NLP夜間離発着訓練に関して横田基地申し入れ行動を行いました


 横田防衛施設事務所は19日18時10分、周辺自治体に対し、横田基地において、6月29日から、7月2日(予備日6月27日から7月3日)13:00から15:00及び20:00から22:00(予備日の場合12:00から22:00)艦載機の訓練を行う旨通告してきました。
 横田基地撤去と基地被害をなくす共同行動連絡センターは、この訓練に反対し、厳重に抗議するとともに、中止を申し入れるため、下記のように横田基地への申し入れ行動を行いました。

日  時  6月24日(水) 午後3時15分集合
集  合  横田基地第二ゲート交差点交番前

[要請書] 米空母艦載機訓練の即時中止を求める

 横田基地での米空母艦載機の訓練通告にたいし、怒りをもって抗議するとともに訓練の即時中止を要求する。
先般一月に行われた横田基地での突如無通告のNLP(夜間離発着訓練)は一日五〇〇回を越え、訓練終了時間は、午後十一時五九分というまさに住民無視の暴挙というべき訓練であった。この訓練に周辺自治体をはじめ東京都は即時中止の怒りの態度を表明し、貴国のコーエン国防長官もはじめて「迷惑をかけて申し訳ない。今後このようなことがないようにつとめたい」と陳謝している。
 この三月東京都議会は、「周辺住民の平穏な生活を確保するという立場から、米空母艦載機による離発着訓練の中止をはじめとする横田基地および厚木基地周辺の総合的な航空機騒音防止対策の推進に関する意見書」を全会一致で採択している。
 こうした状況にもかかわらず、再び訓練を強行することは、都議会の総意を踏み躙るものであり決して許すことはできない。
 人口密集地にある横田基地は、住民から「静かな夜」を奪い、三〇万人に耐え難い精神的・肉体的苦痛を与え続けている。そもそも、米軍の訓練のために提供される「施設および区域」は、日米地位協定によって特定され、公表されているが空母艦載機の訓練区域は、公表も特定もされず地位協定上認められていないものである。しかしながらこうした訓練が堂々とまかり通り、周辺住民に耐え難い苦痛を一八年間与え続けていることこそ、米軍の横暴であり断じて許すことはできはない。
 われわれは、こうした住民無視の屈辱的な米軍の横暴に強く抗議し、訓練の即時中止ならびにその元凶である横田基地の撤去および横須賀基地からの米空母撤退を重ねて要求するものである。

一九九八年六月二四日

横田基地撤去と基地被害をなくす

共同行動連絡センター

代表委員 岩本寅次(西多摩労組連議長)
児島 徹(医療法人健生会理事長)
鈴木亜英(三多摩法律事務所弁護士)
田中龍男(国立・立川・昭島労連議長)
浜林正夫(一橋大学名誉教授・横田平和まつり実行委員長)
三好鑛一(三多摩労連議長)
在日米軍兼第五空軍司令官ジョン・B・ホール中将殿
在日米軍横田基地第三七四空輸団司令官アラン・J・ブライディング大佐殿