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「上にはいないのかなあ・・・」「いるらしいですよ」

 2011年 武蔵野テンカラ会 No9
黒 部 湖 釣 行

山岳渓流釣り〜ソフトクリーム〜温泉&蕎麦 

9月11日

渓英  幸渓

16時05分のトロリーに乗り16時20分無事扇沢の駐車場に着いた、上天気と無事帰着と32pにノンアルコールビールで乾杯!今回何とか行けたし非常に楽しかったので来年も是非挑戦したいと思います。着替えをして、安曇野の有明にある天然温泉のお風呂に入れ蕎麦も美味しい“富士尾山荘”に行き18時30分豊科から高速に乗った。日曜日と言う事もあり途中25qの自然渋滞に出会ったが、22時30分幸渓君宅に無事着いて今回の釣行を終了した。最後にリードしてくれた幸渓君ありがとう、そしておめでとう。

私が黒部湖をめぐる登山道を歩くのは4年前に平の小屋に行って以来で、当時は私も60代だった。今回幸渓君の「行きませんか?」の誘いに、体力的に行けるかどうかを考える前に、行ってみたい、久しぶりにあの道を歩いてみたいとの思いが強く、二つ返事で「行こう!」と言ってしまった。
前日10日22時扇沢に到着、着いてみると駐車場は8割程が埋まっていてビックリ、土曜日という事もあるだろうが、以前はこんなには多くなかったように思えたのだが、そう言えば途中の爺が岳登山道の入り口にも車がいっぱいだった、此処などは依然車があっても1台か2台だったのだが近年の登山ブームの凄さを見せつけられた気がした。扇沢の駐車場の何台が釣り目的の車なのだろうか、明日は先陣争いにならない事を祈りつつ、11時寝酒のビールで乾杯し私は車中で、幸渓君はテントで就寝。

それから15分後私が小さな淵で毛鉤を振っていると、後ろで「こんなところは竿抜けかも」とつぶやく声が聞こえたので見ると、そこは赤黒い岩が崩れたようになっていて深さは3〜40pくらいで流れがやや緩くなっている場所だった、そこを幸渓君がカディスを岩スレスレに流した3回目いきなりガバッと水面が割れた、すかさず合わせると竿が弓なりなって魚が走った、私は「デカイッ!」と思わず叫んでしまった、魚は下流の小さな落ち込みに入りこんだ、幸渓君も必死に頑張っている、「頑張れ!逃がすな!」と叫びながら私はどうしてよいかわからず、立ち竦むしかなかった。ややあって魚も力尽きたのか水面に浮いてきた、一目で尺以上とわかった。やっと幸渓君の手中に収まった魚は丸々と太った立派な黒部岩魚で計ると32pあった、この日一番のハイライトだった、幸渓君も息をはずませながら「人生最大ですよ」としばらく興奮さめやらなかった。オメデトウ!私までも来て良かったと嬉しくなった。その後はまたパッタリと反応が無くなって、12時に魚止めまで来てしまった。「上には魚いないのかなあ・・・」「いるらしいですよ」と言う事で魚止めの滝を越えて上流へ行ってみた。最初はポツポツ反応があったが、一時間くらい行くとまったく音沙汰無しになってしまったので、そこで昼食として納竿することにした。

すかさず合わせたが残念にも逃げられてしまった、再度同じラインに毛鉤を入れると同じ魚か別物か判らないが再びバシャッと出て流石に今度はしっかりフッキング、23pの見事な黒部岩魚だった、幸渓君の「まだ出そうですよ」の声に励まされて私も白のカディスを幸渓君と少し違う白泡の横に入れると反対の白泡の下から黒い塊が毛鉤に飛びついてきた、すかさず合わせて抜きあげると27〜8pはあると思われた見事な岩魚につい興奮して「写真!写真!」とぶらさげていたら、岩魚がブルンと一暴れした瞬間下の水の中に自然リリースになってしまい残念!しかし、毛鉤に飛びついた姿や竿の感触は十分味わうことが出来やや満足だった。

まだ出そうですよ

7時45分ダム着、天気は曇りの予想と違って太陽が眩しく輝く上天気、「これで魚が釣れれば言う事無しなんだが」なんて言いつつ黒部破砕帯の湧き水をペットボトルに詰めて即出発、湖をめぐる登山道は相変わらず緑に囲まれ、大したアップダウンもなく、特に今回は幸渓君が私のペースに合わせてくれたので気持ちよく歩け助かった。途中平らの小屋方面からの登山者3組、後ろから上の廊下まで行くという3人のパーティーに先を譲り、予定の9時目的のK沢に到着。早速竿を出したい気持ちを抑えつつ遡行開始、直ぐに1張りのテントを発見、先行者有りかと緊張したが中から出てきた若者はヘルメットを持っており我々に上流へどうぞの手振り、どうも沢上り目的のようで安堵の胸をなでおろした。この黒部一帯は、あの奥利根あたりを襲った豪雨とは無関係だったのか、渓は昔の雰囲気のままで、大石がごろごろしてその中を透明度の高い清らかな水が、ところどころ適当に淵を作って流れ、私には結構な高低差に見え、いかにも山岳渓流に来たと強く感じた。

翌日、トロリーの始発は7時30分なのだが6時には目が覚めてしまった。幸渓君も起きてテントをたたみ始めていた。私は傍を流れる籠川に洗顔に行った。水は2秒も手を入れていられないほど冷たく、5℃以下ではないかと思われるほど。こんな中にも岩魚が居ると言う事で彼らは凄い!
予定通り始発のトロリーに乗車、改札に並んでいると「釣り?上ですか下ですか?」と話しかけて来たオジサンがいて、彼らはダム下に行くらしく、我々もダム下と思ったようで釣り場は上流か下流か聞いてきたらしい。「私たちはK谷です」と言うと、途端に顔が緩んだ。トロリーの乗客は車の数の割には少なく、登山と思われる人達が14〜5人、釣り人は我々含めて2組4人、トロリーバス2台で充分、駐車場の車の人達は何処へ行ったのか不思議だった。

ヤマモモのソフトクリームは格別の味

入渓して約10分竿を出さずに遡行のみ行い、小休止後釣りスタート。しかし、渓相は申し分ないのだが10分経っても魚の反応が無く30分程経って幸渓君がリリースサイズをやっと釣った。その後はポツポツと二人の毛鉤に反応は有るものの魚が小さすぎて掛かりしない。やはり渓には足跡もくっきりと残っていて、夏休みそして土曜の昨日とかなりの釣り人が入ったようだ。それでも、1時間半ほどすると毛鉤を追ってくる魚が少し大きくなって来て、幸渓君が20p弱を釣り、私も20p強を釣った。釣り始めて2時間、かなり釣り上った所の下が白砂で深さ1m程のチョットした淵で幸渓君の白のカディスにやや良型が飛びついてきた。

二つ返事で言ってしまった

13時30分ダムへ向かって出発、下りは急ぐと膝に来るので慌てず慎重に下り、14時15分登山道に戻ると朝に居たテントの後は綺麗に片付いていた。もう少し時間が有れば湖への流れ込みまで下ってみたかったが、歳を考え無理をせずにゆっくり戻る事にして今回は断念した。幸渓君も付き合ってくれ景色を眺めたり草花や茸の写真などを撮ったりしながら私のペースで戻り15時30分ダムに到着。ダムの売店で食べたヤマモモのソフトクリームは格別の味だった。日曜日のダムサイトは流石に団体観光客が多く、賑やかに中国語も飛び交っていた。

山岳渓流に来たと強く感じた

駐車場の車の人達は何処へ