| ◇ ◆ ◇ アクトX:ぶらりリニアレールの旅 ◇ ◆ ◇ |
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それでは後半を始めていきます。 【こちらの地図】を開いてください。 |
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今回はイエローエリアから紹介していくぜ。 イエローは前回までのエリアと違って、世界最強最悪の都市ってイメージからはかけ離れた、庶民的な街並みが広がっているぞ。 このレベルになると、極端な高層ビルは数を減らし、特に高い技術も必要なさそうな背の低いマンションや商業ビルが目立つようになってくる。 おまけに木造建築の建物や一軒家なんかも出てくるな。 道路は整備がおっつかなくてボロボロだし渋滞なんて当たり前、イヌの見回りも適当だから路上駐車や盗難なんかもしょっちゅうあるぜ。 |
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映像としては現実の大規模な都市とその下町を融合させた姿と思うのが妥当でしょう。 高層ビルが少ないと言ってもそれはニューロエイジの感覚であり、アーコロジー規模の建物がないというだけで、大通りには数十階建てのビルが並んでいます。 そして一歩裏路地を通って民家の並ぶ住宅街へ立ち入ると、木造住宅や平屋アパートが存在するという非常にアンバランスな地域となっています。 このエリアからはまさに犯罪組織の独壇場となっており、企業よりもこれらの組織の影響力が大きくなっています。 また、レッドエリアのように完全に見放された土地というわけではありませんが、それに近い扱いは受けています。 その区域を担当するイヌの士気は極端に低く、レッガーと手を組んでの横領・贈収賄も日常的に行われています。 仮にブラックハウンドであっても、信用に足る抑止力だと言えないのが現状です。 |
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そんな場所柄もあって、ここの住人は企業や公的機関と関連の薄い人たちばかりね。 下請け町工場の人だったり、犯罪組織の人間だったり、そういった犯罪者を狩るバウンティハンターだったりと、とにかく職種は多岐に渡ってるわ。 四六時中企業と規律に縛られ生活しているグリーンエリアの人たちに比べれば、ここは本当に自由で活気に満ちた、のびのびとした空間と言えるでしょうね。 |
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あたしはやっぱりこの下世話な雰囲気が大好きだぜ。 グリーンとかホワイトは確かに綺麗で“お上品”ではあるんだけど、ドロイドみたいに時計に合わせて動いてるクグツたちを見てるとゾッとしちまうよ。 その点ここだと人と人同士の、血の通った関係があるからな。 うるさくってゴチャゴチャしてて護身武器が手放せない危険な場所じゃ〜あるけど、そっちの方が生きてるんだって実感できるってもんだぜ。 それにイヌとかN◎VA軍にいちいち職質されたりもしねぇしな。 |
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セキュリティと隠匿レートの関係で見ると、ナイフや拳銃、リーサルアームズ(体内に埋め込む暗殺武器)であればほぼ持ち歩き可能なエリアと言えます。 ただ、これは大っぴらに見せびらかして歩けるというわけではなく、『明らかに拳銃っぽい形の物をポケットに入れててもイヌが見てみぬ振りをしてくれる』場所なのだ、ということに留意してください。 いくらストリートをヤクザやマフィアがうろついているところとはいえ、表沙汰に武器を使用すればイヌや軍が駆けつけ逮捕されてしまうことでしょう。 逆にその習性を悪用して、自分を捕まえにきたイヌトループを特技や神業で味方につけてしまうという戦術を取ることもできます。 マネキンの《プリーズ!》やレッガーの《不可触》、エグゼクの《M&A》などは、このような独自の行動原理を持つ第三勢力に対し絶大な効果を発揮する神業である、という点にも注目するとより良いキャストを演じることができるでしょう。 |
