東日本大震災の爪痕~福島は今~ 



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平成23年3月11日/東日本大震災の爪痕・・福島は今・・


平成23年3月11日!予期せぬ大地震!
今思えば前々日から震度2程度の前兆と思われる地震が続いた後の本震…
体感したことの無い大きな揺れが3分以上続き、家財道具のありとあらゆるものが落ちてきた
家の中は瓦礫の山と化し、外に出たら地は割れ、瓦や塀、壁がいたるところで崩れ落ちている
テレビや映画で見た光景が現実のものとなった事実を改めて実感した。。

我が家のテレビも転倒して液晶が割れ、地デジ視聴不可!アナログに戻ってしまった(><;)
転倒してもなお、故障しないブラウン管テレビの底力!
そのテレビの画面に映し出された光景は津波の破壊力
海岸線は原爆投下後の広島・長崎を思わせるほど無残な姿に…
病院はベッドが間に合わず、入り口やフロアーに横たわる人々が次々に運ばれ野戦病院と化している
本当に此の世の現状なのだろうか…目を疑うほどの地獄絵図だ
語り継がれた戦争直後の殺伐とした風景とはまさにこのような状態だったのだろうか・・・?

そして。。。。。さらに。。。。。
被災地でもある福島に止めの一発!
地震と津波によって被害を受けた原子力発電所の爆発事故!
この時から福島県民の風評被害との長い戦いが始まった。。。

避難先で転校を余儀なくされた福島の子供たちはひどいいじめにあっていると聞いた
福島ナンバーの車は他県で妨害されているとも・・・
出張先でホテルにチェックインした会社員は、福島県人というだけで入館を断られたという
那須からタクシーで福島に帰ろうとした人は乗車拒否をされたとか・・・
福島入りを拒む物流のトラック運転手や他県の人々
安全だと告知しても『福島産』というだけで売れない品々・食品の数々

関東にひたすら電力を供給し続けて、その恩恵に長い間浸ってきた人々の
福島県民に対する仕打ちの数々が見えてきて、ただただ涙に暮れる。。。
ボランティア活動に心血を注いでいる方々がいる中での
 一部の人の心無い言動ばかりが目に付くのは、被害妄想なのだろうか?

宮城・岩手の被害の惨状ばかりが大きくクローズアップされているが
 宮城・岩手の各被災地は、すでに復興に向け少しずつ整備されている
被災者支援活動をしているボランティア団体も宮城・岩手の被災地には率先して足を向けている
しかし、福島沿岸の被災地はほとんど手付かず、あの時のまま・・・不明者の捜索すら進んでいない
あれほど賑わっていた海辺の町はゴーストタウンと化し、津波の被害を免れた地域すら人の気配も無い
シャッターが閉まったままの商店街、避難を余儀なくされて飼い主を失い痩せ細ったペットや家畜達
あまりにすさんだ寂しすぎる光景が涙を誘う

福島県民は、放射能という目に見えない恐怖と今もなお戦っていることを忘れないでほしい
「福島第一原子力発電所」というネーミングが「東京電力第一原子力発電所」というネーミングであったならば
福島のイメージは、こんなに悪くはなっかたのでは無いだろうか・・・

私は負けない!風評被害には絶対に屈しない!福島の底力を見せてやる!

H23/4/28記載


震災直後の店舗事務所の惨状…
冷蔵庫はロッカーと面一で並んでいたのにかなり配置がずれ店内看板が脱落


東日本大震災の爪痕/山津波の恐怖


3.11大震災では、太平洋沿岸の悲惨な光景ばかり目にするが、福島県中通り地方の災害も想像を絶する
郡山市近郊の須賀川市藤沼湖ダム決壊!麓の家屋が山津波に飲まれここでも多くの犠牲者を出している
満面の清水を湛えた藤沼湖の水面は消え、渇水した湖底がむき出しの状態になってしまった


満面の清水を湛えた在りし日の藤沼湖ダム(写真上左・中央)     (写真右)3.11/藤沼湖ダム決壊!麓の地区が山津波に飲まれて…
ダムの決壊により一気に流出して渇水した湖底が無残な姿でむき出しに



