アメリ
LE FABULEUX DESTIN D’AMELIE POULAIN ’01 仏 

監督 ジャン=ピエール・ジュネ
出演 オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ他

医者である父が心臓病と勘違い(!)したため、学校へ行かず、他人とほとんど関わりをもたず成長したアメリ。いろいろな人を幸せにすることにこっていた彼女があるとき駅であった青年に恋をして・・・

私にとって初めてのフランス映画。最初は表現が抽象的すぎて、わけわからんとか思っていたんだけど、オドレイ・トトゥのかわいいこと!クリームブリュレのパリパリとかうんうんってうなずきながら見られる女の子向きの映画かな。子供のときの隣人へのしかえしには爆笑。なのに、自分が恋したときのぎこちないこと。歯がゆいけれどかわいくて、かわいくて。見る人が幸せになる映画っていいですねぇ。

アンブレイカブル
UNBREAKABLE ’00 米

監督 M・ナイト・シャラマン
出演 ブルース・ウィルス サミュエル・L・ジャクソン他
乗客131名が死亡した列車脱線事故。ただ一人生き残ったデビットはなぜ自分だけが…という思いにとらわれ始める。あるとき彼は車にはさまったメッセージを受け取る。そこには「今までの人生で何日病気をしましたか」とかかれてあった。デビットはメッセージの送り主イライジャに会いに行く…

シックスセンスの続編を期待して見ていたので初めから終わりまで謎をさがしすぎてしまいました。終わってみれば、え、それが最後の謎なの?って感じ。ただ、続編があるそうなので、それをふまえてもう一度見るかもしれません。見てもサミュエル・L・ジャクソンの頭ばかり見てしまうかも…(笑)たわしみたい^^

愛しのローズマリー
SHALLOW HALL ’01 米


監督 ボビー&ピーター・ファレリー
出演 ジャック・ブラック グウィネス・バルトロ

9歳のとき亡くなった父の遺言を守り、スーパーモデルばりの美女しか目に入らないハル。彼自身のルックスはそれほど・・・?なのでいつもふられてばかり。あるときエレベーターの中に閉じ込められたハルは同じく閉じ込められたヒンズー教の導師トミー・ロビンスに外見でしか女性を判断しないことをたしなめられ、催眠術をかけられる。それからのハルはなぜか美女にモテモテ。そして、絶世の美女ローズマリーと出会う。有頂天の彼に周りの友人達は首をかしげる。外見しか興味のない彼がなぜ、体重100kg以上の彼女を選んだのだろう…?

笑えました〜♪彼が美人(に見える女性)を口説くのを聞いている他人の顔が。特に親友マレイシオの困惑ぶり!美女に囲まれている(と思い込んでいる)ハルの救出に向かったりして。もちろん、心の美が外見として見えるようになったってハル自身は何も変わっていない。ローズマリーが好きなのも彼女が絶世の美女(に見える)から。でも、本当にそうなのかな。ハルは本当は女性の心の美しさがわかる人だったのでは?父親の遺言に縛られてきたけれど、それがトミーの催眠術がきっかけで、本当のハルに戻れたのでは?だからこそ、ローズマリーの本当の姿を見ても「きれい」と言えたのではと思うのです。

インディジョーンズ〜魔宮の伝説〜
INDIANA JONES and the TEMPLE of DOOM '84 米


監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード ケイト・キャプショー キイ・ホイ・クワン(ジョナサン・キー)

言わずと知れたインディジョーンズ3部作の2作目。大好きな映画です。インディと行動をともにする少年役のキイ・ホイ・クワン君が大好きでした。グーニーズにも出演してるし、日本映画で本田美奈子とも共演してましたね〜。今のCG技術に比べればもちろん荒いですが、そんなことは気にならず、今でも放映されると見てしまいます。初めてみたのが中学生の頃だったので妖しい宗教の教祖が怖かった。虫だらけの迷路なんか夢にも出たよ。


インディジョーンズ〜最後の聖戦〜
INDIANA JONES and the LAST CRUSADE '89 米


監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード ショーン・コネリー他

インディ3部作の最後。今のところ。シックスセンスの監督が4作目を作ることが決定したとか。でも、インディはハリソンフォードではなくなるのかな。インディが父と聖杯を探しに行くストーリー。インディの名前や帽子のエピソードが含まれていて楽しい作品でした。若き日のインディを演じたリバー君はとてもかっこよかった。素敵な俳優さんでしたよね。この作品ではヒロインが最後まで悪役で終わるのでちょっとびっくりでした。


インディペンデンスデイ
INDEPENDENCE DAY
’96 米


監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ウィル・スミス ビル・プルマン
エイリアンの襲来で人類が滅亡の危機に。高度な科学力を持つエイリアンに人類は立ち向かえるのか。
初めてオールナイトの映画を見に行ったのがこの作品。面白かったとは思うんだけど、地球のリーダーはアメリカなんだ!といわれてるような作り方でもあった気がする。いやアメリカ映画なんだから当然なのかな。大統領の演説に市民が異様に盛り上がったりするところはちょっとついていけなかったり。これは私が政治に無関心な日本人のせいなのかしら?


エア・フォースワン
Air Force One '96 米


監督:ウォルフ・ガング・ペーターゼン
出演:ハリソン・フォード ゲイリー・オールドマン
大統領専用機「エア・フォースワン」がテロリストに乗っ取られた!援軍は期待できない空の上、自らの家族も人質にとられた大統領がテロリストに立ち向かう。

トム・クランシー原作の作品ですね。ハリソン・フォード大好きなので、面白かった!の一言に尽きてしまいます^^大統領かっこよすぎとかはいいんです!ハリソン・フォードだから!大統領として苦渋の決断を迫られたりするところは本当に痛々しい。大活躍の上のハッピーエンド。アメリカ映画で私が好きなのはこのスカッとする感じでしょうか。


ヴィドック
VIDOCQ
'01 仏


監督:ピトフ
出演:ジェラール・ドバルデュー ギョ―ム・カネ
私立探偵ヴィドックが仮面の男に殺された。ヴィドックの自伝の執筆依頼を受けていた若い作家は彼の死の真相を知るため、自ら調査を始める。

なんでだろう〜♪フランス映画って眠いんです…ちなみに主人は横で爆睡してたので二日かけてみました。本格サスペンスと思って見ていたのですが、謎解きというよりもホラーの要素がちょっと強くて血が苦手な方にはあまりお勧めではないです。犯人は私にとってはほぉ、そうきたかという感じでしたが、わかる人にはなんだやっぱり。って感じかも。ヴィドックはフランスでは有名な実在の人物だそうですね。


ウォーターボーイズ’01 日


監督:矢口史靖
出演:妻夫木 聡 玉木 宏 平山 綾

新任女性教師の色香に迷って、シンクロナイズドスイミングを始めることになってしまった男子高校生5人組。目指すは文化祭。みんなをあっといわせることができるのか。

一番おもしろかったのはやっぱり竹中直人の水族館職員。竹中直人っていつもこんなわけわからんけどスゴイ人を演じてる気がする。個性派俳優ってスゴイ。ギャグはう〜…私好みではなかったけど、主人は面白いといっていたので、好みの問題かな。私が好きなのは平山 綾が空き缶を片手でつぶすとこ(笑)


A.I.
A.I. Artificial Intelligence '01 米


監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント
近未来、人工知能はついに愛を覚えることに成功した。この子供型ロボットデイビットは子供が不治の病にかかった夫婦のもとへ送られる。初めはとまどっていた夫婦もだんだんと彼を受け入れるようになるが、そんな時本当の子供が回復し、家へと戻ってくる。

