★☆ぶどう膜☆★

虹彩毛様体脈絡膜を あわせて、ぶどう膜と呼ぶ

 「茶目」といわれる虹彩は、明るさに応じて瞳を拡大・縮小させ、目の中に入る光の量を調節しています。
 虹彩の根元からつながる部分は毛様体です。ここでは、水晶体をひっぱったり縮めて厚さを変えピントをあわせたり、目の中の圧力を一定に保つための房水を作ります。
 この毛様体から続く血管の豊富な膜が脈絡膜です。網膜のすぐ外側にあり、網膜に栄養を補給したり、目の中を暗くする暗箱の役目を果たします。

●全身性の 病気の発見にもつながる

 ぶどう膜は血管が豊富なので、目以外の場所で起こった病気の影響を、血液を介して受けやすい組織です。ぶどう膜が炎症を起こした時は、その点を慎重に見極めなくてはなりません。視力低下や痛みなど、目に違和感を感じたら、すぐに眼科を受診してください。