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@ N◎VAアサクサ アサクサはイエローエリアの中でも代表的な地区です。 ここは小さいながら様々な施設が立ち並び、N◎VAの観光スポットとして利用されています。それぞれの建物の大まかな配置は地図の記述を参考にしてください。 中央に存在する“新宿インペリアル・パーク”を中心に、旧東京から移築したと言われる“トーキョー・タワー”、N◎VA最大級のショッピングモール“ウェンズデイ・マーケット”、旧東京の浅草寺をモデルにした多国籍宗教地帯“浅草寺”、その隣に隣接している“花やしき”など見所が目白押しです。 また河渡系のヤクザの本拠地でもあるため、複数の事務所が企業の体裁を持って存在しています。有名なのはアンモニア・アベニューの中心にある藤咲不動産と、ウェンズデイマーケット隣にある音羽商事ですね。 同じ河渡連合と言っても、この両者は必ずしも仲良しというわけではないみたいです。 |
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所詮はヤクザ者だし、どうしても自分の組が一番だと張り合っちまうのは仕方ないさ。 インペリアルパークにはパンダがいる動物園とか千早俊之記念美術館があるな。 ここには災厄前の芸術品以外にも、千早会長の出世街道をサポートした逸品だと噂される“ニューロデッキ”が展示されてるぜ。ルールブックに付属してくるタロットが、こうしてN◎VAの世界の中でも飾られてるってことだな。 これまでタロットの絵柄が変わったことが何回かあるけど、そのときはこの美術館に飾られてるニューロデッキの絵柄も人知れず変わってたってことになってる。 まったく、霊験あらたか過ぎて胡散臭いくらいだぜ。 他にも、この辺にあるのはどこか古臭い、時代の流れに取り残されたような店ばかり。 観光目的でやってくる外国人も、N◎VA観光ってより古き良き日本文化を感じるために来てる、って言った方が正解なんだろうな。 |
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ただし、浅草寺は他とは違った光景が見られることと思います。 ここはあくまで旧浅草寺をモチーフにしているだけで、中にある施設は仏教施設・神社・教会・真教モスクなど多種多様です。 また入り口である雷門を通り抜けると、観光客向けの出店が立ち並んでいます。 その節操のなさは、ある意味混沌としたN◎VA文化の象徴と呼べるでしょう。 |
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A 木更タタラ街 アサクサが下町ならこっちは工業地帯ってところだな。 横流しされた最新のサイバーウェアや非合法な軍用品を取り扱った店が多い、いわゆるブラックマーケットってやつだ。 そうして偏屈なタタラが集まった結果、こんな通り名が付けられちまったって話さ。 まあブラックマーケットなんて言っても、その活動はほとんど黙認されてるようなもんで、技術系の中小企業もタタラ街で軒を連ねてるぐらいだよ。 その点、木造建築の多いアサクサよりず〜っとモダンなオフィス街ではあるな。 |
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ここは古くから北米マフィアの領地となっていますね。 以前は紅蓮と呼ばれる組織が勢力拡大を狙い、そこが運営する“紅蓮危機管理代行社”もそこそこの業績を誇っていました。グリーンエリアに存在するカジノバー“フリーダム”も紅蓮の手柄です。 しかしボスのレオニーダ・ガリアーノの失踪に端を発して組織は崩壊。その後度重なった失敗の責任も取らされ、現在は見る影もありません。 ここ数年はマーダーインクと呼ばれる犯罪企業を中心に、カーライル・シンジケートが非情に強引な手腕で東の河渡連合へ抗争を仕掛けている最中です。 |
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あたしらスラムの住人にしたら、ところかまわず銃撃戦を起こしやがるカーライルのレッガーは堪ったもんじゃねぇよ。 これだったらショバ代とか言ってなけなしのカッパーすら奪っていくヤクザのチンピラ連中の方がまだマシだぜ。 そういえばマーダーインクのリーダーはクーゲルっていうんだっけか? あいつって何度も死んだ死んだ言われてるけど、何だかんだでまだ生きてるよな。 どんだけ悪運が強いんだよって感じさ。 おまけにこのまえ北米大統領が急死したけど、あれも実はクーゲルに暗殺されたんじゃないか、なんて話もあるし。 カーライルと北米連合って、N◎VA征服を合言葉に裏で結託してたんだろ? その、言わばスポンサーを殺しちまうなんて、あの狂犬はいったい何考えてんだか。 |
