面倒なパーミッション

  
   
道路の近くにはこういったアクセスポイントの表示がある。
            とてもありがたい。

ニュージーランドで大きな魚を自分の手で釣り上げるためには、
パーミッション(Pirmition)というめんどくさい手続きがある。
パーミッションとは許可のことで、川で釣りをするためには地主の許可が必要になる。
日本と同じだと簡単に考えてはいけない。
川が国道のすぐ脇を流れていたり、
アクセスポイントがある場合は問題なく川に入ることができるけど、
川までの道に牧場やゲートがある場合はそれより先は地主の許可が必要になる。
このゲートがまた厄介で、まれにゲートの先にアクセスポイントがあったり、
一般の道にゲートがあることもある。
詳しい地図を見ても川までの道が公共の道なのか私有地なのか見分けることはできず、
面倒なパーミッションを後回しにして川に向かってしまうことがある。
「現地で許可をとればいいや」と川へ向かうと、
突然現れた鍵の掛かったゲートに行く手を阻まれたり、
地主の家に行ったら留守だった。なんてこともあった。
インフォメーションセンターがある近くの町で、
目的の川で釣りをするのに地主への許可が必要かを尋ね、
必要な場合は連絡先を聞く。
町から電話でパーミッションを取ってから川に向かう。
日本語が通じないのがまた厄介で、
一尾の魚を手にするまでの道のりは長く、
それだけ手にしたときの喜びがなんとも言えないあと味に変わる。
そうやって釣るまでの過程を楽しむのも、自由気ままな釣り歩きかもしれない。
めんどくさいけど一番大切なパーミッション。

02年3月9日Greymouthより


目的の川までの道が、プライベートなのか、パブリックなのか、
しっかり調べる必要がある。嫌な思いをしないためにも、
前もってしっかりと許可は取ること!楽しい釣りのために・・・




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