これは、本当にかわいそうだった。いい子にしていればいつか本当の子供になれる…ピノキオになりたかったデイビットの気持ちが辛くて…母親のモニカの気持ちもわかります。母親にとって自分の子供は本当に特別。デイビットに愛情を持ちかけてきた所で自分の子供が帰ってきた。混乱するのも無理はないよね。ただ、一度デイビットに愛情をインプットしたなら、それはデイビットの命を引き受けたということ。途中で投げ出すのは許されることじゃない。母親に愛されることだけを願っていたデイビット。ラストで彼の願いはある意味かなえられたのだけれど…。ハッピーエンドというには痛すぎる。それでもスピルバーグらしく、ジゴロのジョーやテディなど楽しい脇役たちもいましたね。


英雄の条件
Rules of Engagement ’00 米


監督:William Friedkin
出演:Tommy Lee Jones, Samuel L.Jackson

ホッジスとチルダースはベトナム戦争でともに前線で戦っていた。この戦争で負傷したホッジスは海兵隊を辞め、弁護士になり、チルダースは大佐として活躍していた。ベトナム戦争から28年後、チルダースはイエメンの大使を暴徒化した市民から救出。その際、発砲した市民へ向け攻撃命令を出し、83人もの市民が犠牲となった。彼が行ったのは英雄の行為なのか、それとも殺人者の行為なのか…

初めのベトナム戦争のシーンが見れなくて早送り(血が苦手だから)してたら後になってそこが重要だったとわかりショック。でも見れない…。83人も民間人巻き添えにしたら有罪でしょ、と思ったけれどそれは私が戦争を知らない陪審員と同じだからかも。最初頼りなかったホッジスがだんだんと敏腕弁護士のようになっていくのがおもしろかった。


エネミー オブ アメリカ
Enemy of the State '99 米


監督:トニー・スコット
出演:ウィル・スミス ジーン・ハックマン

議員暗殺の現場をたまたま録画してしまった、野鳥の観察家はそのテープを大学時代の同級生で弁護士のディーンにたくして事故にあってしまう。それに気づかなかったディーンは訳がわからないまま、事件の首謀者NSAの行政官に追われる身となる。

家が荒らされたり、カードを使えなくされたり、あらゆるハイテクを駆使して一人の人間を追い込んでいくところは怖いはずなのだけど、追い詰められている弁護士がウィル・スミスなのでどこか滑稽で緊迫感はあまり感じなかった。それでもラストの機転はウィル・スミスの演じる弁護士だからこそやれたような感じでしたね。楽しめましたv

エリンブロコビッチ
ERIN BROCKOVITCH '00 米


監督:スティーブン・ソダ―バーグ
出演:ジュリア・ロバーツ エド・マスリー

子持ちでバツイチの主婦が弁護士事務所に勤め、ひょんなことから大企業の企みで土壌が汚染されているにもかかわらずそれを知らされていない町の存在を知る。

女性のサクセスストーリーとしてはなかなか痛快でした。ただ3人の子供たちを抱えた身で働くという大変さ。忙しい母に子供の心は離れるし、恋人まで。最終的にはハッピーエンドでも女性が子供を持って働くことの大変さが、同じ母親としてつらいものがあります。


キッド
THE KID ’00 米


監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ブルース・ウィルス スペンサー・ブレスリン

豪邸に住み、イメージコンサルタントとして成功した嫌な奴(!)のラス。その彼の家にある日、見覚えのある子供がやってくる。実はその子は子供の頃のラス自身、ラスティだった。

「奥さんもいなくて犬も飼ってない、パイロットでもないなんて!」ラスティは不満たっぷり。子供の頃の夢をかなえられる人ってどれだけいるのかな。ま、パイロットはともかくとして、子供から見たラスがつまんない奴であることには変わりないよね。それでもラスティに出会ったことで、自分が見ようとしなかった世の中の素敵なことに気がつくラス。そして「オイオイ」と突っ込みたくなるラスの将来。ディズニーらしく楽しいハッピーエンドでした^^

キューティブロンド
LEGALLY BLONDE ’01 米


監督:ロバート・ルークティック
出演:リース・ウィザースプーン ルーク・ウィルソン

「議員の妻にはマリリンモンローではなくジャッキーがなるもの」なんて言われてふられちゃったエル。確かに見かけはゴージャスなビーチの似合う美人さん。だけど大学での成績はトップクラス。私にだってやれるわ!とワーナーとよりを戻すためハーバードロースクールに入学を決意する。そして晴れて合格!喜びいさんで彼のもとへ行くと、ワーナーの横には婚約指輪をはめたヴィヴィアンがいた・・・。

ピンクが似合うかわいい女の子、エル。ただ単に見かけだけの頭の軽い女の子じゃない、とってもとっても一途な彼女。見ててすごく好感が持てました。ハーバードの慣習に溶け込もうと努力していても、お堅い学生達はなかなか彼女を受け入れてくれない、それならばと開き直って彼女流にやっていき、成功してしまう。すごく元気になりました!ネイルに行きたくなりました(笑)2003年7月に2がアメリカで上映されるそうです。今度の舞台はワシントンD.C!期待・・・かな?

グーニーズ
THE GOONIES ’85 米


監督:リチャード・ドナー
出演:ショーン・アスティン ジェフ・コーエン

マイキー、チャンク、マウス、データは町の落ちこぼれ少年団。ある日4人はマイキ―の家の屋根裏で海賊ウィリーの残した宝の地図を見つける。ゴルフ場建設のため買収された町を取り戻すため、宝探しの冒険に出かける。

キー・ホイ・クアン君の成長した姿がみたくて、DVD買ったらチューヤンがいた…なんて話はいいとして。子供だけで冒険に出てプロの探検家が戻ってこれなかったウィリーのわなを次々突破し、宝を見つける。スゴイ(笑)やっぱり昔の映画だから今ほどのCG技術もないけれど、ハラハラドキドキは変わらないですね。それにしてもシンディ・ローパーの化粧はすごかった。

ミート・ザ・ペアレンツ
MEET THE PARENTS ’00 米


監督:ジェイ・ローチ
出演:ロバート・デ・ニーロ ベン・スティラー 

看護士のグレッグは愛するパムにプロポーズするが直前にパムの妹がパパの了承を得て婚約したことを知り、両親に会いに出かけていく。現れたのはやはり強面の頑固そうなパパ。なんとか気に入られようとするグレッグだけどやることなすこと裏目に出て…

もう、かわいそうなくらい、だめだめのグレッグ。家は燃やすは結婚をひかえた妹の顔に怪我はさせるわ。すべてがグレッグを陥れるかのように進んでいて、かわいそうなんだけど、大笑い。オースティンパワーズの監督にメリーに首ったけでもひどい目にあったベン・スティラー。これじゃ簡単にハッピーエンドにはさせてもらえないわ(笑)ラストのロバート・デ・ニーロの表情が見もの。これからどうなるんでしょうね〜

クイズショー
Quiz Show ’94 米

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ロブ・モロー レイフ・ファインズ
1956年のアメリカでの人気クイズ番組「21」。連続でチャンピオンになっているユダヤ人の若者ハ―ヴィーは次第に視聴者に飽きられる。そこでディレクターは新たなチャンピオンを作り視聴率を稼ごうと考え、ハーヴィーを切り捨てる。彼はディレクターからクイズの問題と解答を前もって教えられていたのだ。ハーヴィーの後にチャンピオンとなった大学講師チャーリーはディレクターの申し出をがんとして断り、始めは自力でチャンピオンとなるがだんだんと金の誘惑に負け、問題を受け取ってしまう。そんな折、ディレクターを恨むハーヴィーは番組プロデューサーを告発し、若い調査官ディックが事情聴取を始める。