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B 木更津湖 埋め立てでN◎VAを作る過程で生まれた、東京湾の生き残りね。 シジミや海苔の養殖が行われてるから、気軽に湖畔をボートで散策ってわけには行かないわ。いくらN◎VAって言っても天然養殖の食品は貴重かつ高級品だから、密漁が後を絶たないの。 そんなわけで、SSSの警備艇が常に巡回しているような状況です。 一応イエローエリアとして紹介したけど、木更津湖は基本的にキャストが立ち入るような場所でないため、これといってエリア指定されてはいません。 どうしても湖の上をシーンにしたいときはRLが柔軟に決めてあげてね(ただのクルージングならイエロー、密漁するシーンならホワイト、など)。 C B◎−S◎サーキット そしてその傍にあるレーシング場が、このボーソーサーキット。 ニューロエイジで世界最高峰のモータースポーツは“F−MAX”。 生粋のカゼだったら一度は挑戦してみたい舞台じゃないかしら? ここはヴィークル業界の最大手“和光技研”が運営していて、また常勝チームであるレーシングチームWA−K◎のホームサーキットにもなっているわ。 そこまで広くない敷地の中で幾重にもカーブが重なっているコースだから、そこを走り抜けるにはかなりのテクニックがいるみたい。 |
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D 真教N◎VAモスク N◎VAにおける真教の活動拠点です。 大体の場合は旧イスラム教のモスクを礼拝の場として利用していますが、ときよりキリスト教の教会を使用しているケースも見られます。また施設は北極点に存在するドゥームド・モスクの方角へ向けて立てられています。 金曜日には大規模な礼拝行事があり、信者たちはこぞってこの場所にある“大伽藍”と呼ばれるモスクへ足を運ぶことでしょう。 真教は災厄直後に現れた救世主(救世母)と呼ばれる女性と、彼女が生前に残していた様々な予言を信仰している宗教です。 氷雪によって世界は浄化されるのだという教義は有名です。 反面で、「救世母が実在の人物であり実際に災厄直後の人々を救い導いたのだ」「救世母が現れなければ今日の私たちの再生はなかった」とする彼らの主張に疑問符を投げかける者もまた多く存在します。 敬虔な信者になれば、北極点に眠る救世母への祈りを欠かすことはありません。また氷は神聖なものであり、安易に口に入れたりはせず、やむなく摂取する場合であっても必ず救世母へ祈りを捧げることでしょう。 |
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過激派テロリストである真教浄化派“氷の静謐”は、この「氷雪による救い」に歪んだ解釈を持ってしまった人たちの集まりね。 真教から離反して生まれたこの組織はとにかく日本を目の敵にしていて、目的のためには手段を選ばない非情な人間だらけだわ。 おまけに初期メンバーのほとんどが“殉教”してしまったこともあり、最近は特にテロ活動の形骸化が加速しているの。 能天使(パワード)と呼ばれるテロ実行部隊長に、真教を信仰すらしていない人間を外部からスカウトしてしまっている辺りからも、組織の迷走ぶりが窺えちゃうわね。 ちなみに、ニューロエイジでは他宗教同士の争いはあまりみられません。 それほど真教の勢力は圧倒的であり、災厄前に見られた宗教はそのほとんどが廃れ忘れられてしまったり、真教の中に吸収されてしまったと考えられます。 それでも、水面下では激しい縄張り争いが起こっていることでしょう。 |
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浄化派以外にもテロ組織とか反日派の企業とか過激派な人間はいっぱいいるけど、最近は浄化派の影に隠れちまってあんまり出てこねぇな。 ……っつ〜か、そういう人間たちがみんな浄化派っていう大義名分に乗っかって秘密裏に活動してるって言った方が正しいか? 案外浄化派のテロリストって、気づかないうちに大企業や他の組織に踊らされちまってる可哀想な操り人形なのかも知れねぇな。 |
