ピーンポーン
「印鑑なんですけど今姓名判断もやっています」
「全部揃っているので結構です。」
ダンナの印鑑は結婚したとき印鑑屋の友達から3本セットで安く買った。
私は昔々 働いて4年目くらいのときに職場に年1回くる印鑑屋のおじさんから銀行印を買った。
おじさんは姓名判断もやっていて札幌から来る結構実績のある印鑑セールスだ。
姓名判断に手相も見てくれる。
「金運と家庭運が付くように 象牙で印鑑のここの部分を太めにして・・」とおじさんは開運の印を作ってくれた。手相を見ながらおじさんは「玉の輿の手相だ」と言った。そりゃあ、うちの実家と比較したらどこでも玉の輿になっちゃうでしょう。
2度結婚する相が出ている、だれと結婚しても幸せになれると言われ、都合のいいことは信じておこうと思った。ついでにおじさんに「結婚の予定あるでしょ。でてるよ」とも言われた。
本人その気になっていた頃だ。
しかし金が安定するはずのその印でも夢のようには金は貯まらなかった。
半年くらいして私の母が近所のインチキくさい印鑑売りのおっちゃんに「あんたは事故に会いやすい相だって。開運の印鑑を作らないと半年以内にどんなに自分が気をつけていてもぶつかってこられるし、大きい事故に遭うって言ってたよ!!」と血相を変えている。
事故に遭いやすいし、ぶつかってこられると言うのは私が買った印鑑屋のおっちゃんも言っていた。
しかし私は 占い好きだが信じてはいない。
印鑑を作れとウルサイ母に「そんなの信じられない。事故に遭ったら ああ、本当だったんだ。と思って買うわ。それからだ。」と言った。
この話しを当時付き合っていた人に話すと「おまえって、ほんっとおぉぉに強い人間だな。尊敬する。俺なら作ってる。」と言われた。
その彼とは6年付き合って別れたが 適齢期に結婚を迫ってもいい返事を貰えなかったのは どこに捨てておいても生きていけそうなこの性格のせいかもしれない。
彼とわかれた後 また職場に印鑑屋のおっちゃんが来て 1本あるからいらないよと言ったけどまた手相を見てくれた。
そのときのおっちゃんは口数が少なかった。
「おかしいなぁー。前見たとき結婚の相あったのに無くなってるなぁー」
「・・・・・」 手相って、、あたるの?
あれから運勢が変わったのかおっちゃんがいい加減なのか、玉の輿にはまったくのらなかった。ついでによその5倍は大変なのと結婚した。
2度結婚の相は今だあるが、結婚は1度でもうこりごり!離婚にしても死別にしても 一人身になったら2度と結婚はしたくない。 |