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入渓地点は、河川名の云われである「笛吹権三郎」の像が建てれ、沢山の花が咲き乱れる明るい広場になっている。渓は広場からかなり低い場所を流れているが、入渓する道が明確になっており安全に渓へ降りられる。早速仕掛けをセットして3人交互に釣り上がる。目の前からよい渓相が続くのだが、上流にあるダムの放流の影響からか、大石の間にある淵は砂で埋め尽くされ、ポイントといえば僅かな落ち込みを狙うしかない。そのようなポイントを拾いながら先に進むが魚の影さえ見当たらない。河原の石が徐々に大きくなり段差を設け始めると、頭上に雁坂トンネル方面へ向かう国道と出会った。渓英氏が「この辺りから渓相が変わり魚も出始める」とのことで、集中力を回復させるために毛バリを伝承毛バリからパラシュートへチェンジした。

全てが満たされ勝沼ICへ向かう。途中、地元の釣具屋のHPで尺を超えるイワナが釣れた!と紹介されていた、日川支流深沢川を偵察しに行く。勝沼ICの少し先を左折。道に沿った川が続く。駐車して川を除くが細い沢で薄汚れた流れで趣なし。もう少し下流へ進み脇道に入ると綺麗な公園になっている。「大日影トンネル遊歩道」市がJRから無償譲渡されて、今は使われなくなったトンネルを遊歩道、ワインセラーとして開放している。トンネル内を往復するのに30分かかるようだ。

土手を登り切り車道へ出た。標高が高いせいか、車道の傍らの桜が今身頃、満開に咲いている。約6時間の行程、心地よい疲れだ。行きにデポした渓忠さんの車まで歩き、入渓した「笛吹権三郎」の像まで戻る。着替えを済ませて地元の温泉へ行く。窪平温泉「花かげの湯」観光客で賑わっているかと思いきや、地元の常連が多いようだ。アルカリ性の温泉で肌がツルツル。熱過ぎず、温過ぎずとても気持ちのよい湯であった。温泉で渓忠さんとお別れ。渓英さんと私は、温泉に入り小腹も減ったのでラーメンを食べてから帰宅することに。渓英さんがお勧めする地元のチェーン店?「ラーメンガキ大将」。私は店がお勧めする「限定味噌ラーメン」、渓英さんは「醤油ラーメン」を頼んだ。味噌ラーメンはコクがあり、野菜もシャキシャキで旨かった。

渓英 渓忠 幸渓

 2010年 武蔵野テンカラ会 No4

魚の反応が急激に悪くなった。陽が傾き始めたのだろうか、渓にも冷たい風が吹き始めた。川は伏流を作り徐々に細くなりポイントも少ない。ダムの先が見え始めた。最後に少ないポイント拾い歩くが、毛バリを枝に引っかけ、これを機会に私は納竿とした。ダム下は水が溜まり大きなプールを作っている。盛期にはライズが見られ、多くのフライマンたちが立ち込んでいるようだ。しかしながら今日は静かに風で作られた波に揺られているだけだった。渓英さん、渓忠さんも既に竿を納めていた。右岸の砂礫の土手を這いずり駐車スペースまで登っていく。

笛吹川

高速へ入ると案の定渋滞20km!これを抜けるのに2時間かかると表示されていた。時間がかかっても走っていた方がいい!との判断で大月IC降車。一般道で上野原まで行き、甲武トンネルを抜け東京へ入った。自宅に戻ったのが20:00過ぎ、一般道で正解!渓忠さんも渋滞にはまり、談合坂SAで3時間仮眠し、渋滞が無くなってから帰宅したそうだ。

〜渓英さん 快気祝い釣行〜

4月25日

小さな堰堤が流れを塞いだ。堰堤上は大きなプールになっており大きく高巻いた。ここも明確な道が付けられている。スギ林は綺麗に枝打ちがされていて、山腹に咲く山桜が所々見える。河原へ出たところで昼食とする。かなりの距離を歩いたようだ。渓英さんの様子を見るが疲れも全く見られない。食事中に対岸の林の中に動くものを発見!我々に気付かずどんどんと河原へ降りてくる。クマ?イノシシ?タヌキ? 「小熊だったらすぐに逃げないと危ないですよ!必ず近くに親熊がいますから・・・」と渓忠さん。よく見ると丸々と太ったタヌキであった。我々に気付いたのか。静止して辺りを見渡している。「オ〜イ!」と驚かすと、一目散に上流側へ逃げて行った。しかしながら見事なタヌキだった。昼食を済ませて釣り進む。ここからダムまで僅かな距離ということで、丹念にポイントを拾っていった。日当たりが良い瀬が続いた。

