しを請求しました。米側は、「事件の重大性は認めるが、日米地位協定にもとづき起訴までひきつづき拘束する。引き渡し要請は日米合同委員会を通してほしい」と、請求を拒否しました。

 米軍側は地位協定などにもとづいて起訴までは容疑者を拘束できますが、殺人、婦女暴行などの重大事件については、起訴前でも日本側の要請に「妥当な考慮を払う」としています。この場合、外務省北米局長と在日米軍司令部参謀長などで構成する同委員会で、身柄を引き渡すかどうか話し合うことになっています。同県警は外務省に同委員会への付託を要請するかどうかなどについて、警察庁と協議しています。

 被害者の女子高生は死去。怒り広がる。