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E N◎VA国際見本市会場 企業が新製品のお披露目をやるときなどによく利用されている大型施設です。 ドーム型の建物がいくつか隣接して構成されており、周囲には展示施設や倉庫街が多く立ち並んでいるため、大小問わず様々なイベントで活用されています。 またこの倉庫街は、企業に限らず多くの犯罪者・犯罪組織が隠れ蓑としています。 敵ゲストを追い詰めたら倉庫街へたどり着き、扉を開けて中に侵入したら数十人のトループが待ち伏せをしていた。 というクライマックスは、N◎VAにおいてあまりにも王道です。 |
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倉庫街ってどうしてもクライマックスの舞台に選びやすい場所なのよね〜。 ・ セキュリティランクが低くて、キャストたちが武器の持ち込みで困らない ・ 雑多な他エリアと違って面積が広いから、大型火器やヴィークルが扱いやすい ・ 倉庫の中ってだけで隠匿性が高まるから、クライマックスへの理由付けが容易 ・ 多少派手に暴れても周囲に迷惑が掛かりにくいし、後始末も簡単 パッと思いつくだけでも、ここまでRLやキャストに都合の良い土地は他にないわ。 べつにレッドエリアのスラム街でもいいんだけど、そこまで荒廃した場所だと犯罪組織の寝床には使いづらくなっちゃうしね。 やっぱりシティアドベンチャーである以上、「一見普通の倉庫に偽装した○○施設」って言うのはそれだけで敵の強大さをアピールできるポイントになるし、なにより「キャストがそこを暴いたんだぜ!」って優越感にも浸れると思うの。 |
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だからってバカの一つ覚えみたいに倉庫街ばっかり行かされるのもアレだぜ。 今回のアクトも結局倉庫街かよっ!みたいな。 んな事が続いたら、仕舞いには全ての倉庫へ無差別に〈爆破工作〉したくなっちまう。 『オープニングフェイズ。俺のキャストは倉庫街へ赴き、全ての建物に爆弾を仕掛けるぜ!』なんて、アメリカンジョークにもならねぇっつ〜の。 それだったら武器なんて持ち込めなくてもいいから、たまにはイワヤトビルの真ん前でN◎VA軍の横槍を受けながらのクライマックスの方が万倍楽しくねぇか? 車と女は初心なほど“乗り心地”が良いってね。 ま〜何事もマンネリはいけねぇってことさ。 |
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F 森林公園 N◎VAの東端にある森林地帯ですね。 新宿インペリアルパークの10倍近い面積を誇り、スポーツ施設が充実しています。 スラム街に隣接していますが、全体のセキュリティはイエロー。中には野鳥などの自然動物が多数生息し、もしそれらを捕獲・殺傷すると厳しく罰せられます。 この周辺は公式の地図と大きなずれがあります。 その点、ご了承ください。 |
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森林公園の規模が全図と拡大図で全然違うんだよな〜。 たぶん地図を作るとき、道路と森の境界線を間違えてどちらかが2ブロックずれちまっただけなんだろうけど。 ただこの2ブロックが結構厄介で、中華街の風景に合わせるように森の範囲を拡大しちまうと、隣のスラム街一帯が半分近く森で覆いつくされるんだ。 おまけにそこまでしても中華街と全図の道路配置が違ったままだし、今度は森林公園内がグリーン・イエロー・レッドの三つのエリアで細かく区分されることになっちまう。 あれ? もしかして辻褄を合わせようとするほど見る人は混乱しちゃわね? ……なんて色々と考えた結果がこの地図さ。 この地図では全図の方の地形を重視しつつ、拡大図とある程度整合性を持たせるために森の形状を若干歪めてるぜ。 本当は道路1本分森を西へ広げたり、中華街内の道路の繋がりを色々修正しなきゃいけないんだが、そのあたりは謎次元が存在すると思って気にしないようにしてくれ。 ミクロな視点で中華街だけを見るときは森が範囲拡大して道路配置が変化するけど、マクロに見ると森が縮小して道路がこの全図のように変化するって感じさ。 |
