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時間半ほど釣り上がり、浅瀬がつづくあたりから私が先行をさせてもらった。底石も茶色っぽく流れも思った以上に早い・・・ポイントらしきものも見つからないまま、中央のやや深そうな流れに毛ばりを落とすと、その早い流れの中からバシャっと小さな魚体が飛んだ。軽く合わせると確かな手応え・・・・尺には20cmほど足りなかったが綺麗な岩魚であった。続いてもう一匹を釣り上げたところで先頭を渓川さんに譲った。西川の岩魚はその二匹しかいなかった様だ。その後も浅瀬続きの中に時々良ポイントが現れるが、誰の竿もしなる事がない、。2時間ほど釣り上がった時、前方に正真正銘の大堰堤が現れた。時計を見ると午後4時を回ったところ、今日の釣りはどうやらあの堰堤で終わりの様である・・・
ここは堰堤釣りを得意とする渓川さんにねばってもらったが反応無し。全員不完全燃焼ながら納竿となった。帰路は先ほど通った1m堰堤のすぐ上から山道が続いていた、山道を下って行くと右手下に渓英さんの車が見えて来た。直線距離にするとたいした距離ではないのだが、山道はかなりの遠回り、重い足取りでやっと到着した・・・

 2011年 武蔵野テンカラ会 No10

長崎は・・・いや小又川は今日もだった・・・

狭い農道を曲がりくねって西川へ・・・

小又川林道は完全に修復されていたが、降り続くの為に軟弱化している。渓英さん運転の車は慎重にその林道を進んだ。昨日、西川釣行の後で立ち寄った時には、車止めより200mほど手前に工事車両があり、その先には車では行けなかった・・・この降りしきるの中では工事も中止だろうと思っていたが期待に反して続行していた・・・私達は工事手前30mほどの空き地に車を停めて歩く事にした。は断続的に強くなったり弱くなったりで、僅かな望みである曇り空にはならない。工事の先から車止めまでの林道は荒れており、たとえ工事が中止でも行く事は出来なかった・・・車止めの周囲はかなりの広場になっており、テントを張るのに充分なスペースがあった筈だったが、雑草が生い茂りかっての姿は消滅している。雑草を踏み分けながらに出るとが小ぶりになって私達を喜ばせた!渓はまだ濁りがはいっておらず充分釣りが出来そうだ。当初の計画では車止めを中心にして下流域と上流域に分かれる予定だったが、このの中で二手にわかれるのは危険と判断して4名で釣り上がる事となった。2時間ほど釣り上がると本格的な渓相となり魚影も濃くなる。そこまでは是非とも行きたいものだ、。このあたりは釣り人が容易に入渓出来て、魚もすれている事だろう・・・それにしても当たりが無さ過ぎる、交互に先頭に立ち竿を振るも反応がない。渓相に反して魚がいない様だ、私達は先を急ぐ事にする・・・

祈りもむなしく、なんと外には雨音が・・・

小又川西川釣行記

目が覚めたのは午前5時頃。ゆっくりと浸った温泉効果だろうかすっきりした気分で起き上る事が出来た。この時期ではまだ外は暗い・・・一番の気がかりは空模様、耳をすませて見るとかすかな雨音が!そ!それはないだろう!天気予報は曇り後の筈だ!朝からの筈がない!急いで雨戸を開けて愕然とした、昨年の情景がそのまま復元・・・うっすらと明ける宿の周囲は無情の雨でぬれている。絶え間なく降り続く雨空を見上げてみんな無言・・・しかしながら、此処までやって来てこのまま部屋で過ごす事は出来ない、午前7時30分、宿で用意してくれた昼食をザックに入れ、雨合羽をしっかりと身につけて小又川へと向かう事とした。

宿は昨年泊まった新真室川温泉関沢荘だが、泊まり客は我々だけだった。10畳の広々とした部屋に二人では少しさびしい感じだったが、用意されていたお茶を飲むと、今日の疲れとともに安堵感がただよう・・・一息ついたらさっそくお風呂に入る用意だ。お風呂は部屋を出て受付前を通り過ぎ、さらに廊下を進むと右側にあり8名くらいが入浴出来る広さで、かけ流しはとても気持ちが良い。足を踏み入れた途端に身体を包む湯気は、それだけでも身体によさそうである。このの効能書きは脱衣場に貼られていたが、見落としてしまった・・・いずれにしても一日の疲労が一息で消滅するこの温泉は、近所の人達の憩いの場となっている様だ。温泉のみでも低料金で楽しめる。全員の入浴が終わると別部屋に夕食の膳が用意されていた。部屋に入ると美味しそうな香りが漂う・・・鮎の塩焼きだった。お膳の上は宿の御主人が心をこめて用意してくれた料理が並ぶ・・・乾杯今日はご苦労さま釣果はいまいち・・・だったが、澄み渡る空の下で、綺麗な空気を肺に供給して、大好きなテンカラが出来て何のご不満がございましょう!渓英さん、渓山さん、渓川さん、そして私、にこやかながそこにあった・・・明日は目的の小又川だ、が降らない事のみ祈って暖かい布団に潜り込んだ。

