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嘘の様で本当のお話です・・・いえ本当の事です!

10日夜の八木沢ダムサイトにはどうした事でしょう、我々二人の車以外は管理小屋付近に軽自動車が一台停まっているだけ・・・昼間の観光客の車でいっぱいだった光景が嘘の様な静けさでした。例のごとく渓山さんと夕食談笑の後、午後7時に眠りに入りました・・・たいした疲労感もなかったのですが、アルコールが入った為でしょう、横になった途端にあっという間に熟睡状態となりました。3時間くらいは眠ったのでしょう・・・突然耳元でブンブンと蚊の羽音、寝る前に車のドアーは確認しました、蚊取り線香もたきました。蚊が入る筈がないのです・・・目をこすりながら起き上って周りを見渡すと、なんと!バックドアーが半開きになっているのです、寝る時に確かに閉めたドアーです・・・こ、これはどうした事か・・・外へ出るのは面倒でしたので内側から引っ張ってみたのですが、私の力ではどうにもなりません・・・ 
しょうがない・・・外から閉めるか・・と靴を探していた時にいきなり触ってもいないサイドドアーがグググーと開いたのです・・・・渓山さんでも来たのか・・と声を掛けても返事がありません。
慌てて外にでたのですが、周りには誰もいないのです、その時、私の耳元に生暖かい風の感触がありました、それも一瞬ですぐに涼しいダムサイトの空気になりました・・・少し背筋の寒さを感じながら車に戻ると、数か月悩み続けて来た左肩と左ふくらはぎの痛みが突然消えたのです・・・この怪奇現象は何故だか現在でもわかりません、リモコンが誤作動を起こした?とも言えなくもないのですが、それでは肩、ふくらはぎの痛みが消えたのは何故でしょうか・・・
渓山さんと奥利根に入るのは一年ぶりです、今日の私は低姿勢なのです・・・彼のペースで彼の好きな様な釣りをするつもりです・・・あの7月27〜28日のドタキャン後の土日に4名で奈良沢に入った事がバレてしまったのです、私が彼の立場なら<おめえとは一生釣りに行かねえと息まくところですが、さすが私の元上司・・・埋め合わせをしろよ>ですませてくれました、ありがたいものです。

 2010年 武蔵野テンカラ会 No10

奥利根釣行記

〜幽の沢〜

幻の大岩魚を求めて、魚止へ・・・魚止へ

8月11日

渓忠  渓山

魚止滝の上流は・・・・果たして魚影は・・・・・

30分ほど粘った後に彼が滝上を指さしました、私は単独で来た時に滝上を釣りましたがまったく魚影を見ませんでした、それを彼に話したのですが、俺が上れる滝なら岩魚だって上がれるんだ・・・・とスルスルと滝上に上がりました、私も慌てて後を追いましたが、たしかに良淵がつづく渓相です、二つ目の小滝に竿を振った時の事です、彼の竿先がしなったのです・・・・それは私にとって思いがけない事でした、上がって来たのは18cmほどの多少色の薄い綺麗な岩魚だったのです、それ見ろ!彼の得意げな顔・・・勢いづいた渓山さん、どんどん先を釣ります・・・またまた岩魚が釣れました・・・・しかし何故か皆小ぶりなのです、200mほど釣り上がった所で納竿しましたが、滝上に魚影を確認出来た事がなによりの収穫でした、魚止を目指す常識ある釣り人さん!あの滝上の岩魚はそっとしておきましょう、それが私の幽の沢釣行での、報告とお願いです・・・・

、午後8時から翌日午前6時までトイレ閉鎖??

管理人さんが仕事を終えた午後6時に私達の所へ来て注意してくれました。これからは午後8時から明日の午前6時までトイレが使えないから気をつけてね、え、ほんとですか、それじゃこれからトイレに行って来ます・・・その時にふと考えました、人間の生理現象は夜間だってあります、お腹の具合が悪くなることもあります・・・・・朝まで我慢が出来なかったらどうしましょう、あるキャンプ場での嫌な思い出がよみがえりました、見てはいけないものを草むらで見たからです・・・

ゴミ沢までは好調に釣れましたが・・・・・・

ゴミ沢出会いの大淵は変わっていました、岩が崩れて大木が横たわっていたのです。しかしすぐ上の細長い淵はそのままでした、安心です・・・これからは頭上の木の枝が邪魔ですが、良い淵は次々と現れます。先行する渓山さんは順調に釣果をのばしています・・・・しかし彼の頭には魚止メにいる筈?のジャンボしか眼中にありません。私はふと心配になりました・・・もし魚止に入っていなかったら・・・と、合流地点から二つ大淵を過ぎたあたりから急に魚信がなくなりました、いかにも大物が潜んでいそうな淵で粘っても反応がないのです・・・全部の岩魚さんが、魚止メに集まって岩魚会議でもしているのでしょうか、所々に大木が倒れたり、大岩に阻まれたりでなかなか思う様に釣り上がれない場所も現れます。しかしながら、大物釣りに情熱をギラギラと燃やす渓山さんはどんどんと先を急ぎます。

粘れども・・・ねばれども・・・ねばれども・・・

予定よりかなり早く魚止メに到達です・・・・いつ来ても素晴らしい滝です。淵は去年来た時よりすこし浅くなったでしょうか、でも岩盤にぶつかる水量は同じです。私はすこし下がって彼の釣りを祈る気持ちで眺めています・・・・一投目にいきなり竿がしなりました、残念です26cmしかありません、つづいて竿がしなりました、残念です24cmしかありません、その後はひっそりと静まり返っていまいました・・・・水量が多過ぎます。水位が高いと湖が干上がる心配がないので岩魚達も遡上しません・・・・水量が乏しくなると湖が干上がってしまうと心配して遡上するんです、今日は水量が多過ぎます・・・・訳のわからない事を口にしながら彼を慰める私でした(冷や汗冷や汗

霧に包まれた幽の沢・・・・・果たして遡上岩魚は・・・・

静かな幽の沢でした・・・・昨日の雨で水量は多い様でしたが遡行に問題はありません、カワゴ沢を右に見ながらさらに30分ほど歩くと右岸より小さな沢が流れ込みます・・・私達はそこから竿を出す事にしました、今日の渓山さんは闘志満々です、あの小沢での40cm、報告に刺激されている様子が手に取る様にわかります・・・・・釣り始めは落差のある小渓ですがここは釣らずにその上流の開けた淵で私が22cmを釣りあげました。しかし彼は何だという顔つきでチラっと見ただけです・・・・彼には40cm以下の魚は岩魚ではない・・・・と考えている様です。どうした事でしょう・・・・本日は22cmクラスの岩魚が良く釣れます。渓山さんにもすぐに25cmほどの綺麗な岩魚が掛かりました。いつもの彼ならば、<病気の母親に食べさせてあげたい>等と言いながら持参のビクに放り込むのですが、プイと横を向いて渓に戻しました。