東日本大震災の爪痕/福島内陸部も大きな被害が…


大震災は沿岸部に限らず内陸部にも大きな被害をもたらした
ビルの倒壊!道路の損壊!水道管破裂による断水!停電!携帯電話、固定電話の不通!
我が家は家財道具が散乱したものの、家屋の損壊は幸いにも免れた
しかし、ライフライン、特に断水には大変な苦痛を強いられた・・数日でライフラインは復旧したものの
ガソリン、灯油の供給は断たれ、店のシャッターはどこも閉まったまま、ついに食料の供給も断たれた
少しずつ店舗も再開し、通常の生活を取り戻しつつあるが
あの日から絶えることの無い余震、時間の間隔は少しずつ長くなっては来たが余震の無い日は無い
余震の恐怖と放射能の恐怖、そして何よりも恐ろしい風評被害による経済悪化
福島は三重苦の重荷を背負ってこの現実と向き合い、目に見えぬ恐怖と戦いながら今を生きている
終息の見通しの立たない原発の存在は、福島県民にとって何よりも思い重圧となってのしかかっている
国民の、特に政財界のお偉い方々!この現況を理解してほしい!福島県民は皆このような厳しい状況の中で耐えているのだ



郡山市役所庁舎屋上展望台崩落

郡山近郊でもいたるところでビルや家屋が倒壊!あまりにも悲惨な状況が…
近隣道路も地割れが・・所々で寸断、裏小路も瓦礫に阻まれ通行不可、街灯もいつ崩れ落ちるか解らない危険な状態に


不自然にねじれてしまったとある建造物のシンボル屋根



東日本大震災の爪痕/浪江・小名浜の惨状


津波の破壊力は想像以上に残酷だ
つましく生活していた町の全てを一瞬にして飲み込み
人々の日々の暮らしまでも一瞬のうちに変えてしまった
原発事故の影響で、3.11のあの時の惨状をそのまま残して時間は止まった
ツーリングで行ったいわきの海・海水浴で賑わった浜辺の町、潮干狩りで遊んだ干潟の海
福島の海から「海の家」が、釣り人が、波乗りを楽しむ若者が…消える

早く1日でも早く、元の活気を取り戻してほしい。。。

浪江・小名浜地区の惨状:宮城・岩手の被害ばかりが大きく報道されているが福島沿岸の被災地はあの時のまま…
家財道具がいたるところに散乱 町を飲み込み廃墟と化した海辺の地区は人の気配も無い
車さえ一瞬にしてスクラップ 住居があったことを思わせる取り残された生活の痕跡
児童生徒のいない学舎 海沿いに走る道路 陸地に乗り上げた船舶



福島は負けない!この現状を乗り越え緑豊かな輝く福島をめざして復活!


福島県民ライダーの声


ツーリングの思い出/活気あふれる福島の海を取り戻せ!

相馬市請戸漁港にて 東電展望台より福島原子力発電所を望む 小名浜漁港にて


津波によって壊滅的打撃を受けた福島の海!またこの地に皆で集える日を願って。。。
福島を応援して下さる多くの国民の方々、本当に有難うございます。。そして、これからも応援よろしくお願い致しますm(__)m。。

~H23.4.28掲載~


H23年夏・福島の海水浴場は人の気配もなく…


H23年夏!今年は6月から30℃を越える猛暑日の連続!
従来ならプール開きの季節到来!の予定が。。。
福島の各学校のプールは今期中止決定!
夏休みに入れば子供たちの歓声で賑わう筈のプールは閉ざされたままだ。
回覧板には、「子供を1時間以上戸外で遊ばせないように…」との注意事項が。。
ということは、「家でおとなしくしていなさい」ってこと?
窓を開けると放射線で家の中も汚染されるから、なるべく開けないように。。
節電に心がけるように。。 猛暑の締め切った家の中で節電?? 
楽しい筈の夏休み、子供の居場所をどこに見出せばいいのだろう。
外に洗濯物は干せない!布団も干せない!
一番おいしい地物の夏野菜が食べられない!えっ?牛肉も?
日常生活にも支障を来たす非常事態に、福島県民は成すすべもない。
行き場を失って、それでも健康な一生を全うしたいともがいてるのは私だけ?
否、幼い子を持つ親であれば、子供の未来が健康で幸せな人生であることを願うのは当然のこと。
今回の原発事故って、天災?それとも人災?
子供たちから楽しい筈の夏休みを奪った怒りをどこにぶつけたらいいのだろう。
従来なら、海水浴で賑わう福島の海。でも、その現状は…