やっと出てくれた岩魚・・・しかし寂しいね・・・

9月29日午前6時に拙宅の駐車場に集合、6時30分に出発の予定だったが、5時30分には全員が集合していた。今回の山形行きには渓英さんの車に同乗させてもらう事になっている。皆、いそいそと荷物の積み込みを始める。この作業は明日への期待感に満ち満ちてじつに楽しいひとときである。
和光北より外環道に入り、あとは東北自動車道をまっしぐら・・・
山形自動車道からはナビを頼りに真室川温泉を目指す。山形地方の天気予報を聞くと、29日は快晴だが30日は曇りのち雨との事、30日の雨も夕刻からの事だろう・・・全員、勝手に都合の良い方に決め込んでのドライブだった。佐野SA,安積SA、国見SAで小休止、昼食をすませて目的の真室川に到着したのは午後2時・・・・まだ充分に釣り時間がある、そこで予てより計画していた西川へ向かうことにする。西川には4年ほど前に行ったきりで、国道344号のどこから左折するのか私はすっかり忘れていたが、ハンドルを握る渓英さんは西川への道をしっかりと把握していた。

昨年の小又川は雨だった・・今年こそは大岩魚を・・

竿をたたんで遡行を開始した途端に雨足がはげしくなって来た。まだ増水はしていないが少し濁りがはいって来た様だ。すこし進むと大きな堰堤が現れた。いかにも大物が潜んでいそうな大淵である。たたんだ竿をふたたび取り出して釣り始めた・・・しかし、沈めても浮かせても魚が飛び出す気配がない?雨はますます激しく水面を打つ・・・前方の空を見ると真っ黒になっている、。どうも、この先へ行っても雨が止む確率は低い様だ。この堰堤を越えてからが本格的な釣り場となるのだが、じつに残念だ・・・はるばる遠方から出かけて来て、昨年同様の大雨になるとは、誰も予想しなかった事・・・だれを恨む事も出来ないこの現実を受け止めるには多少の時間が必要だったが、納竿を決定した・・・
帰路は右岸にある小道をたどると車止めに出て、そこから林道を登りつめると工事現場となる。
どうだね、釣れたかね>工事中のおじさんは人懐っこい顔で話しかけて来た。
が激しくて毛ばりでは無理ですので引き返しました・・・・>
この前関東から来た釣り人は2時間ほど上流で20匹ほど釣って来たよ>

その言葉も雨合羽に当たる雨音でむなしく消される事となった

道路脇の自動販売機を目安に左折すると、地元の人が利用するだけと思われる狭い農道を車は進む・・・私が運転しているなら尻ごみをしてしまう様な、激しくアップダウンを繰り返す農道を渓英さんは何事もなかったように通過する。さすが、お若い頃にラリーをやっていた運転技術はおとろえていない。やがて車は川沿いの空き地に到着した、一台がやっと駐車出来る狭いスペースだ。この辺りの西川は護岸されており、流れる水は綺麗だが水量は少ない・・・少し下流の淵まで歩いて水中を凝視したが魚影は確認出来なかった。
この西川は川幅も狭く浅瀬がつづく渓相で、4人で釣り上がるには少し無理があるのだが、今日は竿が振れるだけでいい・・・みんな無言の中で了解済みだった。台風15号の通過でが荒れている予想をしていたが、さほど影響を受けた様子も無く、清楚な流れは私達のこころを癒してくれる。護岸地帯を過ぎると里川の雰囲気が本格的は渓相と変わる。しかし魚影がない・・・交互に先行をしながら竿を出すのだが、誰の竿もしなる事がない。しばらく釣りあがると1mほどの高さの堰堤に出た。4年前のかすかな記憶を辿ると、この堰堤下で渓英さんが良型の岩魚を釣りあげている。慎重に近づき、毛ばりを落とす渓山さん・・・しかしながら此処も不在・・・その上流域も静かな流れの中に時々良淵が現れるやさしい渓相だ。

2930

雨の中の釣り・・・そして前方に堰堤が・・・

渓忠、渓英、渓山、渓川

釣れなかった・・・まあいいや・・・乾杯