My Lovely PICO

- 愛しのインコ -

 

これは、一羽のインコに翻弄されてしまった、親バカならぬ飼主バカのお話。

2005年の3月のこと、実家に珍客が訪れた。

 鮮やかな蛍光グリーンの羽が頭に向かってレモンイエローにグラデーションしていく、一羽のセキセイインコだった。

もともと、私は実家でインコを飼うのは反対していた。父が飼いたがっていたのは知っていたが、気まぐれの権化のような性格なので、珍しいうちしか世話をしない。昔から何度か文鳥やらインコを飼っては、自分の思うとおりにならなければ放り出してしまうから、あとを引き継いで世話をするのは私。当然のことながら鳥は私にしかなつかない。それが面白くなくて今度は鳥をいじめたりする。

 そんな実態を見てきていたから、「生き物はお父さんのおもちゃじゃないのよ!」と一喝して常に反対してきたのだが・・・・

 

今回は事後報告されてしまった。

案の定、どちらかといえば母が主体で面倒を見ているようだ。でもまぁ、餌とかを買ってくるのは父のようだから、もう反対してもしかたがない、ちょっと心配だけど・・・・としぶしぶ承諾。

 名前は、ピーコ。もうちっと他に何かなかったのか・・・・前に迷いインコがやってきて一時期世話をしていたことがあるが、その子もピーコだった。

 

おとなしい性格のようだ。私には初対面だけど、恐れてはいない。手を出すとちょっと迷っていたがとりあえず乗る。で、逃げない。

顔の近くにもってきても逃げない。至近距離5cmくらいのところで、お互い顔をじーーーっと見詰め合う。

これが、えんえんと続く。「こいつは敵か見方か・・・・」と判断しているかのようだ。

 とりあえず、敵ではないと思ったようだけど、私はすでに一人暮らしを始めており、実家に来るのは週1回、それも夕方4時過ぎ。ピーコがかごに入って寝に入るまでの1時間ちょっとくらいしか一緒にいる時間はない。

なので、忘れてしまうのか、毎週行くとお互いじーーーーっとにらめっこ状態が続いていた。

 

転機は2005年、師走も押し迫った冬の日。

突然、ピーコの面倒を一番見ていた母が骨そしょう症で入院することになってしまった。

昼間はカゴから出さないとストレスが溜まってしまうピーコ。

誰かが昼間、家で様子を見てないと・・・

というわけで、ちょうど派遣の仕事を一時終了させたばかり、そして折りしも実家から徒歩5,6分のマンションに引っ越したばかりの私が昼間通うことになった。

昼間はピーコと二人(?)だけの生活がスタートした。

もともとセキセイインコは何度も飼っていて、一緒に過ごす時間が多いとお互い警戒心もなくなってくると、もう、足元をついて回るほどになった。

そうなると、可愛くなってしまい、とにかく毎日一緒にいるのが楽しい。

ブドウ入りのパンが好きで(でもブドウは食べない)人がパンを食べていると必ず飛んできて横から一緒に食べる。

でも、なんといっても好きなのは意外や意外、お醤油。

醤油挿しの出口にこびりついた醤油をカリカリ齧ってる。

ちなみにピーコという名前ながら、この前に連れて行った獣医さんでピーコは♂ということが判明。

くちばしの付け根、きれいなブルーだもんね・・・

ピーコと遊ぶ、の図(動画) → 

鏡とか、ガラスとか、はては薬ビンの蓋とか、光物がとにかく好き。

たぶん、自分が写ってるから?時々興奮して鏡をガンガンつつき、見られていることにハッと気付いてやや恥じる。

そんな光景を撮ってしまった。(動画) → 

果ては、私の財布の金具まで愛しそうに顔を摺り寄せてる。↓

ピーコ、財布と戯れる??!の動画。→ 

母の入院は、予想外に3ヶ月と長かったのだけど、ピーコの存在があったから、この長い、重苦しい時期を乗り越えられたのかもしれない。

母も入院先で、いつもピーコの様子を知りたがっていた。当然のことながら、病院には連れてこられないので・・・(^^;)

そしてこれは日記にも書いたのだけど、春が本格化し始めた3月終わり、ようやく退院してきた母が家に着くと、ピーコは身を乗り出してしばらくじーっと母の顔を見ていたかと思うと、ぱっと飛びついていった。

3ヶ月も離れていたのに、しっかり覚えていたんだ!

おまけに、母が入院前にピーコに教えようとがんばっていた”パタパタ”(手の上で羽ばたく)を自分からやって見せたのだ。

入院中、父にも私にも見せたことがなかったのに。感動。(ToT)ウルルン

母が退院して徐々に普通の生活に戻るまで、しばらくはピーコと3人(?)でお昼を食べていた。

といっても、パンを食べると必ず自分も食べるべき、といわんばかりに横から来てパンを齧る。

ところがある日、(これも日記に書いたのだけど)いつものように横からパンを齧っていたら、じーっと顔を見ていたかと思うと、自分の齧りとったパンを私の口元に押し込んだのだ。

まるで、「食べなさい。食べてる?」といわんばかりに。

母によると、どうやら時期的に子育てしなければならない、と本能が教えるとか。そして子育てするのは♂の方なんだとか・・・?

気持ちはありがたいが、食べてどうなる量じゃないし。かといって横から本当にパンにばっくりと食いつくと、それはそれで怒り出すから。(^^;)

6月、私はついに仕事再会することになった。

また、会えるのは週末だけ、それも掃除洗濯すませてきてからだから夕方の1時間ちょっと。

なんか、せつない。

忘れられちゃうんじゃないかと、心配。最近は実家に行くと前のように私の手の上でじーっと見つめてる。

「忘れちゃったかなぁ?」と母に話しかけたところ、ピーコが”ピルル♪”と鳴いた。

まるで、「ちゃんと覚えてるよ。」とでも言うように。

く〜。悩殺!*o_ _)oバタッ

最近、なかなか動きが早くなって写真撮らせてくれません。C= (-。- ) フゥー

↑ようやく、台所で撮った最近の写真です・・・

モデルとしては、ちょいと不向きですが、がんばってまた写真or動画UPしますネ。