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元々中華街ってアサクサ以上に範囲が狭い土地でもあるから、なんだったらこれを気に領地を拡大してオリジナルのシティマップを作ってみてもいいかもしれないわね。 以上のような複雑な事情がこの地域にはあるため、中華街や森林公園に関する捉え方は十人十色だと思った方がいいわ。 もしこれらの地域をメインの舞台にしたアクトを遊ぶ場合は、地形や道路の並びについて事前に話し合って意見をまとめて置いた方が、ゲーム中にお互いの認識がずれて「?」と顔を見合わせることもなくなるはずよ。 |
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以上がイエローエリアに区分された区域にある主要な施設でした。 前回のグリーンエリアが一般市民の居住区であるなら、このイエローは一般市民になり損ねた下流階級・貧困層の生活の場と言えます。 また高セキュリティランクの管理社会に嫌気が差した人間なども、この人情味溢れる下町を好んで選ぶことでしょう。 このエリアは、その性質上スタイルを問わずにキャストが訪れる場所となります。 さらにキャストの逃亡劇を描く場合、『イヌなどの余計な邪魔が入らない街並み』としてイエローエリアの住宅街が選ばれることも多いでしょう。 平和と暴力、日常と非日常、ハイテクとローテク、ニューロとウェット。それぞれが複雑に交錯しているこの地域は、N◎VAの中で最も物語が生まれやすい場所なのです。 |
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アサクサとタタラ街がまったく別な空間だってのも気をつけないとな。 同じ街中で情報収集するにしても、ヤクザが大手を振って歩いてるアサクサなら〈社会:ストリート〉がメインになるだろうし、技術屋の多いタタラ街なら〈社会:テクノロジー〉を使うべきだろうさ。 コネも、アサクサならヤクザとかフェイトとか人情味のあるキャラが多いけど、タタラ街だとバイヤーや技術者あとはマフィアみたいな小ずるい連中ばかりだ。 シナリオによってどっちをうろつくかで出会える人種がガラッと変わるからな。 そこの違いはちゃんと把握しておいた方がいいぜ。 |
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それではいよいよ華やかなN◎VAの暗部、レッドエリアの紹介に移っていきます。 N◎VA軍やブラックハウンドによる治安維持区から外された土地。 殺人すらまかり通ってしまうその場所には、必然的に市民IDを取得できない社会的弱者や、犯罪組織にすら属せなかったはみ出し者が集まるようになりました。 通りには都市計画の失敗によって破棄された欠陥高層ビルが乱立し、ときより自壊して崩れ去り、スラム街の地図を書き換えています。 企業や行政は資産的価値のないここを放置し、代わりに犯罪組織が台頭しています。 多くの住民が市民権を持たないため、人間として扱われることすらないときもあります。隣人がいざこざに巻き込まれて消えるなど日常茶飯事で、助けてくれる者もいません。 力ある者が力なき者から搾取して生き永らえる。 悲しいですが、それがこのレッドエリアの日常風景なのです。 |
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レッドエリアにいる住人は大きく分けて2種類。市民IDを手に入れることができなかった人間か、市民IDを手に入れること“も”できなかった人間だ。 前者はようするに重犯罪者やサイバーサイコ、もしくは変人だな。 ドラッグ中毒・精神異常者なんてまだ可愛いもんさ。身分を偽った企業工作員やN◎VA軍の特殊部隊員、サムライ気取りでマゲを結って武者修行なんて悦に入ってる変態、聖書の言葉を口にしながら市民を虐殺して歩いている殺人中毒者なんてのもいる。 どいつもこいつも一癖も二癖もある、決して係わり合いになりたくない類の人間だよ。 後者は、まあ、なんだ……あたしみたいな奴のこと、って言うのが手っ取り早いか? 企業抗争で親を失ったストリートキッズや、組織を追われたクグツ、莫大な借金を負っちまった人間なんかがそれにあたる。スラムの人間の大半は、前者より後者の側さ。 こいつらは別に好き好んでスラム街で暮らしてるわけじゃない。 スラム以外で生きていこうにも、スラムを抜け出すだけの力を持っていないんだ。 そんな人間だから、基本的には他の誰かにいいように操られて死んじまう。サイコに撃ち殺されたり、犯罪組織に捕まって天然臓器セットになるくらいならまだ幸せさ。 最悪、どこかのエグゼクやクロマクの罪を引っ被らされて、生き地獄を味わいながらなぶり殺しにされることもある。 レッドエリアの人間に人権なんてないからな。 必然的に他エリアの“シワ寄せ”を喰うような社会構図が出来上がっちまってるんだよ。 |
