結膜は、まぶたの裏側(瞼結膜)から白目(球結膜)までつながっている薄い膜です。目立たない場所にありますが、眼球やまぶたの運動がスムーズに行われるために、なくてはならないものです。また、たくさんの血管が走っており、涙の成分の一部(ムチン)をつくったり、細胞やウイルスなどの侵入に抵抗する「免疫反応」の起こる場所にもなっています。
●赤くなったらご用心結膜の血管は細く、普段は目立ちません。しかし、炎症によって血管を流れる血流の量が増えると結膜全体が網目状に赤くなります。この充血は、ウルイスの感染による流行性角結膜炎や、 花粉症などのアレルギー性結膜炎で生じます。一方、疲れなどでも充血は生じます。充血とは別に、血管が破れて出血した場合は一部分が隙間なく赤くなります。