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 武蔵野テンカラ会 2009年 釣行記 No1



 2009 テンカラサミットに参加して

 こよなく自然を愛し、こよなく渓魚を愛し、こよなく仲間を愛し
   そして心からテンカラの発展を考え、釣り人の輪を広げる事に
     情熱を捧げる人たちの集いだった・・・・


   2009年2月21日

   渓忠

2009年2月21日、午前5時に起床した、今日は愛知県浜松市で開催されるテンカラサミットに単独にて参加する事になっている・・・・・・・我々武蔵野テンカラ会の技術向上の為にはこの老骨に鞭打って・・・・・と言いたい所だが、じつは、世の若者が人気タレントに群がるあの心理と同じ、ビデオや渓流雑誌に登場するテンカラ名人を近くで一目見たい・・・・・・それが第一の目的で、この歳になって誠に情けない参加目的でもあった・・・・・・

午前6時、外環道和光北より高速道に入り大泉インターから環八へと向かった、テンカラサミットは午後2時開催で、ナビから検索すると我が家から浜松まで4時間24分となっていたが、土曜日という事もあり環八、東名の混雑を予想しての早立ちである、ラジオでは関越道の渋滞を告げていたが、どうした事か環八が空いている・・・・・・・・予想に反して6時45分には用賀インターから東名に入る事が出来た、その東名もスイスイと走り日本平に9時10分到着、ここで時間調整も兼ねて小休止、再び走り出して10時50分には牧之原、ここで早めの昼食をする事にした、レストランはまだ開いてはおらず、となりのスナックコーナーでカツカレーを注文・・・・・・今日は気温も低く、風が強い・・・・窓の外ではつぼみをつけたサクラの木が複雑にゆれている、まだ昼食にはちょっと早い時間帯なのだろう、私の他は二組のお客がいるだけである、カツカレーはすぐに来た、780円にしてはなかなかの大盛りでカレーとカツの香ばしい香りが食欲をそそる、あまりの大きさで一口では入らない・・・・・スプーンの端で二つに切る事にしたが、中身に硬い筋があってなかなか切れない・・・・・・店員の接客態度はいいのだが、このカレーのお味は少々・・・・・・う〜ん、

会場はグランドホテル浜松

浜松の市街をカーナビに右に左にと指示されて、ようやくグランドホテル浜松に着いたのは12時10分、受付の開始時間は1時との事、かなりの余裕である・・・・・・愛車を指定の駐車場に入れてホテルの正面玄関に向かうが、ここも強い風である、今日の為に久しぶりにしっかりセットした髪が、見るも無残に空中で舞う事となってしまった・・・・・・・・二階の会場に入ると既に受付は設置されており、周囲には参加者と見られる人達がかなり大勢いる、時間待ちの間に受付コーナーの後方ある展示品を見る事にした、まだ販売係りは見えていなかったが、関係者らしき人に頼むと購入する事が出来た、石垣先生のビデオ、実釣!レベルラインテンカラと今日のゲストの先生方の巻いた毛ばりセット箱である・・・・・・・・

やはり初めての渓の釣りは難しい・・・・・・昨日拝聴した榊原さんのお言葉では“魚の気持ちになれ”餌釣り師が先行した渓でも必ず釣れるポイントがある・・・・との事だが、私の様な凡人では先行者がいるとすぐに諦めムード・・・・・・時間が過ぎると同時に集中力が衰えて来る・・・・・・・2時間ほど粘るもついに白旗・・・・・・・情けない限りであった。帰路は257号を走って恵那インターへと向かう・・・・

初参加の感想・・・・・・・・

前述の様に、日本特有のこの素晴らしいテンカラ発展の輪を、地道に、ねばり強く、そして情熱をもって推し進めて行く熱意がひしひしと感じる、本当に意義のある集いでした、特に石垣先生の目配り、気配りの行き届いた活動はただただ感心致しました・・・・・・・・・・・私も今回の参加で得た貴重な体験を、テンカラを愛す仲間達に報告をして役立てたいと思います、ただ、一つだけ言わせて戴くならば、私の様に単独で初参加の場合、立食パーテイ、二次会とも話相手もなく孤立してしまいます、主催される側も、常連参加の方々も、初参加者を軽視している事では決してないと確信しておりますが、何所か運営の中での配慮・・・・生意気では有りますが私の意見を申し上げさせてもらいます、私は幸いにして立食パーテイの席で、やはり単独参加の田原さんと懇意にさせて戴く事となり、二次会とも楽しむ事が出来ました・・・・・・・ 以上 