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とはいっても、これはあくまで世界設定です。 市民ランクXのキャストが『搾取される側』を演じなければならないと言うわけではありませんし、レッドエリアで暮らすためには市民ランクを放棄しなければならないということもありません。 トーキョーN◎VAでは、どんなキャストもプロフェッショナルで超人的な力を持つことが許されています。これはスラム街で暮らしている住人でも変わりありません。 むしろ、このキャストのような“非力で不遇あることが前提”のキャラクターこそ、N◎VAというゲーム内で最もイレギュラーな存在だと言えるでしょう。 |
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それが分かってるんだったらもうちょっとマシな扱いしてくれってんだ。 同じスラムの住人でも、公式じゃ〜「天才的外科医」とか「伝説の魔法使い」とか「凄腕の情報屋」とか超人ゲストばっかりなんだぞ〜? それがなんだよ、これといって特徴もないただのストリートキッズが主人公ってのは。 ヒロインが基本ビッチって、いったいどんな需要を見据えてんだよここの作者は! |
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私的には大満足よ♪ |
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うん、死ね♪(振り向きざまに右ストレート) |
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G 墨田川 イエローエリアとレッドエリアを区分している人工河川です。 倉庫街のあたりで一旦途切れて、地下を通って木更津湖へ流れ込んでいます。 川辺や橋にはN◎VA軍が常駐し、検問で市民登録の有無を確認しています。 とはいっても、橋を通過する人数があまりにも多いため、特に怪しい素振りを見せなければ偽造IDで誤魔化せる程度のチェックしかなされていません。 スラムからアサクサへ出稼ぎに出ているXランク市民も多いのではないでしょうか。 墨田川を境にしてアサクサの南側に広がっている地域は、広いレッドエリアの中で最も代表的なスラム街となっています。 土地柄もあり、純正Xランク市民以外にも“事情があってレッドエリアを訪れている人間”が多数潜伏している地域と言えるでしょう。 そのため、時折この地を舞台に犯罪組織や企業間での抗争が起こることがあります。 スラムにしては活気があり、その手の“小金持ち”をターゲットにした酒場や娼館も多く見られます。 |
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H ヒルコ街 ここは5年ほど前、N◎VAにヒルコが大量発生したことで生まれた場所ね。 ヒルコが発生し始めた当時はN◎VA軍とヒルコたちが骨肉の争いを繰り広げていたのだけど、色々と裏で取引きがあった結果、ヒルコの存在を公式に認めたわけではないまでも、このスラム内で生活することは黙認されるという結末になりました。 現在ヒルコのようなミュータントは、自分たちで自警団を生み出し、N◎VA軍への牽制やヒルコの遺伝子を狙ってやってくる企業工作員の排除を行っています。 それまでN◎VAではヒルコのスタイルは触れてはならぬ禁忌と言えましたが、この事件により、多少ではあるけどキャストがヒルコを選択しやすくなったことでしょう。 でも、大手を振ってヒルコと公言することが許されているわけではないわ。 N◎VAの街を歩くときはなるべく周囲にそれと気づかれないように、もしくはコスメティックのふりなどをして誤魔化すように、というヒルコの基本方針は変わってないわね。 |
