正月三が日飛行停止要請

正月三が日飛行停止などについて 横田基地要請行動

 耐え難い騒音をまき散らし続ける横田基地に対して、せめて正月三が日は静かにしろという最低限の要求を突きつけること、11・23集会に結集した仲間の怒りの声を伝えることを中心に、下記のように横田基地に対して申し入れ行動を行い、9名が参加しました。
日 時  12月23日(休日)午前9時15分
場 所  横田基地第2ゲート交番前集合     
(福生駅下車徒歩10分)

要 請 書

 横田基地は人口密集地にある。このような場所は本来軍事基地などをおくべき場所ではない。横田基地周辺住民は、横田基地の耐え難い騒音と事故の危険に対して大きな不安と怒りを持っている。基地の騒音に対する訴訟に約六千名の住民が立ち上がっていることは、住民の不安と怒りの大きさを証明している。
 今年七月一四日、東京都議会が採択した「横田基地・多摩サービス補助施設の返還に関する意見書」は、周辺住民と東京都民の怒りを反映するものである。
 正月を祝うことは日本国民にとって大変重要な行事である。中でも一月一日、二日、三日は三が日といって正月の中でも最も大切な日である。
 しかるに、今年は正月三が日にも横田基地では軍用機の飛行が行われた。貴国の行事であるクリスマスには飛行が差し控えられていることを考えると、米軍は我が国の習慣である祝祭日及びそれに寄せる日本国民の感情に対して、隣人として当然の敬意に欠けていると言わざるをえない。学校の春の運動会の上空を戦闘機が爆音をまき散らして通過したこと、基地の「友好祭」を地域の神社の祭礼の日にぶつけてきたことなどを併せ考えると、われわれは大きな憤りを禁じ得ない。
 われわれは、正月三が日をはじめ日本の祝祭日には飛行・訓練をおこなわないこと、および、米空母艦載機の飛行・訓練は全面的に禁止することを要求する。また、われわれは、一一・二三横田基地返還要求集会に集まった七〇〇名の仲間と共に、基地被害の根本的原因である横田基地のすみやかな返還を強く要求するものである。
一九九九年一二月二三日
横田基地撤去と基地被害をなくす共同行動連絡センター
  代表委員 岩本寅次(西多摩地区労働組合連合協議会議議長)
  〃   児嶋 徹(医療法人健生会理事長)
  〃    鈴木亜英(弁護士・三多摩法律事務所)
  〃   田中龍男(国立立川昭島労働組合総連合議長)
  〃   浜林正夫(一橋大学名誉教授・横田平和まつり実行委員長)
  〃   三好鉱一(三多摩地区労働組合連合協議会議長)

在日米軍兼第五空軍司令官ポール・V・へスター中将殿
在日米軍横田基地第三七四空輸団司令官マーク・A・ボルチェフ大佐殿  


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