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 2010年 武蔵野テンカラ会 No2

浦山渓谷へ向かう道は、コンビニより少し秩父方面に下がった橋立鍾乳洞方面へと信号を右折して、鍾乳洞を左に見ながら進む・・・・・・橋立川に架かる橋を越えて急坂を登り切ると浦山ダムに出る、このダムが完成する以前には数回訪れた事はあるが、その変わり様にはただ驚くばかり・・・・・ダムの先からはしばらく右岸にそって進む、寄国土トンネルを過ぎると浦山大橋に出る、これから道は左岸そして、右岸と変わるが、大神楽方面への道を左に見て更に金倉橋を右に見ながら進むと毛附トンネルである、トンネルを抜けるとその辺りは川俣だ・・・・・・・更に走ると大日高原キャンプ場に出るのだが、我々はその手前の川俣付近にある旧道を右折して車を停めた。

浦山渓谷釣行

3月の秩父は・・まだ春は遠い・・

3月26日

3月26日(金)午前10時に浦山口のコンビニでの待ち合わせだったが,午前5時に起床してしまった・・・・今年初めての秩父方面への釣行で少々興奮状態の様だ。今日予定の浦山渓谷へ同行して戴くのは、神流川の解禁日で初めてお会いした柳田氏、秩父の渓流へ行って見ませんか・・・のお誘いに二つ返事で同行をお願いした私だった。初めて同行をお願いした柳田氏に遅刻しては申し訳なく、少し時間の余裕を考えて我が家を出発したのは午前7時だったが、外環道北和光インター付近での工事渋滞に巻き込まれ、国道299号を正丸峠へと走り秩父市を抜けて浦山口に着いたのは約束の時間の僅か15分前・・・・・既に到着していた柳田氏の暖かい笑顔に迎えられた、お話によると、かなり前から到着して本日私を案内するの下見をされたとの事、そのお心遣いに恐縮するのみ・・・・・・・・

渓忠 柳田さん

しかしながら渓相は抜群、もう少し暖かくなればも活発に毛ばりを追って来る可能性もあるだろう、私の浦山渓谷の釣り歴は最上流だけに限っている・・・・下流域にもこの様な良ポイントが存在する事を知ったのは感動ものだった、橋からすぐ上流には左岸から細久保が合流する、この沢にも放流があるとの事だが、本流との合流から15mほど上に良淵があり、此処も柳田氏に譲って貰う事となった。

はかなりの増水・・・空からは何やら白いものが・・・

平常よりはかなり増水している様子だが、淵の流れは安定していた・・・淵上には小枝が張り出している為、少し下方で膝をつきながらの一投目だった、毛ばりを流れに乗せながらラインを緩めていると、ユラユラと黒い影が毛ばりに近づいて来た・・・小さいながら立派なヤマメだ、私はそのお客さんが毛ばりを咥える瞬間を待った、しかし・・・しかし・・・彼は美味しそうに流れている?筈の毛ばりにプイっと横を向いて、一目散に深場に逃げ帰ってしまったのだ、どうやら私の気配を敏感に悟った様子・・・本流に引き返すと、大淵でねばっていた柳田氏も魚影を確認したが釣りあげる事は出来なかったとの事だった、それから交互に釣り上がるも反応はない。

唯一のチャンス・・・・しかしながら・・・・

やがて前方に小さな橋と出会う、最初は吊り橋かと思われるほどの橋だったが橋上でなにやら人影が立っている、小柄なお年寄りだったが柳田氏は親しそうに声を掛けている、きっと顔見知りに違いない・・・その先もいかにもが居そうな淵が続いているが、二人の竿がしなる事はなかった、この釣り場は先にある大堰堤までとなるが、その手前に連なる大淵が立ちふさがって前進が出来ない・・・平水時ならば遡行も可能だろうが無理に突破する必要はない・・・渓魚には残念ながら会えなかったが、早春の釣りでは予想されていた事、しかしながら素晴らしい渓相の中でゆったりと過ごせただけで幸せである、釣れなかった事で恐縮している柳田氏だが、私に楽しい釣りが出来る様にと早朝からの様子を調べて戴いた事に感激!今度は私がとっておき・・・のをご案内します、と約束をして浦山渓谷を離れた、その後、昼食のあと荒川の本流に挑戦してみたが、ここも増水に妨げられに出会う事もなく、3時頃に現地解散となった。一日中、色々と気遣いをされた柳田さんに感謝!感謝!の気持ちを膨らませながら、皆野、花園経由で関越を走り午後6時には帰宅となった。

車を降りてを眺めたが、眼下に広がる浦山渓谷はどうやら増水状態。しかもザラが続きポイントが掴み難そう・・・柳田氏のお話では以前この辺りには大きな石が点在しており良いポイントの連続だったが、数年前の集中豪雨が原因でこの様なザラ瀬に変ったとの事だった。しばらく二人でを見ながら雑談をしていると、何やら肩先に白いものがチラリチラリ、どうやら小雪の様だ・・・・なるほど・・・指先が冷たい訳である。周囲の山々を見渡すと昨晩降ったのだろうか,頂上付近はうっすらと雪が残っており、まるで白い綿帽子を被った様・・・どうです、ちょっと寒いですが、この辺から降りて見ませんか・・・・そうですね、やってみましょうか・・・この寒さでは思う様な釣りは出来ないだろうが、せっかく浦山渓谷に来たのである、せめて竿だけでも振ってみたい・・・身支度を整えた後、柳田氏の釣行写真を見せて戴いたが、ほとんどが雪景色の中での釣りであり、氏の釣りに対する造詣の深さを垣間見る事が出来た・・・
ついでに・・・と、柳田氏の毛ばりケースを拝見して驚いた!じつに整然と毛ばりが並んでいるのだ、黒系の逆さ毛ばりを数個無造作に放り込んである私のケースと大違い・・・毛ばりケースを見るとその釣人のテンカラに対する情熱と性格がわかる様な気がする、私は思わず赤面した・・・駐車した場所のすぐ下にに降りる階段があった・・・流れに立つと思った以上の水圧がウエーダーにかかり思わずよろけてしまったが、指を入れた感覚では水温は6℃位だろう、テンカラにはなかなか厳しい条件である、降りた場所から20m上流には、流れが屈折して護岸にぶつかるポイントがあった、傍らで柳田氏が見守る中で、僅かな淀みに向かって私の逆さ毛ばりを落として見た・・・思った通り渓魚の反応はない・・・このザラ瀬は諦めて少し上流へと歩く事にした、思った以上にザラ瀬の距離は短かった、すぐ上流に架かった橋下は岩の間に良淵があり、その上流域は好ポイントの連続となっている・・・案内に徹する柳田氏は同行した私に釣らせてあげようと、良ポイントを空けてくれるが、誘っても沈めても毛バリにむかって突進して来る魚影がない・・・この付近には漁協の放流もあるとの事だったが、この増水状態と低温では岩陰にでも隠れてしまっているのだろうか、また浦山渓谷は評判の激戦区と聞く、渓魚はみんな釣りきられてしまったのかも知れない・・・