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この騒動の一番の被害者はカーライルと河渡連合でしょう。 特にカーライル・シンジケートは、もう一歩でアサクサの傍まで領土が広がせたところをヒルコとN◎VA軍の争いによって妨害されてしまったことになります。 また事件が沈静化した以降も、ヒルコ街で騒ぎを起こすことで軍が過剰反応してしまうのを恐れた両者は勢力を後退させ、ヒルコ街での争いを自然休戦するに到りました。 スラム各地での小競り合いはいまだに継続されていますが、血で血を洗うような泥沼の正面衝突は現在のところ発生していません。 |
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I ハザード・メモリアル・パーク ハザードメモリアルパークは災厄で犠牲になった人々の慰霊を目的として作られた公園で、観光地として行政が運営しているため、レッドエリア内に存在しながらイエロー相当のセキュリティランクを保っています。 ここでは警備担当のSSSがスラム住人と小競り合いを起こしているのが日常風景ね。 J ドールハウス ドールハウスは大型の娼館で、そこそこ手軽な値段で客の要望通りのマネキンを用意してくれることで定評があり、スラム外から通ってくる人間も多い店となっています。 またこの店のオーナー御堂真黄は裏の業界筋では名の通った人間であり、情報屋として客などが落としていった情報を収集・管理しています。スラムのことや、ときには企業重役のことでも、ちょくちょく彼に尋ねて見ると良いでしょう。 勿論、情報収集なんてうっちゃってムフフなことを楽しむのも自由です。 私なら当然ジルと見た目も性格も寸分たがわぬ娘をリクエストしちゃうわ! あわよくば本物が出てきてくれることを祈ってるけど最悪ドロイドでもOKよ! |
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……この変態女、とうとう気絶すらしなくなりやがった。 K ラルフ医院 あたしが一番世話になってるところだな。 スラムの乞食相手にただ同然で治療行為を行ってるって言うキチガイ染みた病院さ。 ここで女医をやってる芳華玲先生が、何でスラムに埋もれてるのか分かんないくらい凄腕のタタラで、サイバーウェアの移植から精神カウンセリングまで何でもこなせるスーパードクターなんだよね。ホントに、あたしが尊敬してる数少ない大人だよ。 ドラッグのオーバードースで死に掛けてたあたしが、今こうして大した後遺症もなく生活できてるのも、ひとえに芳先生の治療のおかげだぜ。 クールな反応のわりに意外と融通が利く人でさ。いろんなスタイルの人たちに頼りにされてるし、子供とか超AIとかにも好かれててさすがって感じだな。 一方で看板のラルフって人は長期出張中とか言ってて、今ここにはいないな。 あたしももう6・7年はこの病院でお世話になってるけど、一度も見たことがないんだけどな〜。こっちはいったいどんな偏屈な医者なんだか。 |
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L ヤロール こちらもスラム外で有名なバーです。 店内の照明が極度に薄暗く、もし暗視装置を身に付けていたなら、廃退的なならず者やジャンキーたちが日がな一日酒を浴びている光景が目に付くことでしょう。 表の喧騒を隠れ蓑にして、奥には“イシュタル海”と呼ばれる空間が存在しています。 こちらは表とうって変わって静寂に包まれ、暗視装置があっても先が見通せない真の暗闇の中で、殺し屋や企業工作員が人に聞かせたくないような“商談”を交わすわけです。 また、このバー自体がその手の汚れ仕事を斡旋する場にもなっています。 雇う側雇われる側関係なしに、手っ取り早く仕事が欲しくなった場合は、この“海”でバーテンダーに声を掛けてみるといいでしょう。 |
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M 夢島 地図をタタラ街の方に戻して、今度はユメノシマの紹介だな。 ここは別にゴミ捨て場ってわけじゃねぇぜ? けどまあ似たようなもんだけどな。 タタラ街や倉庫街で出稼ぎ出張している外国の難民やスラム住人が住み着いてるところなんだけど、そういった社会の底辺が群れちまったから犯罪が絶えなくなっちまってな。 一応イエローエリアの中なのに、治安の悪さはレッドエリア扱いって悲惨な場所さ。 何かって言うとイヌが当り散らしてくるし身内は敵だらけ、働けど働けど手に入るのはカッパーだけ。夢島なんていったい誰が言い出したんだか。 