清廉潔白なイメージだったチャーリーもお金や名声のとりこになってしまう…というのはわかりきったストーリーなんだけど、興味深かったのは最終的に番組制作者たちはまるで罪の意識がなかったこと。彼らにとっては視聴率、視聴者の反応がすべてであって、チャンピオンが本物であろうがなかろうが番組が盛り上がればそれでいいという考えだった。う〜ん、実際そうなのかなぁ。ハンサムなチャンピオンがどんどん勝ち抜けば面白いしね。実話なんだそうで、チャーリーのその後が気の毒。ディックのやったことは正しかったのかどうか…結局何もかわらなかったわけだし。

恋に落ちたシェイクスピア
Shackspier in love '99 米


監督:ジョン・マッデン
出演:グウィネス・パルトロウ ジョセフ・ファインズ

新進気鋭の作家シェイクスピアは新作の執筆が煮詰まっていた。そんな折新作のオーディションで出会った青年トマス・ケントを追っていたシェイクスピアは商家の令嬢ヴァイオラと出会い恋に落ちる。

実際に恋を語るシェイクスピアの言葉がそのまま「ロミオとジュリエット」のセリフとなっていくのはなかなかロマンチック。セリフをもっと勉強しておけばもっと楽しめたかも。商家の娘として凛としたヴァイオラが素敵でした。

陰陽師 ’01 日

監督:滝田洋二郎
出演:野村萬斎 伊藤英明 真田広之

西暦794年、平安時代の始まり。鬼や妖怪が存在する世の中をしずめる陰陽師と呼ばれるものたちがいた。もののけに取り付かれた上官を救うため都きっての陰陽師安部晴明を尋ねた源博雅は飄々とした晴明に驚きいらだちながらも惹かれていく。また晴明も殿上人ながらまっすぐな人柄の博雅に興味を覚え二人は友情をお互いに感じていった。だが都には天皇の後継ぎ問題を引き金とした陰謀が渦巻いていた。

野村萬斎さんてなんて不思議な雰囲気の方なんでしょう。狂言でみたことがないのが残念。機会があったらぜひ見てみたい。この映画も野村さんでもっているといっても過言じゃないかと。身のこなし、表情、もう一度じっくり見てみたいと思わせます。ストーリーとしては単純で、わかりやすい。あと真田広之さんもイイ!さすがです。

サトラレ ’00 日

監督:本広克行
出演:安藤政信 鈴木京香

自分の考えていることが他人に伝わってしまう「サトラレ」。彼らはこの能力もさることながら、高いIQを持つため国から保護をされていた。だが本人達は自分が「サトラレ」であることを全く気づいていない。田舎町の医師、健一もその一人だった。

自分の考えが他人に丸聞こえなんて考えただけでも嫌だ。健一みたいにストレートで優しい人間ならいいけど、腹黒い私にはとてもとても…周りの人も大変でしょ。考えが聞こえても何もなかったふりをするなんて。実際にあったら大変だろうなぁっていうファンタジー。最初のコメディチックな展開からだんだんとサトラレの苦悩に近づくにつれわかっている展開だけどぼろ泣きしてしまいます。

シックスセンス

THE SIXTH SENSE '99 米

監督:M・ナイト・シャラマン
出演:ブルース・ウイルス ハーレイ・ジョエル・オスメント
元患者が自宅で自殺したことから、妻とうまくいかなくなってしまった精神科医マルコム。日々妻と話したいと思っているが思いは伝わらない。憤りを感じる中、少年コールと出会う。彼は他人には見えないものが見えると言うが…

これは何をいってもネタバレになりそうで、ネタバレ厳禁の映画なだけに難しいなぁ。ハーレイくんの表情が痛々しくてこんなちいさな少年が親にも言えない悩みを抱えて苦しんでいるのはつらいです。こういう役がぴったりの子ですねぇ。さりげな〜い怖さがあって、ゾ〜っとします。最後の謎はびっくりというのと、言われてみれば納得と言うのと…う〜もっと語りたい。おすすめです。

スチュアートリトル
STUART LITTLE ’99 米

監督:ロブ・ミンコフ
出演:(声)マイケル・J・フォックス ジーナ・デイビス
孤児院でスチュアートとであったリトル夫妻は彼を家族の一員として養子に迎えることにする。弟ができると喜んでいたジョージはがっかりする。ねずみのスチュアートなんかと遊べないじゃないか。けれど、陽気なスチュアートにだんだんと心を開き、親友となった時、スチュアートの本当の両親だというねずみの夫婦が現れた。

スチュアートの毛並みがすごくきれいでCGってすごいなぁと思いました。いきなりねずみを養子にしちゃうって突拍子もない夫婦だなぁ。それ言うならまず、ねずみがしゃべることから突拍子もないけど。ねずみは人間の言葉を話し、養子としてベッドに寝ているのに飼い猫スノーベルが怒るのも当然。しゃべれたら不平たらたらだったろうね。ベイブにしてもそうだけど、猫って悪い役が多いですね〜。やっぱ、釣り目だし、自由奔放ってイメージがあるからかしら。ちょっと「あらしのよるに」のおおかみを思い出させる話ですね。

千と千尋の神隠し
Spirited Away '01 日

監督:宮崎駿
出演:(声)柊留美 入野自由
引越しの途中、迷い込んだトンネルから異世界へと入り込んでしまった、千尋とその両親。父親と母親は神様の食事に手をつけ、支配者の魔女に豚に変えられてしまう。千尋は生き延びるため魔女の油屋で働くことになる。

今時の何事にも無気力な千尋…というようなことが書かれていたけど、最初から十分強いような気もするなぁ。全編通してずっと不思議な雰囲気が漂っていて、見終わっても「へ、終わったの?」という感じがしました。ハクはどうなるの?カオナシってなんなの?わからないことだらけだけど、それでもいいのかなぁ…と頭が麻痺した感じでした。アカデミー賞をとったそうですが、世界の人に八百万の神がわかったとは思えないので、こういう不思議なちょっと訳のわかんない物語というのが芸術として評価される時代なのかな?と思います。単純明快よりも抽象的でどうとでもとれる物語がいいのでしょうね。私は単純明快を好みますが(勧善懲悪の時代劇好き)

トイ・ストーリー
TOY STORY

監督:ジョン・ラセター
出演:(声)トム・ハンクス ティム・アレン
カウボーイ人形のウッディはアンディのお気に入り。アンディの他のおもちゃたちからの信頼も厚いリーダー。なのにアンディの誕生日にやってきた最新式の「スペースレンジャー・バズ・ライトイヤー」にお気に入りの座を奪われてしまう。他のおもちゃからの人気もあるバズを嫉妬したウッディはちょっとしたいたずらをしかけるが、それをきっかけに二人は家の外に出てしまい…

世界初の3D・CGアニメだそうで。公開されたときには「海外アニメなんか!」と偏見をもって見なかったんですが、子供とモンスターズ・インクを見に行って目からうろこがぼろぼろ落ちました。以前のピクサーも見てみようとレンタルしてきたのですが、1週間、あやがテープを擦り切れるほど見てたのでDVDを購入。唐沢寿明のウッディも所ジョージのバズもサイコ―!自分を本物の宇宙飛行士と信じているバズの行動はおかしくもあり、悲しくもあり…本当のことを知り落ち込むバズを励ますウッディの言葉はすごく素敵だと思います。お気に入りです。最後のシーン、引っ越すアンディの車でかかっているのが「ハクナ・マタタ」だったり芸が細かいので何度見ても楽しめるのかな。

シュレック

監督:アンドリュー・アダムソン ヴィッキー・ジェンソン
出演:(声)マイク・マイヤース キャメロン・ディアス エディ・マーフィ
森の奥深くの沼のそばに住むシュレックは緑色の大きな怪物。村人達は彼の姿を見るだけで逃げ出していった。寂しいシュレックは誰も受け入れてくれないなら、誰も受け入れないことを決め、一人静かに暮らすことにした。そんな彼の生活がファークアード卿の御伽噺の住民達追放という命令で一変する。追放された御伽噺の住民達がシュレックの沼に住み着いてしまったのだ。静かな生活を乱されたシュレックはファークアード卿に文句を言いに行くが、交換条件に竜の城に監禁された姫を助け出すことを約束させられてしまう。

コメディとはわかっていたけど、なかなかブラックでした(笑)日本語吹き替えではダウンタウンの浜ちゃんがいい味出してます。ハッピーエンドだけどただのハッピーエンドではなく・・・。これもアリかな。フィオナ姫の歌はジャイアンよりすごい!?

