日本サッカー協会制定「8人制サッカー競技規則」

●ルールの基本的考え方

(1) 審判1人制を採用する事により、選手のフェア?プレー精神を養う
(2) 審判員を信頼し、判定に対して不平不満を表さない
(3) 審判員の決定に従いつつ、ラインアウトについてはプレーヤーから申告するフェアな姿勢を養う
(3) 指導者や保護者など、大人のフェア?プレー精神も養う

●審判員の試合運営上の留意点(共通理解)

(1) 1人制であることから、よく動き、よい位置取りを心がけて説得力ある判定を目指す
(2) オフサイドの判定については、主審の見解で明確な場合のみを罰し、原則的に「疑わしきは罰せず」
   の考え方をとる
(3) スローインについては、ファールスローなどの違反を探すのではなく、明らかな場合のみを罰し、
   指導も行う
(4) フェア?プレーの精神、良いマナーを養う目的から判定に対してや他の人に対しての言動にも注意を
   払い、指導をしていく

●ルールについて:8人制の主旨を徹底させるためにのみ必要な変更を行う

第1条 競技のフィールド

(1) 全日本少年サッカー大会に準じる。ただし、フィールドの大きさは、通常のフィールドの半分の大きさ
   を推奨する(管理人の追記 縦80m 横50mが基準なので40M*25Mとなると思う......。)
(2) マークなどの長さ、ゴールの大きさは次のとおり
 ・ ペナルティーエリアの縦:12m
 ・ ペナルティーマーク:8m
 ・ ペナルティーアークの半径:7m
 ・ ゴールエリアの縦:4m
 ・ センターサークルの半径:7m
 ・ ゴールの大きさ:5m×2m

第2条 ボール

(1) 少年用の4号球

第3条 競技者の数

(1) 8人(内一人はゴールキーパー)とする
(2) 交代要員の数は競技会規定で定める。
  ※ 目安は4人から6人
(3) 交代は「自由な交代」とする

第4条 競技者の用具

(1) 変更なし

第5条 主審

(1) 主審1人制とする
(2) 予備審判員1名を指名する
 ・ 記録、交替管理、3分間計時(一時退場・退席)
 ・ 主審負傷の場合交替可

第6条 副審

(1) 副審を配置しない

第7条 試合時間

(1) 競技会規定により定める(プレーヤーの年齢に応じて設定する) 
  ※ 目安は10分?15分ハーフ、ハーフタイムのインターバル5分
(2) 延長は3分ハーフ(Vゴールなし)
(3) PK方式は3人ずつ

第8条 ? 第11条 

変更なし

第12条 反則と不正行為

(1) 警告(Y)は3分間一時退場(予備審ベンチ)
 ・ 前半での残り時間は後半へ持ち越し
 ・ 後半での残り時間は延長がある場合のみ持ち越し
(2) 退場(R)は退場処分に加えて相手チームにPKを与える(インプレー、アウトオブプレーに係らず)
 ・ 退場の場合、該当チームは交代要員の中から競技者を補充する
 ・ 再開はPKの結果による(キックオフ、GK,CK,プレー続行)
 ・ ベンチ役員:コーチングは監督のみ可
 【監督の3分間一時退席】
  監督を含めたベンチ役員が判定に対して異議を示し、主審から一度注意を受けた後に、再度、監督あ
  るいはベンチ役員が異議を示した時は、主審の判断により監督を3分間の一時退席とする(予備審判員
  席の横に着席)
 * 監督が一時退席している間はそのチームのコーチングを不可とする

第13条 フリーキック

(1) 相手競技者は7m以上ボールから離れる

第14条 ? 第16条

変更なし

第17条 コーナーキック

(1) ボールがインプレーになるまで相手競技者は7m以上離れる

<今後の検討事項(技術委員会からの提案)>

(1) 「グリーンカード(誉める)」制度の導入について
 ・ プレーヤーの模範となる態度、行動を「誉める」という姿勢で積極的に評価する制度
 ・ この制度を導入した場合、イエロー/レッドカードの懲戒罰のカードとは違うものであること周知していく
   ことが必要
 ・ 制度の導入、評価の基準等については、技術委員会、審判委員会にて今後検討予定
(2) 登録人数による、ピリオド制(3回)の導入について
(3) チームに係る周囲の保護者からの異議に対するコントロールの責任先について

以上