やっぱり日曜日・・・・・釣り人多し・・・・・

寒狭川へ降りるには国道との差が3mほどあった・・・・・・・、目の前には岩場に囲まれた大淵がある、ここには両岸から数人の餌釣り師が竿を出していた、しばらく眺める事にしたが、反応はしぶい様子だ、5分ほど見ていたが、誰の竿もしなる事がなかった・・・・・・しかしながらその姿はカッコイイ・・・・どなたもあの細山長治さんが立っている様である、 (治ではなかったかな?済みません・・・・)この淵の30mほど下流に橋が架かっており、釣り人の姿が見えない、よし!あそこだ・・・と向かったが、到着してみると両岸とも枯れ葦がびっしりで足場がない・・・・橋の真下に小さい砂場を見つけまずは第1投目を橋げた寄りの小さな流れに落とす・・・・・期待に反して反応はなし・・・・・・数回流した後、気を取り直して渓相を眺める、先ほどの大淵の下流は荒瀬となっており、此処がこの様な足場では釣り人が淵に集まるのも理解できる、この寒狭川はこの様な状態が交互している様に思われる、川の規模と、水量、水の透明度は伊豆河津川の中流域といった所か・・・・今日は何所へ移動してもこんな状況だろう、それならばこの辺りで粘って見よう・・・・・・私は覚悟を決めて流れの中に立つ事にした、底石には茶色の苔が付いていて滑り易そうだったが、踏んでみるとザラザラした感触でしっかりと石面に張り付いている・・・・・水位は太腿あたりまでだが水勢はかなりある、長時間の運転の疲れからだろうか、思った様に歩く事が出来ない・・・・・・・沈み石を見つけては丹念に逆さ毛ばりを底へと流すが、全く魚がでて来ない。

寒狭川はおだやかな流れだった・・・・
しかし、テンカラには厳しい条件が待っていた。

翌朝は6時30分起床、6時50分田原さんと2階の食事会場に向かう・・・・・食事が終る頃昨日のパーテイで知り合った高崎の高橋さんがやって来てひと時の釣り談義となった、高橋さんは天野さん直伝の本流釣りの名手だが、テンカラサミットで企画している寒狭川下流域の釣りに参加するとの事・・・・・・・私はまたも単独で最上流域を目指す事にした、ホテルを830分に出発、ナビに従い浜松城を左手に見ながら進む、国道257を何度も左右に曲がりながら目的の寒狭川上流へと車を走らせる・・・・・・今日は午前930分よりシティマラソンがあり、市内は通行止メとのたて看板、早く出発して良かった・・・・・・・・・・・途中で速度取締りに遭遇したり、豊川と書かれた河川が寒狭川だとは気づかずに通り過ぎ、15分かけて引き返したり・・・・と予期せぬ出来事は有ったが何とか無事に寒狭川にたどり着いた、寒狭川は下流、中流、上流と漁協が分かれている、私は上流漁協域の入漁券を、野々瀬川との合流地点から少し上手の国道257沿いの民家で購入した、1000円也だった・・・・寒狭川はおもに国道257に沿って流れている、河川の規模としては河津川の中流域といったところか、私が入渓した場所は地図上では弁天と記されているが、これがこの辺の地名かどうかは定かではない、近くに学校がある様だが、私の立った位置からは何所に有るかはわからなかった・・・・・・・流石は国道・・・・かなりの車が通り過ぎる、川の反対側に車を停めた私は慌てて道を渡った。

パーテイも酣となった時に抽選会が始まった・・・・・・・

多くの釣り関係会社が景品を提供され、壇上には豪華な景品が並べられている、私はくじ運が全く無い・・・・・今まで多くの抽選会に出席したが当たった例がないのだ、ご一緒した田原さんもクジにはご縁がないとの事・・・・・どうやら新潟出身者は同様らしい、しかし、今日の私は違った・・・・・サングラスと釣り竿が当たったのだ!!しかも竿を手渡してくださったゲストが、私が逆さ毛ばりの名人と崇める天野さん・・・・・・・この事だけで埼玉から単独ではるばるやってき来た甲斐があったというものだその後、二次会にも田原さんと参加して、たくさんの人との交流をさせて戴いたが、テンカラに対する造詣の深さには、ただ感心するばかり・・・・・テンカラの奥行きの深さをあらためて痛感する事となった・・・・・まだまだ私は未熟・・・・・・・・時計が11時を過ぎたところで、明日の行程も考えて部屋に戻った、シングルを希望したのだが、部屋は広くて綺麗・・・・朝が早かったせいだろう、ベッドにもぐりこんだ途端、夢の中の人となっていた。

竹株さんの実演は見事!

