鷲見上野 1996 西洞蛭ケ野 1983
蛭ケ野 19722003 蛭ヶ野高原 1995,1998
蛭ヶ野付近 1994 板谷
切立

ギフチョウの記録

1988.5.29 高鷲村蛭ヶ野 

郡上市 (郡上郡高鷲村)

高鷲村は、ギフチョウの分布を語るとき、非常に興味深いゾーンだと思います。有名産地・蛭ヶ野のギフチョウの斑紋は黄色味が強く赤紋も大きく鮮やかで上部に迫り上がる個体が多く見られるなど派手で美しい。一方、同じ高鷲村でも、距離も蛭ヶ野とそんなに離れていない切立のギフチョウは、その色彩が岐阜の低地のギフチョウのそれに近く、蛭ヶ野のギフに比べ、はるかに黒っぽいのです。蛭ヶ野のギフチョウは、荘川水系に由来した「裏日本型」、切立のギフチョウは長良川水系に由来した「表日本型」といえると思います。初めて蛭ヶ野のギフチョウを採集したとき、岐阜のそれしか見たことのなかった私は、「なんという明るく綺麗なギフチョウなんだ」と強い衝撃を受けました。
発生時期も大きく異なっています。蛭ヶ野のギフチョウは、通常5月20日以降の発生になりますが、切立のギフチョウはそれより約1か月前になります。標高だけではその差の理由は説明できません。興味深いことは、蛭ヶ野のギフチョウを飼育し、岐阜の平地のギフチョウと羽化時期を比較したことがあるのですが、同じ条件で越冬させたにもかかわらず、羽化時期には約1か月のずれが生じました。我が家(岐阜市)でギフチョウを飼育したとき、岐阜の低地のギフチョウは3月中旬に羽化してしまいましたが、蛭ヶ野のギフチョウの羽化は4月中旬でした。遺伝的なものであることは疑問の余地がありません。
蛭ヶ野のギフチョウの発生時期に、現地で周りをご覧になってみてください。とうに発生が終わっているような草花・樹木の状態ですよ。蛭ヶ野のギフチョウは、実におもしろいのです。

2000.3.29飼育羽化 高鷲村
切立 

2000.4.1飼育羽化 高鷲村
切立 

1986.5.30 高鷲村蛭ヶ野 

1980.4.6 高鷲村西洞 

1982.5.28 高鷲村西洞 

2006.6.4 郡上市高鷲町蛭ヶ野 

2006.4.3飼育羽化 高鷲村切立 

2006.5.6 郡上市高鷲町切立 

2004.4.13 郡上市高鷲町鮎立中山 

2006.6.4 郡上市高鷲町蛭ヶ野 

2006.6.4 郡上市高鷲町蛭ヶ野 

2009.5.20 撮影 

2011.6.14 高鷲村蛭ヶ野 

2011.6.14 高鷲村蛭ヶ野