石原都知事横田問題で米大使と意見交換

報道によれば石原慎太郎東京都知事は26日午後、都庁に卜−マス・フォーリー駐日米国大使の表敬訪問を受け、知事が選挙公約に掲げた米軍横田基地の日米共同使用などをめぐって意見文換しました。  フォーリー大使は「国防と外交は中央政府の問題」として、東京都は交渉相手としての資格がないとの考えを伝えました。横田基地の日米共同使用は石原氏の公約の一つですが、米国側から「NO」を突き付けられたかたち。  フォーリー大使は「横田は米軍にとって東アジアの輸送、後方支援に欠かせない空港」と重要性を強調。その上で「地方自治体には外交、防衛問題の権限がなく、中央政府としか話し合うことができない」とのべ、これに対し、石原氏は「選挙期間中の発言を今後も続ける」とのべました。  6月2日に予定される石原知事の横田基地視察は計画通りおこなわれる予定で、フォーリー大使は歓迎の意向を伝えました。

石原都知事が駐米大使を都庁によび横田基地返還を求めたことは、評価に値する行動であり、私たち基地の撤去を願って運動を進めてきた多くの仲間の運動を反映するものです。 石原氏の一連の行動は、横田基地問題が都政にとってさけてとおれない大きな問題であることを反映した行動であると思います。
 しかし、石原氏の軍民共同使用、返還後の民間飛行場建設は、周辺住民が爆音問題でどれほど被害を受けているのかを知らない、あるいは無視した発言として見過ごすわけにはいきません。飛行場建設も共同使用もともに、騒音をいっそうひどくし、事故・墜落への危険度をよりたかめるものです。


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