サトラガ in オーストラリア
今年もあっという間に暮れ、釣り納めなければ・・・そして、いまや我が頼もしき釣り仲間のK氏と共にビースト退治に向かった。
しかし!そこまでの道のりは険しく困難を極めた、不親切な電車に惑わされたK氏の1時間以上のタイムロス・道中でのボートトレイラーのパンク・宿泊場への遅刻など初日の釣りはほぼ絶望の2時間限りとなった。それでも、自分が10cm超えのバスを釣り、k氏が得体の知れない化け物をばらすなどなかなか楽しめた。そして、夜にはキャビンにて翌日釣行への祝杯シャンパンをあけ、よく覚えていないが楽しいトークを堪能した。
午前3:30分起床、気持ちは高ぶる。ストレートにBEST POINTへ向かう。釣り始めてちょっとで自分が早速ビースト一号を退治。そして、釣りをひと時休みカメラに専念する。サラトガの激しい捕食を捕えることを目標にK氏のルアーに毎回ピントを合わす。この作業思った以上に困難であり、しかもK氏に多大なプレッシャーを与えたらしく、チャンスはあったものの写真に納めることはできなかった。
そしてついにK氏が念願のビーストを退治。
二人でニコパチ。
この時点で YOSHI:8バイト 2キャッチ
K氏:3バイト 1キャッチ(YOSHI勘定、即ヌケ含む)
2人ともサラトガを釣り一息つくが、先には見渡す限りのオイシイポイントが広がっている。魚の活性は高く、他の釣り人無し、自分のガイド良し、曇っていて一日中釣りができそうな感じ。これはもしかして、「釣れすぎちゃってごめんなさい」の達成が夢でもない。期待を胸にボートを進ませる。
少し奥に進んだところで2級ポイントへ投げ余所見中にグボッ!っと低めの捕食音と共にドラグが鳴る。良型なのはすぐにわかったが、2匹目なのでK氏にファイト中の写真をお願いするなどの余裕のファイトをするがジャンプ一線、見えた魚はデカトガ・そしてルアーを飲んでる。状況は一変し慎重にファイト&ランディングに持っていく。K氏がランディングを手助けしてくれて、ネットにグデ〜っと納まったデカトガ。文句の付け様の無い素晴らしい魚に久しぶりに足が震えた。メジャーを持って無いため正確なサイズは不明だが、80cm前後だと思われる。2人でまたニコパチ。
予想通りのいい状況で2,30分毎に1,2水面炸裂バイト(トップオンリーなので)があるのだが、ガボッっとでてドラグが1、2秒鳴り軽くなる、その繰り返し。そんな中、K氏が60〜70cmの良型を釣る。そして、K氏は良型サラトガをサイトで釣ることにも成功。一部始終を見ていた自分はかなり熱くなり、目をギラギラとサイト使用に切り替え水面を探る。ポイントを移動し何度かサラトガをスポットしてサイトで釣るが、バラシの連続。まるで悪夢のようだった。
結局、釣果を上げれぬまま午後1時釣り終了となった。真昼間でもコンスタントに釣れること、スポットさえできればかなりの確立でバイトまでは持って行く事ができるがそこからが問題だった。夕マズメも挑もうかと考えたが、良い釣りができたことに満足し2007年 納竿とした。
釣果&感想(トータル、YOSHI勘定)
YOSHI:約20バイト 3キャッチ(うちサラトガ2匹)
K氏:約10バイト 3キャッチ
自分のバイト数はエレキ操作特権の為(ボート先頭)多いと思われる。もちろんポイントはシェアしていたつもりだが・・・。K氏のキャスティング&ファイティングスキルは言うこと無しの素晴らしさ、しかし2人で(K氏、一緒にしてすみません)約24匹ものサラトガをバラすとはなんとも情けない釣果ではある。バラした中には今回のデカトガクラスも数匹入っている。小さいルアーを投げるために柔らかい竿を使うせいでフッキング力が鈍いのかもしれない。冷静になった今思い出すことは自分の未熟さではなく、オーストラリアの大自然の懐の広さ、夕マズメと半日の釣りで約30バイトという状況さえ合えば一日中コンスタントにエキサイトな釣りが、太古を思わすティンバーの中でできるということ。
「楽園」その一言である。