もしかするとスラム街より住みにくいところかも知れねぇぜ? N ネバーランド そんな夢島の朽ちたショッピングモールにあるのが、この“ネバーランド”さ。 ようするにストリートキッズが集まってチームを作ってるだけなんだが、大人は一切寄せ付けず、仲間でも18歳を過ぎたらこの場所を去らなきゃなんねぇっつ〜徹底振りだ。 まあ、悠羽姉ちゃんみたいなウェットな人は特別入ることが許されてるみたいだけど。 それこそ国って言えるくらい設備が整ってて、店とか自警団なんてものまであるぜ。 正直あたしはあの場所が嫌いかな。“子供たちの楽園”なんて仰々しいこと言って、あいつらがやってることなんて大人と大して変わりないのにさ。結局頼る対象が大人じゃなくなっただけじゃねぇかってな。 勿論そうじゃないスゲェ奴もいるけど、大抵はリーダーがいなくなった途端オロオロし始めるような、自分ひとりで生きるつもりのないガキだらけでうんざりだぜ。 |
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……その捉え方は色々と矯正したいものがあるけど、まあ今回は見逃してあげる。 O 中華街 華僑が集まって出来た文字通りの中華街です。 夏王朝の文化や風習に即した建築物が多く見られます。 また、この地域は三合会(トライアド)というホンコン系マフィアを祖に持つ犯罪組織の領土でもあります。 三合会は世界有数の犯罪組織であり、N◎VAでも三大犯罪組織のひとつと呼ばれています。しかし、他の組織と比べると今ひとつまとまりきれていない感があります。 N◎VA三合会、MO●N三合会、HEAVEN三合会など、同じ三合会内部でも派閥や因縁があり上手く連携が取れていません。 また2年前、派閥抗争と幹部裏切りの果てにN◎VA三合会の上層部が残らず一掃されてしまった事件は、構成員にとってあまりにも苦い思い出と言えるでしょう。 このような内部抗争で戦う前から疲弊してしまい、肝心のN◎VA勢力拡大に踏み切れずに中華街で足踏み状態と言うのがN◎VA三合会の現状です。 |
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中華街はレッドエリアでありながら、イエローエリアやグリーンエリアの住宅街から観光気分で人が訪れています。著名な中華料理店が豊富なのも理由の一つです。 そうして得られる収入が三合会の収入となり、その額はアサクサやタタラ街の収益に勝るとも劣りません。 P 虎九街 かつての九竜城さながらに、廃ビルが折り重なって出来た巨大な構造物です。 無差別に折り重なった建物内には浮浪者が集い、勝手に改修やライフラインの設営を行い続けているため、城のようでありながらその形状は生き物のように日々変化を続けています。 この建物は中華街とスラムを明確に分けている境界線といえるでしょう。 |
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はい、これで全部終了! あ〜ようやく終わった〜! これでN◎VAで遊ぶときに訪れるような場所はだいたい案内したな。 おつかれ、バディ。 |
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おつかれさま、ジル。 他にも紹介したい施設や団体はあるけど、それはまた別な機会ってことにしましょうか。 でも、ここまででも結構N◎VAの風景を想像する助けになったんじゃないかな? N◎VAのキャストたちがどんな場所でどんな生活を営んでいるのか、この前後編を読んだことで少しでもイメージできたのならこれ以上の喜びはないわ♪ |
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今回紹介した以外にも、N◎VAには様々な施設やゲストが存在しています。ルールブックをお持ちでしたらオーガニゼーションガイドを開き、N◎VAでまだ見たことのない情景を紐解いてみてはいかがでしょうか? お疲れ様でした。以上で『ぶらりリニアレールの旅』全行程の終了となります。 皆様が快適なリニア鉄道の旅を送れることを確率論的にお祈りしています。 One is Glad to be of service. 路線間違いにはくれぐれもご注意ください。 それではまたN◎VAのプラットホームでお会いしましょう。 |
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