単元4 大地の変化
1章 火山 1.火山の活動 2.マグマの固まった岩石 2章 地震 1.地震とは何か 2.地面の揺れからわかること 3.地震による地面の揺れ方と大きさ |
3章 地層 北九市作成 1.地層のでき方 2.地層の調査 3.堆積岩と化石 4章 大地の変動 1.火山や地震の多い場所 2.大地の変化と地形 |
2章 地震
日本はユーラシア大陸のはしにあり、4つのプレートがせめぎ合う、世界でもめずらしい地域です。
ちょうど境目のところに日本列島が位置しており、これが地震の多発する原因です。
いつ起こってもおかしくないと言われている都市直下型地震は他人ごとではありません。
プレートやそのずれによっておこるとされている都市直下型地震について学習していきましょう。
大陸プレートと海洋プレートによる地震
まず、動画で見てみよう。
地球の中心"コア"への旅 - YouTube
地球の表面は、十数枚の「プレート」とよばれる岩板にわかれています。上に陸地をのせているものを「大陸プレート」、海をのせているものを「海洋プレート」といいます。 |
地震発生の仕組みを再度考えてみましょう。 1. プレートの境目では、陸側の大陸プレートの下に海洋プレートがしずみこんでいきます 2. 海洋プレートがしずみこむとき、大陸プレートの先端も同時に引きずりこまれます 3. プレートの中のゆがみが限界になると、大陸プレートの先端部分がはね上がり、地震、そして津波(震源が海の場合)が発生します |
地震の規模をしめすマグニチュード(M)が8をこえるような巨大地震の多くは、
プレートがぶつかる境目で起こります。ここ100年で、地球から放出された全地震エネルギーの
およそ85パーセントが、海溝型地震によるものでした。
内陸型地震の場合は、エネルギーが小さめ(ほとんどがM7以下)でも、わたしたちのくらす街の
すぐ下で起こるために被害が大きくなるといった特徴があります。
日本に地震が多いのは?日本列島のまわりには、北アメリカプレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの4つがせめぎ合っているためです。プレートの運動によって地震が発生します。[メモ/参考まで] 地震発生帯 海溝型地震の発生する深さは決まっており、南海トラフ沿いの南海・東南海・東海地震は、プレートの境目から深さ5〜10キロでくりかえし発生しました。 JAMSTECは、海溝型地震について、有人潜水船で海底を探査していますが、地上でも研究員が、地震の化石ともいわれる「シュードタキライト」を発見しました。 |
以下、興味がある生徒さんは、見てください。(高校生レベル)
相模湾を探る ―深海に見る地球の変動 - YouTube 深海の地震現場 有人潜水調査船「しんかい6500」がとらえた海底のわれ目です。 三陸沖の日本海溝、水深約6270メートルで発見しました。 この一帯は、1933年の昭和三陸地震(M8.1)の発生現場の近くです。 地震の化石「シュードタキライト」 2003年、高知県南部で発見されました。地震が起きたとき、地層がずれて生じる摩擦熱で岩石がとけ、 過去の「地震のなごり」が地表に過去のプレートがしずみこんでいる場所では、過去の堆積物が
つみかさなって、地震でできた断層がおし上げられます。そうして「地震の化石」が地上で見られるようになるのです。 |