トイストーリー2
TOY STORY 2 米

監督:ジョン・ラセター
出演:(声)トム・ハンクス ティム・アレン
アンディとカウボーイキャンプに出かけるのがうれしくてたまらないウッディ。けれど出かける直前、ウッディの腕が破れてしまい、置いてきぼり。アンディのママが開いたヤードセールで危うく売られそうになったおもちゃを救出に向かったウッディはおもちゃ屋の店主、アルに連れ去られてしまう。実はウッディはマニアがのどから手が出るほど欲しがるプレミア人形だったのだ。ウッディは同じテレビ番組に出演していたジェシーら仲間達に博物館へ行き、永遠に子供達に慕われようと誘われる。

「アンディが君を大学へ連れて行くと思うか?新婚旅行は?」「私達はアンディたちを忘れない。でも向こうは忘れちゃう…」こんなこと言われたらもうおもちゃが捨てられない…シリーズものだけど、私は2の方が好きですね〜。1を踏まえた笑いもあって、おもちゃたちが個々に活躍したりもするし。ポテトヘッドの帽子には天晴れ!バズ2号(笑)のとぼけっぷりも最高でした。バグズライフのハイムリックがこっそり出演してたりします^^

ピンポン’02 日

監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介 ARATA 中村獅童
ペコとスマイルは幼馴染。いじめられているところをペコに助けられたスマイルにとってペコは変わらぬヒーロー。ペコは卓球で世界の一等賞となると豪語し、部活にもほとんど顔を出さず賭けピンポンで稼いでいたりする。ところが中国人留学生チャイナに完敗し、大会では同じく幼馴染で卓球の名門校に通うアクマにも敗れてしまう。一方スマイルはコーチに目をかけられめきめきと力をつけていく。敵なしと思っていたのに実力の差に愕然とし、卓球もやめてしまうペコだったが・・・

原作の漫画にすごく忠実に作られているということで評価を受けたようですが、かならずしもそれがおもしろいとは限らないなぁとちょっとがっくり。期待しすぎかもしれなかったです。マンガで読んだなら多分笑っていただろうと思われる箇所も映像化してしまうと笑えなかったり。ただ、前もって知らずに見ていたのなら楽しめたと思います。卓球のシーンは特に。それにしても窪塚君、卓球ずいぶん練習したんだねぇと思ったら、ボールはCGで描かれていたそうです^^;;ま、どんなに練習したって、あんな打ち方はできんでしょう。台より高くジャンプしてるし(笑)ちなみにアクマ役の大倉孝二さんは料理怪人さしすせそ(ひとりでできるもん!)(←知らないよねぇ)。やっぱりチンピラ風なのが似合うのかな…

マイノリティ・リポート
MINORITY REPORT ’02 米

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン
西暦2054年、アメリカの犯罪件数は激減していた。6年前開発されたシステム「犯罪予防局」の活動によるものである。彼らは「プリコグ」と呼ばれる予知能力者により、あらかじめ犯罪の情報を手に入れ、殺人を未然に防いでいた。しかし、犯罪を犯したで”あろう”犯人は「未来殺人」という罪に問われ収容所行きとなってしまうのだった。犯罪予防局のチーフ、ジョンは一人息子を誘拐された苦悩から逃れるためにドラッグに手をだしながらも、犯罪を無くすために日夜仕事に没頭していた。だがある日彼自身が未来の犯罪者だというイメージが予知能力者に現れ、かつての同僚達に追われる身となってしまう。そのとき初めて彼はこのシステムに疑問を抱き始めた…。

え〜!?たった50年でこんなに!?というようなハイテクの数々。でも今から50年前を考えればありえなくはないなぁ。でもプライベートもへったくれもないような未来にはなって欲しくないです。未来に起こす事件で裁かれてしまう加害(予定)者たち。殺人未遂ではなく、「未来殺人」もちろん犯罪を未然に防ぐのが一番だけど、何が正しいのか?犯していない犯罪でどの程度の罪になるのか詳細がわからないので、見ている立場としては初めからこのシステムに首をかしげてしまった。人間扱いされていない「プリコグ」についても。2時間半という時間も長くは感じないくらいテンポがよく、最後まで一気に見られました。途中でオチがわかったかな?と思ったら、もう一ひねりあって、楽しめる作品だったと思います^^

ショーシャンクの空に
Shawshank Redemption '94 米

監督:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス モーガン・フリーマン
妻とその愛人を殺したとして逮捕されたアンディ。彼には身に覚えのない犯罪だったが、判決は有罪。刑務所に終身刑で送られてしまう。最初は誰とも関わりを持たず、淡々と日々を過ごしていた彼だが、だんだんと刑務所を快適なものにしようと努力を始め、人々に心を開いていく。だが元銀行マンの彼の能力に目をつけた所長の企みで彼は自分の無罪を訴え出る機会を永遠に失ってしまった...

大好きな映画です。もちろん彼にとっては苦悩の連続。希望の光はまるでないような刑務所の様子はかなりつらいものがありますが、それがあるからこそ、ラストの海のきれいなこと。モーガン・フリーマンの静かな語り口が優しく、アンディの心情を推測していく形で実際彼が何を考えていたのかはラストまでわからない。アンディとレッドの世代を超えた友情に泣けてしまいます。

バニラスカイ
Vanilla Sky '01 米

監督:キャメロン・クロウ
出演:トム・クルーズ ペネロペ・クルス キャメロン・ディアス
青年実業家デヴィットはその恵まれたルックスと財産で自由気ままに生きていた。あるパーティで友人の連れてきたソフィアに惹かれたデヴィットは今までのセックスフレンド、ジュリーを冷たくあしらう。ソフィアの家から出てきたデヴィットを待っていたジュリーは彼と無理心中を図ろうとし、ジュリーは死亡、デヴィットの顔は整形手術でも修復不可能なほど、崩れてしまった。すべての自信を失った彼は自暴自棄になり、ソフィアに助けを求めるが、それが悪夢の始まりだった…

イタリア映画「オープン・ユア・アイズ」のハリウッドリメイク版。ペネロペ・クルスは同じソフィア役で両方の映画に出ています。両方見るとリメイクはかなり忠実。でもキャメロン・ディアスのイっちゃった目が怖すぎです。アメリカ映画に慣れているせいかトム・クルーズを見慣れているせいか、バニラ・スカイのほうがなじみやすかったです。本格サスペンス、謎解きの映画だと思っていたら、実はSF...?あんまり女性を軽んじるとひどい目に合いますよ〜(笑)

