源平戦乱の頃(700年前)、平家の落武者 谷坂小平次なる者、この里(旧内浦町恋路)に来て 刀を捨てて百姓となり 細い暮らしの煙をたてていた。その頃から この付近(旧内浦町恋路)を小平次の里と呼ぶようになった。
 木郎の里(現在の能登町旧内浦町不動寺付近※)の助三郎は、釣り好きの若者で、いつもこの浜で釣りを楽しんでいた。また多田の里(現在の珠洲市宝立町(恋路のすぐ隣の郷は珠洲市)※2)に鍋乃という美しい娘がいたが、ある日潮干狩りをしていて 誤って溺れかかっていた所を助三郎に助けられ、それより二人は深い恋仲となり、人目を忍んで この浜で逢瀬を重ねていた。
 月の無い暗い夜は 鍋乃の焚くかがり火が助三郎への合図であり、愛し合う二人の希望の灯でもあった。
 鍋乃に想いを寄せる もう一人の男源次は 二人の仲を妬み、助三郎さえいなければと思いこみ、ある夜灯を 崖の外れに移して助三郎を騙し、助三郎は足を踏み外し 深い海に沈んで帰らぬ人となった。
 それを知った鍋乃も 源次の求愛を退けて 海に身を投げ 助三郎のあとを追った。
 小平次の里の丘の上に小さな観音堂がある。この無住の堂に いつの頃からか 一人の老僧が住み着くようになった。この僧こそ改心した源次その人であった。若き日に男女の仲をさいて 死に至らしめた過ちを悔い、以後仏弟子となって 二人の菩提を弔いつつ、諸国を修行して 故郷に帰ったのである。
 愛欲・嫉妬に苦しんだ 若き日を省み、男女の仲を取り持つ事も しばしばあったので、いつしか縁結びの観音堂と言われ、この堂に参詣する二人は必ず結ばれると伝えられて久しい。
 その頃から誰言うとなく小平次の里と呼ばずに「恋路」と言うようになったと伝えられている。
恋路観音堂前恋路伝説案内板より

※木榔:木郎には中世当時31村あったと言われているので、以前の木郎校下より広範囲となるかも
※2多田:直郷も16村あったと言われるので宝立町より、狭くしぼれないのでしょうか (恋路のすぐとなりは 珠洲市宝立町宗玄です)

北陸能登きりこ火祭り 石川県鳳珠郡(旧珠洲郡能登町(旧内浦町)恋路 海の日前日の日曜日 7月27日より変更となった(平成23年より)
    

旧JR恋路駅の前の海岸でキリコが海に入ります
トイレは海岸にバリアフリーのトイレがあります
駐車場は、3か所、内、少し離れた、処に1か所(徒歩5分くらい)
宿泊施設は、民宿、旅館等、海岸に多数あります

ござれ祭りの恋路のきりこ

南から見た弁天島

北から見た弁天島

弁天島、奥左手が軍艦島(宮方面から)

恋路浜トイレ

恋路観音堂です。何回か立て直しをしています。丘の上にあります。

多田の里については、当時、珠洲郡若山庄直郷に宝立町南黒丸、鵜島、宗玄が入っていたので、このあたりでしょうか。現在の正院直は、だいぶ離れています。

キリコの運航
 14:00宮神事 神輿渡御 きりこお供
 16:00町内を周り、休憩
 18:00太鼓等のイベント
 21:00きりこ運行再開 海へ
 22:00水中花火   打ち上げ花火 きりこ海を運行
 23:00大松明(海上)
 24:00きりこ浜へ
下の写真は海の中のキリコの様子、写真がいまいち

祭りの次の日の朝です。 元JR恋路駅に続く 線路跡の上にある 宮に 片づけ直前のきりこがあります。

恋路海岸には、旅館民宿が沢山あります

中程の駐車場(祭りの時は難しいかも)

恋路浜の北側、ここから、南へ恋路
(珠洲市と能登町の境)

一番遠い駐車場(海岸の南側)

海岸から観音堂への道を写真で案内します

A40m位で、これを左に行きます

宮や集会場の方ではありません。少しバックしてください

B15mで右上に看板があります

C看板の所を左に折れると
参詣階段です。この上が堂です。急なので迂回路を案内します

D30m?右の大きいほうの道です。トンネルの方ではありません。

E50m?坂を上りきりました、左です

F20m、ここを左に折れます

G30m左です

帰りも広い道の方がいいかも

堂のすぐ横に参詣の階段が下っています

H50m位、堂が見えます

旧内浦町木榔(行延)の水車小屋

旧内浦町木榔地区のきりこ。通常は旧木榔公民館(現不動寺)の裏に仕舞われています。
このあたり、木榔村が出来た時期がありました。

鵜島のデカ曳き山

金沢から来ると一つ手前のまつなみ駅に着く直前に渡る橋から見える大きな柳の木です

隣の鵜島駅、ここも廃線前に新しくなりました。昔の恋路駅の風情は今では隣の鵜島駅の方が近いでしょうか

海岸通りから旧JR恋路駅

恋路より北は何キロも砂浜が続きます。南はここから少し、岩肌が海岸に現れます。

恋路浜の案内には、恋路の由来の一部が紹介されています。

@海岸道路よりこの道に折れ登り始めます

恋路駅、線路は外されています。待合室や柵は、新しくなりその後、能登線は廃止となりました。
海岸では北側にあります。

駅に登る階段

不動寺のガソリンスタンド

7月きりこ
トイレ
市町村、観光協会
北鉄奥能登バス(株)
能登空港
のと鉄道

第1駐車場より第2駐車場方向を見る

第2駐車場と鐘、奇岩(右手木の裏に弁天島)

駅から見る恋路海岸

作者はクラーク像を作った、地元出身の方です

恋路浜の北側にあります(第1と第2駐車場の間に)

駐車場入り口(海岸の3箇所にある。遠い方の(南にある)駐車場)、火祭の時遅れて着いたときはこちらか

南側の駐車場に立つ碑

南側駐車場横の海岸

海岸の南側(上の駐車場よりは北側が恋路浜)

旧鵜島駅ホームから、見下ろす景色

隣駅まつなみ方向を見る、恋路駅、遠くから見ると古く見えますがステンレス等新しい材料で、きれいです

能登線終点方向(隣駅うしま方向を見る)

夏、海水浴客の為、急行も1本止まりました

祭りの時はここが良いかも

愛しくて 愛しくて 寄せては・・・の恋路海岸はここです。初恋、踊り子と伴に不帰の人に想いをはせ

古都金沢からは恋路は北になります(金沢市東茶屋街) 

弁天島は中程

シャワー、トイレ棟から

バス停は中程

古都金沢市浅野川左岸大橋詰、

恋路島恋の浦、妻恋岩、水俣市陣内、出水市本町、広島市並木通り、毘沙門台、宇品、松山市石手川のどこかと重ねたのでしょうか