2006年 7月 25日
十勝川の秘密のダム
エゾハルセミが終わり、セミの釣りが一段落。
セミフライは反応が鈍いなか、
かなりおもしろい釣りができた。

先週ライズがあった流れ込みの近く、
川の流れがダムに流れ込み、
流れがなくなる辺りで、
落ち葉や、流れてくる虫がたまるよどみがある。

そこにゆっくりボートで入っていくと、
ゆったりと背びれと尻ビレを出すライズを見つけた。
よく見ると、40センチくらいはありそうな魚が、
泳ぎながら、水面の虫を食べている。

ライズをしながらボートに近づいてきて、
魚の姿がみえるほど近くまで来てライズする。

ドキドキする瞬間だ。
フライは、ブラックパラシュートの#14を結び、
ライズの進行方向に投げるが、
なかなか魚がフライを見つけてくれない。

ゆったりとしているのに、緊張した時間が流れる。
あせる気持ちが、次第に落ち着きをとりもどしてくる。

ライズは止まない、ゆったりと同じリズムで繰り返す。
気持ちが落ち着いてきたとき、
ポツッ・・・・ポツッ・・・・、ポツッ。
大きな口がフライを吸い込んだ。

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一息おいて、ゆったりとした合せが完璧に決まった。
パワフルな魚で、4回ジャンプして、おとなしくなった。
どんな釣りでも、記憶に残るのは一瞬の出来事で、
10尾釣るよりも、1尾をどう釣るか・・・

そんなこだわりの釣りがたまらなく面白い。

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