有限会社ポテンシャル農業研究所

まごころ・ふれあい農園発
「ポテンシャルでの研修を終えて」

 

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「まごごろ・ふれあい農園」久保田清隆さんに長期研修を終えての感想を寄せていただきました。


ー 6ヶ月の長期研修を終えて ー

 

  私はポテンシャルで研修させていただくまでは長野県で野菜の採種指導の仕事をしていました。しかし自分の家の田畑では、完全有機無農薬を実践しながら、仕事では農薬や化学肥料の指導をするというギャップの中で悩んでいました。
そんな時、昨年の一月に奥田さんと出会い「人に伝えるには、まず自分が成長すること」が大切であることを教えていただき、「まず自分が変わってみよう」と思い、出会いから一週間後に辞表を提出、3ヶ月後に退職、同時に妻や子供や両親を残して、6ヶ月間ポテンシャルで学ばせていただくことになりました。

 まずはじめに「有機野菜は小さくて見栄えが悪くても仕方がない、多少虫食いでも当たり前」と思っていた私の中の常識は覆されました。奥田さんは「無農薬有機でも味の悪い、見栄えの良くない野菜は作りたくない」とおっしゃいます。その後も私の中の多くの常識はことごとく覆され、その度に新鮮な感動がありました。本からの知識ではなく、自然から学ぶことの重要性も知りました。
6ヶ月の間には体重も10kg以上減り、一日も休むことなく飲んでいたお酒も体に合わないのを感じ全くやめたり、本来の味覚が戻ってきたりという、体の変化もありましたが、農業技術、心の問題等、本当に多くのことを学ばせていただきました。中でも「自分の前に起こることは自分の意志が起こしている」「全て自分に責任がある」「自分の意志でどのようにもなる、一瞬一瞬に意識を持って行動していくことでスムーズに何でもできるようになる」ことを体験させていただき、勉強になりました。
今後も常に学びの連続であることを痛感していますが、今は何があろうとどんなことが起きようとも、そこから学び、自分自身が成長することの楽しみに変えていけそうな気がします。
今年より妻も仕事を辞め家族そろって「まごころ・ふれあい農園」という、有機農業も含めた農村生活を誰にでも体験していただける、新しい農業の形を作ろうと思っています。ポテンシャルでの学びを山間傾斜地の過疎の里でどう生かしていけるか期待していて下さい。

 最後になりましたが、6ヶ月間本当に大きな愛でご指導をいただきました奥田ご夫妻をはじめ、スタッフの皆様方には、心から感謝を申し上げます。

         平成12年1月5日

久保田 清隆       

以上       

 


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