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 2010年 武蔵野テンカラ会 No9

奥利根釣行記

〜奈良沢本流〜

7月31日

渓英  幸渓

朝に解散することに決めて10時全員就寝

2時30分ダムサイトに向けボートのエンジンをスタートさせ、3時には今夜の宴会場所に到着した。まだ時間も早かったが、先ずは手分けして渓忠さんはボート、渓隆さんは場所取り(キャンプ場所はカヌークラブの集まりでテントや車で満杯)私と幸渓君は朝ゲート前にデポした幸渓君の車の移動を行った。5時先ずは乾杯に始まり、いつもながら幸渓シェフが用意してくれた塩チャンコやチーズの燻製に舌鼓を打ちながら、賑やかにかつ楽しく盛り上がった。8時、何時も早寝の癖がついた渓隆氏が早々にダウン、久々の渓での良い思いに張り切った疲れが出たのかもしれない。
翌日は日曜日、幸渓君はまだ他の沢等を釣りたかったようだが、渓隆氏は日本海に行きたいからと、私は月曜に病の定期検査があり、渓忠氏は渡船はOKだが体の不調で渓には行けないと言うことで幸渓君一人となり、朝に解散することに決めて10時全員就寝した。翌朝は7時、昨日の心地よい運動でグッスリと眠れ、気持ち良くゆっくりと目覚めた。この日は釣りに行くわけではないので、のんびりした気分で幸渓シェフの作ってくれた、塩ラーメンを食べ9時撤収して解散した。いつもながら幸渓シェフの料理は美味い。ありがとう!私は一路寄り道なしで高速に乗ったが、もうすでにその時間で下り線は渋滞がところどころに起きていた。やはり午前中の帰路は正解だったと確信した、特にトレーラーを引いて、おまけに首が回らない渓忠さんにはこれで良かったのでは・・・・。政府の下した休日高速割引制度は良かったのか悪かったのか・・・、皆さんいかがでしょうか?

こんな贅沢は無いものと何時も思う

帰りは森のバイパス道に入ったが今年は雨が多かった為か、何だか草の成長が例年より良いようでところどころで踏み跡の道を覆い隠していた。しかし、何時もは重いザックが背にあるのだが、背中が軽いという事は何と楽なんだろうと改めて感じながら快調に約束の2時少し前にバックウオーターに着いた。時を同じくして支沢組も到着、彼等は頑張って魚止めまで行き、40pを超える岩魚を目にしたり、渓隆氏が今までになく楽しい良い釣りをしたようで羨ましい限りだった。しかし、天気も良く緑に囲まれ良い空気をいっぱいに吸って、都会の喧騒を忘れ一心に毛鉤に集中出来、こんな贅沢は無いものと何時も思う

ハヤ以外一匹も釣れなかったとの事

ここからは渓の様子もわかっているし、引き返すにはまだ少し早かったので、期待に胸ふくらませてもう少し上まで行ってみた。がしかし先行者の為なのか、ここから釣り人が多く入渓しているのか、その後はパッタリとハヤさえも反応がなくなった。以前来た時には必ず岩魚の姿があって渓忠さんが尺物を釣った淵にも小さなハヤの姿しかなく、行けども行けども岩魚や山女の姿は無くなってしまった。12時30分絶好の淵で幸渓君の竿が大きくしなり、上がったのが25p程のハヤだったところで諦めて引き返すことにした。竿をたたんだ所へ先を譲った釣り人が引き返してきた、彼等は沢の合流まで行ったがとうとうハヤ以外一匹も釣れなかったとの事だった。我々は二人で何とか岩魚が23pを頭に9匹、ヤマメを20pを頭に4匹お目にかかれたので幸せだったと言うべきだったのかもしれない。これらの魚は大きく育つ事を願いつつ全てリリースした。

水温が高いのか?ハヤばかり!

最初に岩魚の姿を見たのはそれから30分ほどして、川が少し狭まり流れが早くなったところの少し大きな石の巻き込みの陰からドライ毛鉤に飛びついて来た。大きさは完全にリリースサイズの12pほどだったが、それまでがハヤばかりだったのでヤッター岩魚だという嬉しさがあった。幸渓君も普段はパラシュート毛鉤の愛好者だが、ニンフ風の物や逆さ毛鉤等こまめに取り換えて丁寧に探っていたが、やはり出るのは15p前後の小型のハヤばかり、どうしたことかと水温を計ると14℃もある、おまけに湖は満水なのに沢は水量がいつもより少ない感じがした。これでは岩魚は冷たい水を求めて上流へ行ってしまったのかもしれない。その後約4時間粘りに粘って釣り上がると森のバイパス道との合流点に来た。そこには先を譲った釣り人のピンクリボンがハッキリと岩の上に記されていたので、間を空ける意味もあったし、空腹感もあったのでチョット早かったが30分ほどランチタイムとした。

初めて下流

我々本流組は今まで、森の中の道を利用していきなり上流へ出て行くために、下流から釣り上がるのは初めてだった。分岐点を過ぎてすぐに竿を出したが、暫くは平瀬が続いて魚の反応が薄い。深場も無く岩魚の隠れる場所も少ないのだが、流れでの山女の反応も無い。時折毛鉤に興味を示すのは10p前後のハヤばかり、30分程すると二人の釣り人が追いついてきた。彼等はこの奈良沢は初めてとの事、森の中の道を知らず川通しで左岸から合流する沢のあたりまで行くとのことだ。その沢の近くまでは竿を出さないと言うことで先を譲った。別れ際に一人は「私は釣りをしないで沢歩きするだけです」もう一人は「竿を出すところにピンクリボンを置いておきますから」と言いおいて先へ進んで行った。

今まで見た事もないくらいの満水状態

私にとって2年振りの八木沢ダムは今まで見た事もないくらいの満水状態で迎えてくれた。今年の冬は雪が多く、この湖から見える山にもまだ雪渓が残っていて、東京の夏の水は確実に確保されているようだ。
31日朝4時45分ダムサイトに集合、5時まだゲートが開く前に出船して奈良沢のバックウオーターを目指した。今回の釣行はタイムフリーターの3名渓忠・渓隆・渓英とまだ現役の幸渓の4名で、全員が今年初の奥利根湖の沢を探ろうとの計画だが、日曜日の交通渋滞を避けるため土曜だけの釣りとなった。その為本流に幸渓・渓英、支沢に渓忠・渓隆と2名ずつに別れて下から釣り上り、ボート集合は14時とした。この日は昨年までの雨男の汚名を、今年は払拭した幸渓君を実証するかのごとき上天気で、本流組、支流組は互いの楽しい釣りを誓って沢の分岐点で別れた。

奥利根釣行記 奈良沢支流O沢