2005年8月24日
8月の釣りといえば、
水の温度も上がり、日中魚達の活性は鈍くなる。
そんな季節でも、例外がある。

確かに、夏はトンボ、ガ、セミ、甲虫類など、大型の虫が多い。
と言うことは、大型の鱒にとっては、食欲をそそる。

だけど、釣り人から狙われ続け、水もぬるむ8月は、
そう簡単に釣れない。

この、沈黙の季節を一気に活気づける。
それが、雨だ。

8月に川を濁らせるような雨は、すべてをリフレッシュする。
川にもいろいろなものが流れ、
警戒心を持つ魚達もこのときばかりと、餌を食う。


雨を見方につける、釣りのチャンスは2回。
まずは、雨が降る直前もしくは、雨の最中。
そして、もう一つのチャンスは、川の濁りが取れた直後。

そのチャンスにいいポイントに入れたとき、
大きな鱒がはねる姿を見ることができる。


この魚は、雨の後に釣れた。
大雨がダムを濁らせ、上流から次第に水が澄んでくる。
ダムの流れ込み部の、透明度はよく。
この魚は、ダムの流れ込み近くにある放水口にいた。
太陽が真上にある正午の出来事だった。

放水の落ち込みに、セミルアーを投げ込むと、
水面にギラッと、ピンクカラーがみえたと思ったら、
セミルアーを加えて、すごいスピードで走った。
59cmの幅の広いニジマスだった。
8月の釣り、十勝はやっぱりすごい。