スパイキッズ
SPY kids ’01 米

監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス カーラ・グギノ
冷戦時代の敵同士のスパイとして出会った二人が恋に落ち、結婚。二人の子供に恵まれ平凡な生活を送っていた。ところがかつての組織より連絡を受け再びスパイとして依頼を受けることになる。だが、それが敵のわなで、二人は捕らえられてしまった。おじと名乗る人物から、両親がスパイだと告げられた姉弟、カルメンとジュネは状況も飲み込めないまま、敵から逃げ、両親を助けるため、さまざまなスパイグッズを手に旅立つ。

いや〜B級です(笑)「くだらね〜」といいながらウケてしまう馬鹿馬鹿しい演出の連続。こういうの意外とスキ。ドラえもんのポケットのようにさまざまなグッズが次々と現れて、おもしろいです。ロボットスパイが怖い・・・

スパイキッズ2〜失われた夢の島
SPY kids2 THE ISLAND OF LOST DREAM '02 米

監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス カーラ・グギノ
カルメンとジュネは両親達の組織OSSの子供版OSSキッズに所属していた。大統領の娘の救出の際、ライバルの兄妹に遅れをとったジュネはまたも彼らの作戦にはまり、スパイ任務を解かれてしまう。カルメンはコンピューターを操作し、ジュネをスパイに復帰させ、さまざまな船が行方不明になるという島の調査を始める。

前作にもまして、くだらない(笑)スパイグッズの嵐。今度はスパイキッズが山ほどいて、戦いの場面は笑えます。カルメンとジュネもそれぞれ淡い恋心を持ったりして、いいんだけど、話の方は前作のほうがよかったかなぁ。イングリッドの両親(カルメンとジュネの祖父母)も出てきたりで笑いの要素はたっぷりなんだけど、途中で睡魔が…(笑)

ハリーポッターと賢者の石
Harry Potter AND THE PHILOSOHER'S STONE '01 英

監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ ルバート・グリント エマ・ワトソン
両親が亡くなり、赤ん坊のときにおじのダーズリー一家に引き取られたハリー。おじ夫婦は息子ダドリーを溺愛し、ハリーは小間使いのように働かされ、物置小屋で寝起きをさせられていた。ハリーの11歳の誕生日が近づいたある日、ハリー宛に一通の手紙が届く。送り主は「ホグワーツ魔法学校」。それはハリーが思いもよらない世界からの入学許可証だった。

言わずと知れた、大ヒット作。劇場で見たかったけど、DVDが出るまで涙をのんで待ってました。3歳のあやが夢中で見ていたのがとても印象的。とても面白かったです。不思議な魔法の世界。見ているだけでわくわくします。ハーマイオニーがとってもかわいい!原作を読むまで彼女がマグル(非魔法族)出身とは知りませんでしたが2作目でそれが重要な要素になります。映画を見てから1作目を読んだので登場人物がよくわかってよかったです。原作はかなりの数の名前が出てきて覚えるだけで大変。難を言えば最後の対決があっさりしすぎかとも思うけれど、なんせ7作あるうちの第1作目。ハリーはまだ魔法を習って一年目。このぐらいが妥当でしょう。原作を読むとかなりのエピソードが削られていますが、これ全部映像化していたら、1作につき2,3本は映画撮んなきゃいけないもんね〜

ハリーポッターと秘密の部屋
Harry Potter AND THE CHAMBER OF SECRETS ’02 英

監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ ルバート・グリント エマ・ワトソン
夏休み、ダーズリー家に戻ったハリーには一通のふくろう便も届かない。ロンは、ハーマイオニーはいったいどうしているのだろう?不安に思うハリーの元に一人の妖精がやってくる。「屋敷のしもべ妖精、ドビー」と名乗った彼はハリーに警告する。「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません・・・」

なんといっても一番の驚きは「ドビー」。原作からは、もう少し小さいのを想像していましたが、彼の動きがすごい。本当に生きている屋敷のしもべ妖精を捕まえたんじゃないかってくらいリアル。ラストでのどうだ!って顔が最高でした。これは我慢できなくて原作読んでから見ちゃったので、先が読めているのと、削られている部分の多さが目についちゃいました。これはもう映画が悪いわけじゃないのでしょうがないです。ただ、ハーマイオニーの出番がすくな〜い!!3作目からは女優さんが変わっちゃううとか。うう、悲しい…ロックハート先生にはあきれるを通り越して笑っちゃいました。

ニューヨークの恋人
KATE & LEOPOLD '01 米

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:メグ・ライアン ヒュー・ジャックマン
19世紀、伯爵家のレオポルドは結婚相手を見つけるためのパーティを開いていた。だが、彼に気に入られようとする貴族の娘達にうんざりしたレオポルドは、一人の奇妙な男に目をとめる。自室にあったエレベーターの設計図をカメラで撮っているところをレオポルドに見つかり、逃げ出す男を追いかけると男はなんとブルックリン・ブリッジから飛び降りるではないか!慌てて男を助けようとしたレオポルドは自分も一緒に橋から落ちてしまう。
現代、ケイトは広告代理店のキャリアウーマン。自宅マンションの上階には元恋人のスチュアートが住んでいる。自由に行き来できる外階段でスチュアートの部屋へ行くとそこには時代錯誤な衣装を着た、レオポルドの姿があった。

いや〜何というか…こういう人に愛を告白されたら女性としてはシアワセなんでしょうかね〜?誠意あふれる手紙、花、自宅にディナーに招かれればバイオリンの生演奏がかかる、屋上で星を見ながら。ひゃ〜実際されたら引きそうな気もしますが…。それにしてもヒュー・ジャックマンは素敵ですね。ラスト期待というか、こうなるだろうと思っていたのとは全く逆でした。ハッピーエンドだけど、こんなのアリか〜?

陽だまりのグラウンド
hard ball ’01米

監督:ブライアン・ロビンス
出演:キアヌ・リーブス ダイアン・レイン
コナーはダフ屋をしながら、スポーツの賭けに興じて借金まみれ。あちこちに借金をしてチンピラに脅されるようになってしまった。毎週750ドルを返済しなくてはならない彼は証券会社に勤める友人ジミーから少年野球のコーチを週500ドルで引き受ける羽目になる。野球場はシカゴでも危険地帯の中にあるグラウンド。おまけに選手は8人しかいないのでリーグ戦にも参加できない。残りの二人を野球に参加させるため、コナーは彼らに宿題をさせることを、教師と母親に約束させられる。

映画にきれいどころが一人必要なのはわからないでもないですが、コナーと教師エリザベスの恋愛はエピソードがひどく中途半端で入れる必要があったのかはなはだ疑問。もう少し二人のエピソードを入れるか、全くなしにするかして欲しかった。コナーが子供たちとふれあい、更生していくというのはもうわかりきった展開だけれど、キアヌ・リーブスの無表情さで、更生していってるのがわかりにくかった(笑)ラストもいただけないでしょう!あそこで、泣かせにかかる演出はヒドイと思います。返って泣けないです。なんか、いいとこ…子供たちはかわいいですv危険地帯ってホントにまだこんな風なのかなぁ…

バードケイジ
The Birdcage '96 米

監督:マイク・ニコルズ
出演:ロビン・ウイリアムズ ネイサン・レイン ジーン・ハックマン
アーマンドはゲイバーの店主。店のトップスターアルバートとは夫婦(?)である。アーマンドが昔一夜限りの女性と授かった息子ヴァルとは家族のように住んでいる。そんな時ヴァルが恋人と結婚したいといいだした。相手の父親キーリーはバリバリ保守派の上院議員。ヴァルはなんとか自分の家が普通の家族であるとキーリーに納得させ、結婚にこぎつけようとする…

