連載3回目 ※

ゲームとかそういった類のもの

 私の行っている学校の友人方は皆ゲームと漫画が好きである。学校では放課後いきなりPSPで対戦。何処かへ行けばゲームセンターへ。そして友人の家にいけば70%以上の確立でテレビゲームをやる。

 愉しそうでいいじゃん。否、これがほとんど愉しくないんだな。なぜなら、私は自発的にゲームをやるような人間ではないからである。

 昼休み中に友人たちはゲームの話をする。「アレはアレより強かったっけ」とか「あのキャラは何処で手に入るんだっけ」とか色々。全然分からないし、ついて行けない。誰か「くるりの新譜聴いた?」とか「ダンス・ダンス・ダンス読んでいるとドーナツが食べたくなるよね」とか云う人は居ないのだろうか。それが居ないんだな。ため息。

 某友人の家に行くと必ず4人プレイのゲームで対戦をする。真っ先に負けるのは私だ。そしてゲーム慣れしている人達が勝つ。つまらない。そしてモニターのにらみ過ぎで目が赤くなる。「泣くなよ」と友人。「そんな事で泣くかボケ」と自分。

 漫画もゲームと同じ様なもので、ただ唯一の違いは薦められて、数ページ読んだらはまるということだ。松本大洋氏の「鉄コン筋クリート」は映画が上映された時と同じ時期に知人に薦められてはまってしまった。そしてDVDも見て、あまりの精密さに驚いた次第である。「めぞん一刻」もなぜか父に薦められてはまってしまった。小林よしのり氏の漫画は…ってあれは漫画という一言で片付けちゃっていいのか。兎に角、氏のゴー宣は全てカバーしていないが読んでいる。

 なぜ自発的にゲームをしたり、漫画を読まなくなったかというと、制限がかかっていたからである。ゲームや漫画に徹底的にはまるのは小学校低学年からで、中学辺りで全盛期を迎えて、高校まで延長戦っていう感じだと私は思う。これ根拠もへったくれも無いのであてにしないで下さい。小学校低学年の頃、ゲームのやり過ぎで親から土日以外禁止というルールが出てしまった。そして漫画も読みすぎで活字を読んでないということで漫画の禁止令も出てしまった。最初はなんかやだなと思っていたが、それから時間が経つにつれ、どうでも良くなってしまった。このことで親を恨んだりはしていない。むしろ感謝している。なぜなら、読書や音楽に好きなだけ時間を費やすことが出来るからである。

 たまにほこりをかぶっているスーパーファミコンを見て、懐かしいと思って『マリオコレクション』をやってみたりするが、直ぐに飽きてしまう。そしてちょっとした虚無感を覚える。これは私だけかと思ったら学校で先輩が「俺ゲームやっても10分しか持たないんだよな。あれやってると虚無感を覚える」って他の先輩に云っているのを見た。どうやら私だけじゃないようで。

 なぜこんな愚痴と受け取ってもおかしくない様な記事を書いたかというと、ダーリンハニーの吉川氏のサイトのコラムのある記事に共感を覚えたからである。ただそれだけ。あと、ゲームをやっている友人方を批判するつもりで書いたわけでもないので。ゲームが好きならそれはそれでいいし、ゲームや漫画以外では支障なく愉しくやっているので私がとやかくいうことではない。

 と言うわけで、以上。ここまで読んだ人、挙手!



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