ニュージーランドの釣りスタイル 


        洗練されてこんなスタイルに落ち着いた

ニュージランドではウエーダーを履かない。
はじめのうちは、日本からかさばるウエーダー持っていっていたけど、
強すぎる日差しと、魚を探してひたすら歩くサイトフィッシングには、
どうしても蒸れて暑苦しく、山ごもりなどで長い距離を歩くにはとても不便だった。
さらにトゲのある植物が多いニュージーランドの川では、魚を探すことより、
ウエーダーに穴があいてしまうことに気をとられてしまう。
そんな理由から、サーマルタイツに短パン。
そしてウエーディングシューズというニュージーランドスタイルに落ち着いた。
パンツの変わりにポリプロピレンなどの乾きの良いサーマルタイツを地肌に履き、
陰部のもっこりを隠すために、その上に短パンをはく。
ピーターパンみたいな感じ。
見慣れるまでは、おかしな姿だけど、
保温性があり、濡れてもすぐ乾き、洗濯が楽、さらにサンドフライからの猛攻を防げ、
経済的でかさばらない。
「郷に入っては郷に従えと」良く言ったもんで、
ニュージランドの釣りには、ニュージーランドのスタイルがとても快適だった。
このタイツは、ニュージーランドのスポーツ用品店には必ず(2〜4千円)で売っている。
厚手のものがお勧めです。

   
    リュックにはカメラ、上着、
    昼飯が三脚などが入っている。

紫外線たっぷりの強い日差しと、水面からの反射を避けるために、
つばの長い帽子と、偏光メガネはセットで必需品。
ポケットの多い長袖のボタンシャツを着て、寒い日はフリースを着たり、
カッパを着て12月から4月まで釣り通せた。
一日中魚を探して、川を歩くので、リュックに昼飯、水筒、カッパ、
カメラ、三脚、おやつ、虫除けなどを入れ、
もしもの時用に予備のフイルム、ヘッドライト、コンパスなどを持ち歩いていた。
ベストを着るほど小物は必要無いので、リュックのポケットとシャツの胸ポケットで、
事が足り、ラインカッターやフロータント、フライパッチは、リュックにぶら下げた。
狂ったように毎日毎日川を歩く釣りに、余計なものは削ぎ落とされ、
今の釣りのスタイルが出来上がった。
とてもラフで、がさつかず疲れない。

  
        
 10泊分の食料をつめてカラメアリバーを目指す

02年1月2日 Mararoaより


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