普通ばれるだろ〜(笑)って感じのアルバートの女装。それにころっとだまされてるキーリーがおかしいのなんのって。ゲイたちがそれぞれ個性的でかわいくって、それだけで笑えます。アーマンドが昔の女に会っているときのアルバートは女性そのもの。ヴァルがちょっとわがまますぎるよな〜、って終始アルバートの味方でした、私^^

天使にラブソングを
Sister Act '92 米

監督:エミノール・アドリーノ
出演:ウーピー・ゴールドバーグ マギー・スミス

ラスベガスのクラブ歌手デロリスはマフィアの愛人。あるときその男達が殺人を犯すところを目撃してしまう。警察に駆け込み、一部始終を話したデロリスはマフィアに追われるため、修道院にかくまわれる事になるが…

ビデオに録画して何度も見ている作品です。修道女たちがそれぞれ個性あふれてとっても楽しい。聞くに堪えなかった聖歌隊がデロリスの指導でめきめきと上達していくのだけれど、聖歌隊ってあんなんでいいのかなぁ(笑)その歌のシーンがとても心地よくって何度も見る映画になってます。尼さんたちの一生懸命さが笑えます。ヘリコプターを借りる場面が面白い。願ってんだか、呪ってんだか(笑)

ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones' Diary '01 米

監督:シャロン・マグワイア
出演:レニー・ゼルウィガー ヒュー・グラント
ブリジット・ジョーンズ 32歳 独身。見た目はぽっちゃり、それほどの美人でもなく、バリバリのキャリアウーマンでもない。両親に結婚結婚と口をすっぱくされるのにうんざりしながらも、素敵な王子様を夢見ちゃってるような女の子。幼馴染の弁護士をあらためて紹介されたけど、ハンサムな上司が誘ってくれちゃって有頂天。さて、彼女が選ぶのは?

この映画はハリウッド女優が超ハンサムな俳優と紆余曲折を経ながら恋愛を成就するといったラブストーリーの王道ではなく、さえない女の子が努力を重ね、美しくなるというサクセスストーリーでもない。ブリジットってば、「明日からダイエット」って言いながら、ケーキを爆食するようなタイプだし、やってることはイタイし(シースルーとか、バニーちゃんとか)。だからこそ、世の女性の支持を得たのでしょうね。美男美女のカップルだったら「そんなの映画よ!」だけど、この映画を見れば「もしかしたら、私のことも誰か取り合って喧嘩してくれるかも」と勘違いさせてくれるんじゃないかと(笑)まぁ、上司がブリジットにちょっかいかけてくるところから、映画なんだけどね。

バグズライフ
a bug's life 米

監督:ジョン・ラセター
脚本:アンドリュー・スタントン
毎日、毎日列をなし、えさを集め続けるアリたち。それは自分達のためではなく、アリの国をおびやかすバッタ達への貢物だった。みんなの役に立ちたいアリのフリックは穀物を集める機械を作るが、それがわざわいしてバッタへの貢物をだめにしてしまう。責任を感じた彼はバッタを倒す「助っ人」を探しに一人で町へ出て行くのだった。

ピクサーのアニメはいつも、ピンチを切り抜けるときの機転が楽しい^^フリックはいつもは空回りしているけれど、いろいろなアイデアを持っていて、時にはそれはすごくいいものだったりする。空回りしてしまうのは古い体制の会社や国家にありがちな、事なかれ主義、新しいものを取り入れたがらない古株のせいだったりするのだよね。助っ人探しはある意味失敗なのだけれど、フリックは機転をきかせ、仲間を助けようとするのです。個性豊かな助っ人達も楽しい。最後のNG集もイイですよ〜v

プリティブライド
Runaway Bride ’99 米

監督:ゲーリー・マーシャル
出演:リチャード・ギア ジュリア・ロバーツ
「結婚式から逃げ出す女がいる」という情報を手に入れたアイクはその男の話のみを記事にしてしまう。書かれた当人マギーは激怒、新聞社にクレームをつける。そしてアイクはマギーを取材しに出かけることになる。なぜマギーは結婚式を逃げ出すのか?

ジュリア・ロバ―ツがウェディングドレス姿で白馬に乗って逃げ出す冒頭からして、これはないだろー!と叫んでしまった。リチャード・ギアとジュリア・ロバーツだからって「プリティ」とつける邦題もなんだかなぁ^^;;マギーが逃げ出す理由はなんだかわかる気もするけど、何も当日逃げなくたってねぇ。逃げ方はさまざまで結構笑えたりするけど。

美女と野獣〜スペシャルリミテッドエディション〜
Beauty and the Beast '02 米

監督:ゲイリー・トゥルースデイル カーク・ワイズ
製作:ハワード・アシュマン
深い森の奥、古城に住む王子は我がままで思いやりを持たなかった。ある嵐の夜、一人の老婆が一夜の宿をもとめてやってきた。が王子はその醜い姿を見て、老婆を追い払ってしまう。すると老婆は美しい魔女に姿を変え、王子を醜い野獣に変えてしまった。王子は魔女の残したバラが散るまでに心から誰かを愛し、愛されなければ永久に野獣のままでいなくてはならなくなってしまったのだ。時がたつにつれ王子はあきらめと絶望にとりつかれていった。一体だれがこんな野獣を愛してくれるというのだろう…

アカデミー賞にもノミネートされたディズニー映画代表作。ベルは美人だけれどなんだか風変わりな女の子。見かけに惑わされない頭のいい女性です。そんなベルに気に入られようとけなげな努力をする野獣がなんともかわいらしい^^王子様の姿より野獣の方がいいなぁ・・・

チャーリーズエンジェル
Charie's Angels '00 米

監督:マック・ジー
出演;キャメロン・ディアス ドリュ―・バルモア ルーシー・リュ―
謎の大富豪、チャーリーに雇われた三人の美人諜報員。今回の任務は誘拐されたコンピューター会社の創立者と盗まれたソフトを取り戻すこと。ライバル会社の社内に潜入しコンピューターのデータを盗み出すことに成功するが、事件は意外な犯人によって仕組まれていた…

アメリカの大ヒットテレビ番組の映画化。確かにこれを毎週テレビでやってたら楽しいかも。90分ほどの短さなのでテンポよく進み、チャーリーの正体も気になるところ。ミッションインポッシブルやオーシャンズ11のような潜入シーンも面白いのだけど、ちょっと色仕掛けが多いのが私には難点かな〜?もちろんそれが売りなんだろうけど。ソニーが作ってるせいか、日本を意識してるのか、パーティでは「上を向いて歩こう」がかかっているし、ドリュ―が落ちた民家で子供がやってるのがファイナルファンタジー8だったり^^細かいところまでよく見るとまた違った面白さがあるのかも。

ベイブ
Babe ’95 米

監督:ジョージ・ミラー
出演:ジェームズ・クロムウェル マグダ・ズバンスキー
クリスマスのご馳走用に農場にもらわれてきたベイブ。何もわからず、農場の中を歩き回るうち自分も何かご主人のお役に立ちたいと思い、そして、彼は牧羊豚になろうと思い立つ
かわいいかわいいベイブ。ママに会いたい…と泣いちゃうような子供なのに、一生懸命ご主人に仕えようとする。自分が食べられるためにもらわれてきたのも知らずに…。無口なご主人がラストでベイブをほめるのが印象的でした。

