West Costのサンドフライ
シダや苔に覆われた美しい森は、サンドフライパラダイス
南島の西海岸一体をウエストコースト(West Cost)と呼ぶ。
ここは雨が多く、森はコケとシダに覆われたジャングルのような森がある。
東側と違って、美しい森が太古の自然を感じさせてくれる。
しかし、この森にはありがたくない虫のパラダイスでもある。
その虫が、サンドフライだ。
日本でいうブヨにそっくりの虫で、噛まれるとチクッといたく、ひどくかゆくなる。
カンカン照りの日中は、それほどひどくは無いけど、
曇りの日や朝、夕はものすごいというか、ひどい。
テント生活では長袖長ズボンは欠かせない。
昼間の釣りでも、虫除けは絶対必要。
魚のランディングで虫除けが流れ落ち、
ちょうど両手をふさがれる記念撮影のときにチャンスとばかりに噛んで来る。
初めての人にとっては、まさに地獄。
発狂寸前の気分を味あわせてくれる。
人間から見れば害虫のサンドフライだけど、
すぐ近くまでやってくるブッシュロビンなどの鳥たちは、必死にサンドフライをついばんでいるし、
ぶなの木の蜜を集めるミツバチだってサンドフライを捕まえて食べている。
ブラウンやニジマスの稚魚の餌にもなっているだろう。
ウエストコーストのすばらしく澄んだ水の中で、朱点の鮮やかなマスとたわむれていれば、
サンドフライもかわいいヤツに思えてくる。だろう?
ニュージー楽し、さあ行こう!
02年1月22日
Thomas Rより
肌を出しで10秒我慢してみたら・・・テントの外はお腹をを減らしたサンドフライが待っている
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