2011盛夏!海辺ではしゃぐ人々の歓声が飛び交い、開放感がみなぎる夏の海…のはずが…福島の海水浴場は?
海水浴場へと続く道路 従来は満車状態の駐車場も今年は閑散として
砂浜に打ち上げられたままのボートの残骸 津波で破壊され流されてきた石塔の一部 活気を失くした海水浴場は人の気配もなく



あまりにも寂しすぎる夏の海


水辺ではしゃぐ子供たちが、恋人たちのささやきが、ビーチボールやフリスビーで遊ぶグループが、
手作り弁当を頬張る家族連れが、西瓜割りに一喜一憂する仲間たちが、海の家で涼む老若男女が、
波乗りを楽しむ若者たちが、砂浜に戯れる人々の歓声が、夏の海にこだまする光景を想像してほしい…
これが本来あるべき夏の海の姿なのです。

~H23.8.6掲載~


日進市・福島の花火差し替えに一言物申す!

「福島の花火を打ち上げて、上空に放射能をばら撒くな!」

はっきり言って、バカじゃない?
安全な室内に保管された火薬のどこに放射能が付くの?
あまりにバカな抗議を寄せる一部の日進市民!何考えてんの?

福島に暮らす 我々福島県民は皆汚染源か!
それにわをかけて、あおるような事を言う中部大学の某先生
自分流の根拠で、福島県民を差別するようなブログ書くな!

今回の原発問題で、どれだけ福島県民はひどい仕打ちを強いられているのか
一度でも考えたことがあるのか?

放射能汚染から遠く離れた安全な場所に暮らしている住民の面々
福島から持ち込まれた物品は全て放射能に汚染されているから危険!と誰が定義した?
福島で暮らす我々は、常にその恐怖と隣り合わせで生活している
我々福島県民の健康は誰が保障してくれる?
風評被害に泣く県民の生活の保障は誰がしてくれる?

福島県が供給している電力は「東北電力」
今回の原発事故は、福島には縁のない「東京電力」
ただ発電所として土地を提供していただけで
こんなにも強い制裁を受けなければならない福島県民の怒りをどこにぶつければいい?

福島から関東に電力を供給し続けて
長い間その恩恵に浸っていた関東の住民までも
福島は放射能で危険だから、福島産の商品は買わない!ってなんなの?

避難区域に住んでた人々は、津波の被害を免れた人でさえ職を失い、家を手放し
いつ戻れるかさえわからない先の見えない状況の中で避難生活を強いられているのに
そんな人々を気遣うこともせず、自分のことばかり!

以前にも京都の大文字焼きで
3.11大震災で犠牲になられた方々の供養をする護摩木であるが
岩手の護摩木を使用すると決定し、岩手から送られた護摩木にクレームが付いた事件があった
結局この時も、護摩木は地元の物と差し替えられている
これも同じように、護摩を焚く事によって、上空に放射能が撒き散らされるからと…
このような行為は東北の被災地や被災者を甚だしく侮辱して、差別しているとしか思えない
繰り返して言うが、皆が恐れているこのような危険な地域に我々は暮らしているのだ!

わが国は世界でも経験の無い原爆の被災国
だからなおの事、放射能に関しては神経質になっているのだとは思うが
あきれ返るほどの過剰反応!バカとしか思えない!
ここで暮らす我々の身になって考えたことがあるのか?
国民は今回の原発事故の放射線に関しての知識が無知に近いほど無いのではないだろうか

今回の日進市の花火大会も、名目だけは「東北復興支援」と体裁の良いタイトルをつけながら
結局は、今回の福島への差別!絶対に許せない行為!
だったら初めから「復興支援」なんていわず普通に打ち上げ花火を実行すれば良いのに…

外面だけ「復興支援」なんて言いながら、結局は福島を差別化するような今回の行為は
結果、福島県民の心情を逆なでし、怒りをあおっただけじゃないか!

本当に復興支援のために、心血を注いで協力してくださる方々が沢山おられる中での
ほんの一部の心無い、自分の事しか考えられない、心情の狭い、馬鹿がつくほど愚かな愚人の
意見を取り入れて、福島産の花火を差し替えてしまう花火大会実行委員も同類!

