1・25新横田基地公害訴訟団「高裁での勝利めざして総決起集会」

 1月25日、八王子労政会館で新横田基地公害訴訟団の「高裁での勝利めざして総決起集会」が開かれました。
 新横田公害訴訟は1996年第1次3140名、1997年第2次2781名が「眠れる夜を返せ」と提訴を行いました。国側の執拗な引き延ばし戦術の中で6年の闘いを強いられながらも、訴訟団は昨2002年5月、地裁で賠償勝訴の判決を勝ち取りました。全国初の対基地大規模訴訟が米軍横田基地の飛行の違法性を再確認させ、賠償勝訴の判決を勝ち取ったことは、歴史的な意義を持つものです。しかし、判決は飛行差し止めが欠け、将来にわたる賠償を認めず、陳述書未提出者への賠償を否定し、危険への接近による賠償減額を行うなど重大な欠陥を持つものです。
 訴訟団は、控訴を決め、現在高裁の闘いへ向けて準備を進めています。
 25日の集会第1部では、地裁判決の欠陥をただし飛行差し止めを実現することをめざして、高裁の闘いを進める基調報告が行われ、第2部では、厚木・小松・嘉手納・普天間などの基地被害と闘っている仲間と共に「ともに実現しよう爆音のない空を−基地騒音訴訟をいかにたたかいぬくか」というパネルディスカッションが行われました。
 集会では、三多摩労連議長で、横田基地撤去と基地被害をなくす共同行動連絡センター代表の菅谷正見さんが来賓あいさつを行いました。

 
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