ここでは、食べ物について話そう。
子猫 幼猫用ないし成長期用のキャットフードをいつでも食べることが出来るように置いておくとよいよ。
成猫 6ヶ月から10ヶ月ぐらいで性的に大人になる。 大体1年ぐらい経つと肉体的には大人になる。 この頃からはもう成長する必要がないので、成長期と同じものを食べさせていると肥満という問題が出てくるのぅ。 だから、成長期用のものから成猫用のカロリーの低いキャットフードに変えてるんじゃよ。 この場合も一切ほかのものを添加する必要はないから。 大人になった猫は、特にオス猫は腕力が強くしかも頭が良いので、自分でいろいろな扉を開けることが出来る場合もある。 中には冷蔵庫でさえ開けてしまうつわものもいるくらいじゃよ。 こうなるとヤツらは、キャットフードを食べんようになる。 生肉や魚などの方を好んで食べるようになるなぁ。 これでは食事のバランスが悪くなる。 こうならないためにも、贅沢な食事をたまになら良いと思って与えることは絶対止めなさい。 子作りの目的がなければ成長してしまうまでに、中性にする手術をうけることがすすめられておるよ。 しかしこれには唯一害があり、それは肥満という問題じゃ。 どうしても手術を受けた猫は、受けていない猫に比べると食欲が増すからの。 性的な欲求がないために、食欲が増える傾向にあるんじゃよ。 これはどうすることも出来んよ。 この目的のために、低カロリーのキャットフードが売られる様になったから安心。 肥満傾向の猫には、そのような食事をあげるようにしよう。
老猫 猫は5〜8年ぐらいを過ぎると、徐々に老化を迎える。 それと共に必要とするカロリーが減ってくる。 成猫と同じキャットフードを食べさせていると、いろいろな問題が出てくる可能性がある。 この時期より以降は、老猫用のキャットフードを選ぶようにしよう。
それと、ウェットフード、ドライフードは両方あげるのがベスト。 ウェットだけとかドライだけとかだとそれぞれ一長一短あるのでな。 まあ成長期別の食事は大体こんなもんかのぅ。詳しくは他のホームページで調べてもらおう。
次に、あげてはいけない食事についてじゃよ。
タマネギは猫の赤血球に対して強い毒性を持っとるんじゃよ。 ひどい場合は急激な溶血を起こし死ぬ・・・。 猫はもともと肉食性が強いので人間よりも体重1キロ当たりのタンパク質必要量は4〜5倍にもなる。
猫は野菜を消化できないんじゃよ。
ビタミンCは肝臓で形成することが出来るので必要ないんじゃよ。 猫には牛乳の中の乳糖を消化する酵素がもともと少ないのでな。 不用意に与えると下痢するので気をつけよう。
あと、たこ、いか、貝もだめ。
あげてはいけない物の代表を書いておくので気を付けるように。 それに、下に書いてあるものだけじゃないので詳しくは他で調べてみよう。
[タマネギ]・・・生でも調理済みでも、たとえ少量(1週間に2かけら程度)であっても、また、タマネギの エキスが混じっているだけでも、猫が深刻な貧血を起こすおそれがあり、死に至る可能性もあります。

[生の魚]・・・サナダムシを含んでいる可能性があります。また、チアミンやビタミンB1をこわす「チアミナーゼ」 という酵素が含まれていることがあります。チアミン不足になると脳にダメージを与える可能性があります。 魚を調理して与えれば心配はいりません。

[レバー]・・・少量ならばよいのですが、多く与えすぎる(例えば、1週間にボウル3杯分)とビタミンAとDの 過剰摂取のため骨が変形してしまう可能性があり、苦痛と歩行困難につながる可能性があります。
[生の卵]・・・ゆで卵のような調理済みのものはよいおやつになりますが、なまの卵白はビタミンBを壊す 「アビディン」というタンパク質を含んでいます。 また、生卵はサルモネラなどのバクテリアを含んでいる可能性があります。

[牛乳]・・・下痢をすることが多いです。ミルクをあげる場合は猫用ミルクをあげてください。

[肉だけの食事]・・・猫は肉食といっても、肉のみではカルシウム不足となり、骨がもろくなってしまいます。 また、家で飼われている猫は生肉に含まれている可能性のあるバクテリアなどに対し抵抗力が弱く、サルモネラ菌 などに冒されてしまう可能性があります。
[キャンデー]・・・猫に砂糖は必要ありませんし、虫歯になります。

[チョコレート、ココア]・・・チョコレートやココアに含まれる「セオブロミン」という物質が脳への血行を鈍らせ、 心臓発作などの命に関わる病気を引き起こす可能性があります。チョコレートの色が濃いほど、セオブロミンが より多く含まれています。

[骨 小さな骨]・・・特にニワトリなどの家禽の骨は、猫がこれを噛んだときに細かく裂け、喉に刺さったり、 猫の口の中を傷つける可能性があります。但し、よ〜く煮込んで柔らかくすれば、骨はカルシウム、リン、 銅のよい源となり、また歯垢の除去にも役立ちます。
[人間のおかず]・・・塩分が強すぎ、またタマネギが含まれている可能性があります。

[ドッグフード]・・・ドッグフードもキャットフードと同じ成分を多く含んでいますが、決して同じではありません。 猫は犬に比べて約5倍のタンパク質、より多くのビタミン類や脂肪などを必要とします。 従ってドッグフードを与えられていると、心臓病、奇形の子供、タウリン不足による失明などのおそれが出てきます。

[古くなったフード]・・・(特に猫缶) 油分が酸化して、下痢を引き起こします。