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菅野由美子展DM

菅野 由美子展

第3回 Recent works + 2 new works

2012年5月14日(月)ー5月26日(土)
開廊時間/11:00〜18:30
14日作家在廊
日曜・祝日休廊





〈作家コメント〉

器は、器であるがゆえに空洞をもつ。なにかがその空洞を埋めてはじめて器たりえるとしたら、からの器がそこにあるだけでは本来は不完全なのかもしれない。あるいは、その未完の在り方が、器というものの特質だとも言える。時にその器のまわりには、それを扱う人々の気配がするようで何となく気持ちが揺さぶられるのだが、しかしやはり、ただ目の前でぽっかりと空いているだけの、沈黙の空洞に心惹かれるのである。なのでこの絵もまた、器のもつ不完全性や不在感の意味を負うのである。見る人たちが大切な何かを込めておけるような、静かな空洞のある絵だといい。



                    
                    
                    
菅野 由美子 SUGANO Yumiko

1960 東京生まれ
1984 東京造形大学絵画科卒業

                                                                 
主な個展
1984 かねこ・あーとG1(東京)以降’85
1986 ギャラリー+1(東京)
1987 かねこ・あーとギャラリー(東京)以降’91
1988 天野画廊(東京)
1989 東京画廊(東京)以降’92
2007 ギャルリー東京ユマニテ (東京)以降’09’11
2009 ギャルリプチボワ(大阪)
2011 ギャルリプチボワ(大阪)

                                                                
主なグループ展
1985 「第五回ハラアニュアル」(原美術館・東京)
「臨界芸術’85の位相展」 (村松画廊・東京)
「The Figurative Impulse」 (ウォーカーヒル・アートセンター・ソウル)
「さまざまな眼-4」(かわさきIBM市民ギャラリー・川崎)
「都市に隠れた動物たち」(大阪府立現代美術センター・大阪)
1986 「第6回シドニー・ビエンナーレ」( NSW アートギャラリー・シドニー)
1987 「第23回今日の作家展」 (横浜市民ギャラリー・横浜)
1988 「TAMA VIVANT '88 - 世界の模型展」 (シブヤ西武シードホール・東京)
1989 「第3回アジア美術展」 福岡市美術館(福岡)、国立現代美術館(ソウル)、横浜美術館(横浜)
「プリント・ドローイング・ペーパーワークビエンナーレ」ランゲージ・プラス・ギャラリー(ケベック、カナダ)
1990 「NEO TOTEM」 (スパイラル・ガーデン・東京)
「観念の刻印展」 (栃木県立美術館・宇都宮)
1991-92 「ZONE OF LOVE」東高現代美術館(東京)、西オーストラリア美術館(パース)、シドニー現代美術館(シドニー)他
1997-98 「ISLAS/ISLAND」モダン・アート・センター(カナリア諸島)、ラ・グランジャ・アート・センター(サンタ・クルーズ)、現代美術センター(セビリア)
2003 「ART TODAY 2003」 セゾン現代美術館(軽井沢)
2007 「ROUGH AND REFINED」( レオ・キャステリ・ギャラリー・ニューヨーク)
「2002-2007 BTAP 5th Anniversary Exhibition BTAP-Works in Progress」(東京画廊+BTAP・北京)