ベイブ都会へ行く
Babe Pig in the City ’98 米

監督:ジョージ・ミラー
出演:ジェームズ・クロムウェル マグダ・ズバンスキー
牧羊犬の選手権で優勝し、ちょっぴり鼻が高くなったベイブ。ご主人にもさまざまな招待がくるが牧場を守ることがなによりの幸せであるご主人はいつもと変わりない日々を送っていた。ある日ベイブの不注意でご主人は事故にあってしまう。その上銀行からは借金のかたに農場差し押さえを言い渡され、ベイブは自分を責める。奥さんのエズメはパーティのレセプションでベイブの牧羊豚としての働きを見せ、謝礼をもらおうと都会へとベイブを連れて行くが…

前作よりさまざまな動物がでてきて動物好きにはたまらないでしょう。でもやっぱり前作の感動にはかなわないかなぁ。奥さんと女主人との足りないところの補い合いで動物達は皆幸せに。見ていてほっとする映画です。

ムーラン・ルージュ
MOULIN LOUGE ’01 米・豪

監督:バズ・ラーマン
出演:ユアン・マクレガ― ニコール・キッドマン
パリの高級娼館「ムーラン・ルージュ」。そのトップスター、サティーンははいつかそこを抜け、女優になることを夢見ていた。売れない作家クリスチャンは自分の脚本を売り込むために、サティーンのパトロンの伯爵になりすまし、彼女と出会う。二人は恋に落ちるがサティーンの体は病魔に蝕まれていた…

期待に反して(?)すごく楽しい作品でした。洋楽にうとくて全部はわかりませんが、マドンナの「Like a Virgin」を男性陣で踊り狂ったり、ミュージカル映画っておもしろい!男性の嫉妬も怖いですねぇ。クリスチャンの歌がせつなくてほろりとしてしまいました。

みんなのいえ ’01 日

監督:三谷幸喜
出演:田中邦衛・唐沢寿明・田中直樹
夢のマイホームを新築したい若夫婦。妻は今人気の建築家に設計を依頼し、妻の父が建築をすることになる。だが、デザイン重視の若い建築家と従来の建築を重んじる大工は衝突してばかり。間に挟まれた夫はおろおろするばかり…。果たして家は建つのだろうか?

家を作るって本当に大変。夢を描いていた頃はいいけれど、はじまってみるとうまくいかないことばかり。実際に建てるのは大工さんだから、建築家にはちょっと不利。現実もそうなのかな?田中邦衛率いるおじいちゃん軍団の大工さんたちは見もの。田中直樹さんもいい味出してます。これは三谷さんの実際の経験をもとにしているそうですが、奥さんにはダンナが活躍しすぎと言われたとか…(笑)

メリーに首ったけ
There's something about Mary '98 米

監督:ボビー/ピーター・ファレリー
出演:ベン・スティラー キャメロン・ディアス
ハイスールの同級生メリーのことが気になって仕方のないテッド。あるとき偶然彼女の弟を助けたことから、メリーとプロムのパーティへ出かけることになり、有頂天。しかし、迎えに行った彼女の家で大失態をかまし、プロムへは行けず、しかも彼女は引っ越していってしまう。13年後、どうしても彼女が忘れられないテッドは探偵を雇いメリーの行方を捜す。

見事にさえないテッド、着ているもの、髪型もダサダサで歯には矯正がきらりと光ってる。そりゃメリーは高嶺の花でしょう。メリーは性格もいいもんだから、結局ヘンな男達にストーカーされる羽目になってて、かわいいのも考えものだなぁなんて余計な心配をしてみたり。下ネタのギャグが多用されてるので初めてのデートでこれを見たらちょっと・・・かも。

ライアー・ライアー
LIAR LIAR ’97 米 

監督:トム・ドヤック
出演:ジム・キャリー モーラ・ティアニー
腕利き弁護士のフレッチャ―。いつも口からでまかせばかりで妻には離婚され、息子には愛想をつかされている。それでもパパが大好きな息子マックスはやっぱりすっぽかされてしまった誕生日、「一日でいい、パパがうそをつけなくなりますように…」と願いをかける。すると、その願いはかない、フレッチャ―はどうしてもうそがつけなくなってしまった。しかし、その日は大事な裁判のある日。うそがつけない弁護士はどうやってピンチを切り抜けるのか?

マックスがとってもいじらしいです。一生って言えばいいとこ、一日でいいなんて。その一日がフレッチャ―にとっては受難の日になるんですけどね。ピンチをどうにか切り抜けようとするフレッチャ―、そこまでするか〜!っていうくらいのオーバーアクション。ジム・キャリーだからこそできた役でしょうか。

レッドシャドウ〜赤影〜’01 日

監督:中野裕之
出演:安藤政信 村上淳 麻生久美子
戦国の世、影の一族に三人の若者がいた。赤影、青影、そして飛鳥は幼馴染。幼い頃からともに修行に励み、お互いを思いやってきた。しかしある日、飛鳥が敵の手におち殺されてしまう。それぞれ飛鳥を想ってきた二人だったが、青影は忍者を辞めると里を出て行ってしまう…

いや〜なにがすごいってキャストの豪華さでしょう!名前もないような端役でいろいろなスターが共演。それを見るだけ(探すだけ)でも楽しめるんじゃないかなぁ。冒頭の布袋さんも意味わからんと思ったら、他の作品のパロディだそうで。まぁストーリーはそれなり…なんだけど^^;フミヤやもかなり練習したそうで、忍者役が板についてます(ちょっとイっちゃった役だけど)

ロードオブザリング〜旅の仲間〜
THE ROAD OF THE RING '02 米

監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド イアン・マックラン
その昔、魔王サウロンの作った指輪。それを手にするものはすべてを支配できる。ふとしたことからその指輪を譲り受けたホビット族のフロドは仲間とともにその指輪を葬るための旅に出ることになる。

ホビットというのは小人族なんですが本当に小さくなってるから不思議。エルフもすごくきれいでなんだか映像を見ているだけでほ〜っとため息がでるような。ストーリーは3部作の第1作目なのでまだ、序盤。これからどうなっていくのかなぁ…

ラストアクションヒーロー
LAST ACTION HERO '93 米

監督:ジョン・マクティアナン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー オースティン・オブライエン
映画館で一人映画を見ていた、ダニー。不思議なチケットの力で彼の大好きなヒーローの映画の中に飛び込んでしまったことから大変なことに。

他の方の批評はかなり厳しいようですが、ファンタジーが好きな私としては十分楽しめました。映画からヒーローが現実に出てきたら素敵じゃないですか。映画の中とは違って生身になっちゃったりして、しかも演じてる俳優を見て愕然としちゃったりして^^。娯楽映画ってこういうものじゃないのかなぁ。

リプリー
THE TALENTED MR.RIPLEY '99 米

監督:アンソニー・ミンゲフ
出演:マット・ディモン グウィネス・パルトロー ジュ―ド・ロウ
貧乏でさえない学生、トム・リプリーはある富豪から息子ディッキーを連れ戻すように雇われる。ディッキーのもとへ行ったトムは自由奔放な彼の生き方に憧れ、嫉妬する。そしてその想いは徐々にディッキーに対する愛憎と化していき…
かな〜り、重いです。始めは新しいおもちゃを楽しむ子供のように、トムを受け入れ、超がつくほど大切にするのに、興味がそがれたとたん彼を拒絶しだすディッキーに殺意を覚えるのは当然のことかもしれません。「太陽がいっぱい」のリメイクですが文字通り太陽のようなディッキーと対照的なトム。私生活でもゲイの噂のあるマットディモンの視線はちょっと絡みつくようで怖かった。しかし、トムも殺す相手が違うような気がするけどなぁ。

模倣犯’02 日

監督:森田芳光
出演:中居正広 藤井隆 津田寛治
公園で若い女性の右腕とショルダーバッグが発見された。犯人となのる男は腕とバッグは別の女性のものだと告げる。そのショルダーバッグの持ち主は豆腐店の店主の孫娘のものだった。デジタル機器を駆使して警察とマスコミに挑戦を続ける犯人。彼〜ピース〜とは何者なのか。