福島への差別化・風評被害をあおる行為!福島県民として、絶対に許せない!
このような危険な区域で暮らす我々の心情をもっともっと理解して欲しい!
少なくても私はこの地でしか生活の場所を見出せないのだから…

~H23.9.21掲載~



H23年秋・台風15号福島県直撃!


9月21日夜、非常に強い勢力を保った台風15号は暴風域を伴い福島県を縦断!
県内全域に暴風と大雨が降り、3.11大震災で弱くなった地盤にさらに大きなダメージを与えた
各地で土砂崩れや冠水、浸水被害が続出、とどめは郡山市を流れる阿武隈川の氾濫!
郡山を含め近隣の4市、3万世帯を超える住民に避難勧告が出された
この台風で、郡山は駅周辺から東側の地区一体が浸水、多くの家屋の一階部分が水に埋もれた
須賀川市では、仮設住宅が浸水被害に遭い、3.11の震災で被災した方々が再び水害に…
今年の福島は、災害の連続で・・でも、泣いてたまるか!


孤立して自衛隊員に救出される住民

9月22日未明・川岸の風景ではありません。水害に襲われた郡山市街地
市街の道路に水があふれ 浸水で地下道は通行不可 暴風雨で足場が崩落



度重なる災害に福島は大きなダメージが…
でも、もう泣かない!復興に向けて絆を深め頑張らなくちゃ




H24年夏・3・11大震災から1年~相馬~

3.11・悪夢のような大震災から1年が経過した
相馬の海水浴場は荒れ果て「遊泳禁止」の立て看板が…
福島原発の影響で全く復興のはかどらない福島の海岸線
海の日なのに誰も居ない、海水浴場は、雑草が茂り
海岸線に足を運ぶ人の影もまばらで、今年の夏もただただ寂しさばかりがこみ上げる
駐車場の片隅に、震災で亡くなられた方々を弔う塔婆がひっそりと立てられて・・・
放射線の数値が下がるまでのこの先幾十年!福島の復興は無いのか!

基礎だけが残った住居跡は3.11のまま草生して…古里に帰れない住民は今だに避難生活を余儀なくされ
荒れたままの海岸 駐車場は人の気配さえなく 人影は、ツーリングで訪れた我々のみ


一周忌に立てられた塔婆が片隅にひっそりと立てられて…
ご冥福をお祈りいたします・・安らかに






H25年新春・福島冬の海~久ノ浜薄磯海岸~>

新しい年を迎え、東日本大震災の記憶が国民の意識から薄れつつある
でも、目を背けないで下さい!福島の復興のメドはまだたっていないのです
あの原発が完全廃炉になるまでこの先何十年、私たちは放射線の恐怖と闘うのでしょう
その時には、私はもうこの世の人じゃないけど…先の長い若者の将来は?
それでも、闘わなければ・・・微力でも行動を起こさなければ・・・
下の画像は「瓦礫に花を咲かせましょう」運動の一環として
防波堤や、流された家屋の基礎の部分にペイントしたものです
本当に小さな行動かもしれませんが、訪れる人の心を和ませる暖かいもてなしじゃありませんか



瓦礫は撤去されたものの・・やはり人影は無く、平成25年新春は避難先で?
瓦礫に花を咲かせましょう
鮮やかなペイントのもてなしに 何となく癒されます 家屋の基礎には力強いメッセージが


トマーク
自然に描かれた雪の雄大なペイントに県民の心が和みます


~H25.3.3掲載~


H25年春・満開の桜!花見客の姿はどこに・・・

季節は廻り、春爛漫の装い、でも観桜する人々の姿は何処にも見当たらない
何事も無かったかのように咲き乱れる満開の桜
樹木に放射能の影響はないのだろうか??
人影無く、除染関係者の車両だけが虚しく往来して。。それでも花は見事なまでに咲き誇り
通常なら沿道には露店が軒を連ね、さくらまつりに彩られた提灯が桜花の賑わいを盛り上げる筈…
なのに…栄華の賑わいを想像するとあまりにも寂しい光景が広がって、泪・泪・泪( ;∀;)


寂しい! 放射線量が高い地域になります…立ち入り禁止の柵と立て看板が
華麗に咲き誇る満開の桜!でも人影は見当たらず  処理場を失った汚染廃棄物の山





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