パーテイも順調にすすみ、アルコールも適度に身体の中をめぐり始めた時、竹株さんがステージに上がり、あの!有名なナイロン糸4号、8M長ラインの実演を始めた、広い会場ではあるがステージはさほどではない、すぐ近くにはテーブルも並んでいるし、幕もある・・・・・しかし、竹株さんのラインは生き物の様に適確にポイント用に置いた帽子に飛んでいる、参加者の数人がステージに上がってそのラインを振ってみたが、見事にふわふわ・・・・・・私も振らしてもらおうか・・・・と一瞬考えたが、やらなくて良かった、私がやっても同じだっただろう、また、竹株さんがビデオ等で拝見していたよりも大柄でいらっしゃるのにも驚きであった。

立食パーテイは始まったが・・・さて・・・・何所のテーブルに・・・・・

15分ほど休憩の後、隣の会場に移り立食パーテイとなった、あらかじめ用意されたテーブルには乾杯用のビールが置かれている、仲間同士参加したグループはいち早くテーブルについて談笑を始めているが、観察をしてみるとそれぞれのゲストの先生に関係した人達が、それぞれのグループになってテーブルを囲んでいる様である、こういう場合に仲間のいない単独参加は困ったものである・・・・・・・・テーブルの間をうろうろしていたら、ステージのすぐ下のテーブルが空いていた、このテーブルは柔和そうなご夫婦が二人ついているだけだ、私は出来るだけ離れた対面側に立つ事にした、と、その時私の隣に静かに近づいた人がいた、にっこり笑ったその人は、やはり単独参加の糸魚川(新潟)から来た田原さんだった。

やさしく、気さくなゲストの先生達だった・・・・・

乾杯の後、早速立食が始まったが私にも田原さんという“”強い味方“”が出来て勇気百倍といったところ・・・・ゆっくりと会場を観察する事にした、ゲストの先生方もグラス片手に気さくに周りの人達と会話をされ、カメラにはポーズをとっておられたが、どの先生もとてもリラックスした様子で驕らず、威張らず、やさしく、丁寧に対応をされているのには驚きであった・・・・・・・私も田原さんと一緒にゲストの方々、一人一人にお会いして短いながらお話をさして戴く事ができたが、どなたも素晴らしい笑顔であった・・・・・・・やはりテンカラ界を担っておられる人は素晴らしい・・・・・・

友好的で、おだやかに、しかしご自分の主張はしっかりと・・・・・・・

中村博士の講演が終ると、それぞれゲストの先生方が順にテンカラついての御意見を話されたがやはりテンカラは十人十色、それぞれの考え方に多少の違いがお有りの様だ、毛ばりだけに絞ってもかなり考え方の違いが感じられた・・・・・・・・・・しかしながら、感心させられたのは御自分の主張は譲らないものの、相手の考え方も充分に尊重するという謙虚な発言がほとんどでゲストの先生方が並ぶ壇上は常に和気藹々、非常に友好的で、時々発せられるジョークには会場全体が笑いの渦・・・・となった、ゲストの先生方の共通した指摘としては、如何にしてねらったポイントに毛ばりを落とせるか・・・・つまり振り込みを重要視されている事だと私は判断した。

情熱を持って、驕らずに、威張らず、そして謙虚に・・・・・・

水産学博士の中村先生の講演が始めに予定されてる様で、このサミットの提唱者のお一人である石垣先生は開始前のマイクや映像の準備に飛び回っている・・・・・会場を見渡せばゲストの先生方のお姿も見られるが、それぞれに関係者らしい人達に囲まれてにこやかに談笑をされていた、石垣先生はじめ、堀江さん、富士さん、竹株さん、瀬畑さん、下田さん、倉上さん、そして天野さん、まさに日本のテンカラ界をリードされている方々がすぐ私の近くにおられる・・・・・・・久しぶりに小学生に戻った様に心が躍り、感激の一瞬だった・・・・・・・・・・午後2時に2009、テンカラサミットの開始である、参加者は150人・・・・・しかし何故か女性の参加者が少ない、ざっと数えて10人だろうか・・・・・・フライ教室に比べてちょっと寂しい気もしたが、中村博士の講演を傾聴しているうちにそんな気持ちも吹っ飛んでしまった、特に漁協管理のお話の中で、私がホームグランドとしている上野村漁協の管理体制について話されたのには驚かされた・・・・・・・・・・お話の内容にはすべて賛同だったが、取り締まりの出来ない源流域について、どの程度まで実行出来るか・・・・・多少の疑問がのこった、しかし、これは釣り人一人一人の自覚に頼るしかないだろうと思われる

いよいよテンカラサミットの開始・・・・・・・・・

1時30分、30分早く受付が開始されたが、じつに手際よく受付は進んで私の番が来た・・・・・・・・・・・・・・心配していた私の名前もしっかりと名簿に記載されて一安心、参加費、17000円也を支払って会場にはいった、200名位は収容できるホールだろうか、正面の壇上には大きく2009、テンカラサミットと書かれており、ゲストの先生方が座られるであろう椅子がきちんと並べられている・・・・・
私は会場のほぼ中央にあたる場所の椅子に腰をおろした、初めての参加でしかも単独・・・・・・この歳になってもやはり不安である、周囲を見渡すと既に50名近い人が席に座っているが、これも予想に反してかなりの年配者が多い、若い男女が参加している、フライフイッシング教室等で見られる風景とは別世界の観である、今回の参加者でも、私などは年寄り扱いをされてしまうのではないか・・・・・・と内心覚悟していたが、どうやら取り越し苦労だった様だ。