宮部みゆきさんの小説の映画化。これは原作を読まないとわからない部分が多すぎて…犯人の心情、被害者家族のマスコミに対する憤り、共犯者達の心情、そして被害者の行動などなど謎な部分があまりにも多すぎると見ている側の想像力にも限界って物が…ラストもちょっとねぇ…

モンスターズインク
monsters,inc. '01 米

監督:ピート・ドクター
出演:(声)ジョン・グッドマン ビリー・クリスタル
モンスターワールドのエネルギーを扱う会社「モンスターズインク」彼らのエネルギー源は人間の子供の悲鳴。今日も悲鳴集めのために子供を脅かす訓練に励んでいる。トップの成績を誇るサリーは同僚マイクに頼まれた忘れ物を取りに戻った仕事場で人間の子供を誤ってモンスターワールドに入れてしまう。モンスターにとって人間の子供は有害で危険なものなのだ。慌てるサリーをよそにその子供はサリーを「猫ちゃん♪」と慕ってくるのだった。

またまたピクサーの楽しすぎる映画が…^^一見、ぶきみなモンスターたちなのに妙に子供たちをひきつけてました。そのころマクドナルドのハッピーセットはすごく売れてたし(マイク欲しかったなぁ)サリーとブーの間に生まれた愛情は娘をもつパパの涙腺をまた刺激してました(笑)劇場ではあや向けに日本語吹き替えで見ましたが、爆笑問題の田中君の声なかなかよかったですよv

海の上のピアニスト
THE LEGEND OF 1900 '99 米・伊

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ティム・ロス ブルース・テイラーヴィンス
客船ヴァージニア号に置き去りにされた赤ん坊。彼はそのまま陸地を知らず、海の上だけで育っていく。新世紀の子、1900と名づけられた彼はあるとき一等客室に紛れ込み大広間でのきらびやかなダンスと演奏をする楽団を目にする。その夜、一等客室の乗客たちが耳にしたのは聴いたこともないすばらしいピアノの演奏だった。

悲しくてせつなくて・・・海の上で生まれ船の中だけが彼の世界だった1900。彼は本当に子供のように無邪気で繊細で、かといって闘争心もあり不思議な人でした。天才ってこういうものなのかもしれません。普通の人には理解し得ない世界。もちろん彼は生い立ちから成長過程まで普通ではなかったのですが。本当に彼は幸せだったのでしょうか。ラストがとても辛かったですが素敵な映画でした…

リロアンドスティッチ
LILO & STITCH '03 米

監督:クリス・サンダース
ジャンバ博士の作り出した試作品626号。触るものすべてを攻撃するよう遺伝子操作で作られた生物兵器だったが博士は裁判にかけられ収容所に。626号は銀河系追放となるが脱走。地球のハワイ、カウアイ島に不時着する。626号の捕獲のため地球に送り込まれた博士と地球の第一人者とされるブリークリーの追っ手を逃れるため、626号は犬のフリをして両親を事故で亡くした少女リロのもとで暮らすこととなる。追っ手の二人は地球人をむやみに傷つけたりできないのだ。そこでスティッチと名づけられた626号は破壊の本能のままにやりたい放題。いたずらの限りを尽くすが、そんな彼にリロは優しく「オハナ(家族)」の意味を教える。スティッチの中にあるはずのない愛が少しづつ芽生えていた…。

はじめは美女と野獣のDVDに入っていた予告を見て、なんかあんまり可愛くないなぁ…なんて思っていたのですが、スティッチ最高に可愛いです!小さな体にすごいパワー。天才的なIQ。最後の写真にはほろりときてしまいます。「オハナはいつも一緒。たとえ何があろうと」ディズニーアニメだけれど大人の方が楽しめるかもしれません。

マジェスティック
THE MAJESTIC '01 米

監督:フランク・ダラボン
出演:ジム・キャリー マーティン・ランドー ローリー・ホールデン
B級映画の脚本家、ピーターはあるとき共産主義の作品を作っているとの疑いをかけられる。見に覚えのないピーターは酒に酔い車で橋から転落。川に落ちて記憶を失う。岸に打ち上げられた彼を助けた街の住人は記憶のないピーターに「お前は戦争で行方不明になったルークだ」というが・・・

映画を見ながら、ずっと本当に彼がルークであればいいのに、町の人々に笑顔を取り戻したピーターの幸せを奪わないで欲しいと願っていました。「ショーシャンクの空に」の監督の描く世界は現実の厳しさを物語ってはいるけれど、どこか性善説を信じているような雰囲気ですごく好きです。ジム・キャリーって足が長いんだな…^^

猟奇的な彼女 '01 韓

監督:クック・ジョヨン
出演:チョン・ビジョン チャ・テヒュン

ぐ〜たら大学生、キョムはある日電車に惹かれそうになっている女性を助ける。どうやら泥酔しているらしい彼女はキョムのことを「ダーリン…」と呼んで倒れてしまう。全くの他人なのにと困惑するキョムだったが放っておくわけにもいかず、あれこれ世話を焼く。これがキョムと「彼女」との出会いだった。

初めの頃の彼女はあまりにも自己中心的で、泥酔する姿も見るに耐えないところもありました。が、物語が進むにつれ、彼女のかわいらしさ、さみしさ、キョムへの気持ちがさわやかで、ピュアで見ていてせつなくなりました。恋愛ものではイチオシ!あまりに「猟奇的な」彼女だったので、パパはちょっとビビっていました(笑)どうも、自分とキョムが重なったらしいです…エ?私って「猟奇的」?

8人の女たち
8femme '02 仏

監督:フランソワ・オゾン
出演:カトリーヌ・ドヌープ イザベル・ユベール エマニュエル・ベアール 

クリスマスを祝うため集まった女性達。その館には男性は主人ただ一人。集まったのは主人の妻、二人の娘、妻の母、妻の妹、二人の使用人、そして主人の妹。翌朝、使用人の一人が背中を刺された主人を発見する。館は雪に閉ざされ、外部からの侵入は不可能。この中に主人を殺した犯人がいる…女たちは疑心暗鬼となり、それぞれのあら捜しを始める…

ミュージカル映画だとは思っていなかったので、いきなり歌いはじめられちゃったときにはビックリ。8人の女性達はそれぞれ、フランスを代表する女優さんたちだそうで、もっとフランス映画を見てから見たら、面白かっただろうなぁと思います。8人がそれぞれ、動機もチャンスもあり、次々と出てくる女性達の秘密は、えぇ〜!?というものもあれば、ふ〜ん、やっぱりね。というものもあり。さて、事件の真相は?推理小説読みなれてる人には意外とあっさりわかるかも^^

キャッチミーイフユーキャン
CATCH ME IF YOU CAN '03 米

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス
両親の離婚をきっかけに家出をした16歳のフランクは小切手の偽造で大金を手にし、パイロット、医師、弁護士とさまざまな職業になりすまして追っ手を逃れる。

憧れの父に昔のようになってもらいたい、両親に復縁してもらいたいと、お金を盗むフランク。どれだけ賢くてもやはり16歳の繊細な少年だったのですね。幸せだった日々を取り戻したいだけだったのに、罪を重ね、もう戻れなくなったときに救いの手を差し伸べてくれたのが…。実話を題材にしていると聞いて、見たくてたまらなかったこの映画。期待を裏切りません。フランクの機転には、はぁ〜なるほど〜と感心しっぱなしでした。弁護士になりすましての、予審は笑える〜♪なんでそれでバレないんだか^^;