 渓英さんが言った通り、この地点からは川底は砂の堆積が少なく、魚の隠れ家となる岩盤もしくは小石で埋め尽くされた瀬が続く渓相になった。しかしながら魚の反応は鈍い。しばらく行くと通らずの淵になっており左より高巻く。高巻きの道もはっきりしているが、かなり急でありひと汗かくほどである。病み上がりの渓英さんであるが、何一つ困難も見せずいつも通りの闊歩であり、つい数週間前まで病床にあった人とは思えないほどの元気良さだ!私も渓忠さんも一安心した。
 スギ林を抜けて再度渓へ降り立つ。上流へ行くに従い渓相が良くなってくることがわかる。降り立ったポイントから早速テンカラ竿を降る。底が岩盤で出来ているようで茶褐色に輝いている。魚が出るであろうと予測したポイントの上流へピンク色の目印を付けたパラショート毛バリを落とし流れに従う。ポイントは瀬の中にあった岩盤の割れ目。ポイントを通過する毛バリの直下水中に変化が!ギラリと水の色が一瞬変化、流れに大きな波が出来た。パラシュート毛バリへの独特のあたりである「パシャ!」という魚の反応ではなく、毛バリをひったくるというあたりであった。釣り上げたのは金色に輝く25cmほどのイワナだった。渓忠さんも寄ってきて、記念写真をパチリ!しばし見惚れていた。その上流に目をやると水中に沈む倒木からパシャ!パシャ!している魚を発見!今釣行の主人公である渓英さんに是非この一匹を!と、下流で探る渓英さんを待つ。渓英さんがポイントへ現れたが・・・気配を感じたらしく魚の反応も無くなっていた。

上流へ進むほど渓相が素晴らしくなる渓だ。魚の反応も釣り始めよりはよくなってきた。ポイント毎とはいかないが、毛バリをポイントへ送り込むと素早い反応が水面に起こる。腕が悪いのか?スレてるのか?釣り上げることができない。恐らくはヤマメであろう。渓英さんにも待望の1匹が!小型ながら綺麗なアマゴだ。久しぶりの手ごたえを味わい、渓英さんも喜びを隠せないようだ。我々が釣った後を拾い釣りしていた渓忠さん、得意の逆さ毛バリで対岸の際に隠れていたアマゴを誘い出し見事に釣り上げた。赤い斑点を付ける綺麗なアマゴだった。

 当初、秩父方面を釣行先としていたが、秩父の芝桜見物の渋滞が必至!ということもあり予定変更、渓英さんからの提案で笛吹川上流となった。当日は6時半に渓英さんの車で私の自宅を出発。中央高速で勝沼ICを目指す。久しぶりに春を感じさせる快晴であり、途中立ち寄った談合坂サービスエリアも早朝であるにもかかわらず人出が多い。8時半「道の駅まきおか」で渓忠さんと合流する。渓忠さんは1時間前には既に到着していたようだ。二台の車で雁坂トンネル方向へ向かう。おふた方は数回釣行されているとのことで、入退渓地点も明るく、迷うことなく進むことができた。渓忠さんの車を退渓地付近にデポし装備も済ませて、渓英さんの車で入渓地点まで戻る。

 今シーズン初の河津川への釣行後、渓英さんが一度は回復した病が再発。入院と再手術を余儀なくされ、桜満開の4月中旬に娑婆へ復帰した。メンバーの釣行も天候不順、時期早々で活発さがなかったが、神流川S沢の釣行を機に拍車がかかった。渓英さんとのメールのやりとりで、まだハードに源流域までは行く自信はないものの、はやく渓で竿を降りたい!という気持ちが強く伝わって来る。天候も安定し、気温も徐々に上がってきた。思い立ったら吉日!渓英さんに今週末釣行を打診。そしていつものメンバーである渓忠、正渓氏に連絡!渓忠氏は日曜OK!正渓氏は家族サービスで両日NG。日曜釣行を木曜に打診して行けるメンバーも限られると思い、今回は3人での快気祝い釣行とした。