カビに御用心


梅雨のうっとおしい季節ですが、みなさんは貴重なレコード等のカビ対策は万全でしょうか?
この季節は湿度が高く、油断していると大事なレコード、書籍等にカビが発生してしまう可能性があります。中古レコード屋でもジャケットがカビでダメージを受けているものが見かけられます。もともと日本は高温多湿になりやすく気づかない間にカビでダメージを受けてしまうことがあるんですね。ジャケット等紙にカビが生えてしまうとどうしようもない状態になってしまい涙x4と笑っていられません。
あるTVでカビの特集をやっていたのですが、カビは湿度が60%以下では発育できないのだそうで湿度が50%以下の状態を60分保つとカビは死滅するそうです。ということは湿度を60%以下に保つことがキーポイントとなります。私の場合、田舎なので周りが畑、田んぼに囲まれていて湿気がとても気になる環境にあります。(;_;)
それで部屋を改築したさいにエアコンを取り付けたのですが常にエアコンをつけたままにするというのは経済的にも無駄ですので昨年、除湿器を購入しました。(それまでは使い捨ての除湿パックを使っていたのですが、あまり経済的じゃないですからね。)冬場は全然水が溜まらないのに春頃から水が溜まるようになり、梅雨になってからは毎日満タンになってしまうようになりました。水が溜まるのだから除湿はされているのでしょうが、いったい湿度はどれぐらいなのか??という疑問が生じていました。高級除湿器だと湿度モニタ(センサー運転機能はあるのですが)が付いているのですが、私のには付いていませんでしたので。なにかいい方法はないかなと思っていたところ会社で部品を梱包しているものに湿度モニタ用の紙が付いているのが目に止まりました。きいてみると乾燥剤はリサイクルしているけどモニタ用の紙は捨てていると言うことだったのでもらってきて部屋に置いて湿度を監視することにしました。通常、部品が封入されている状態では湿度が20%以下になっているのですが、開封したとたんどんどん色が変わり、60%のところまでピンクになっていきます。私の部屋では除湿器を切ると60%を越えてしまうことがあるようです。というか窓を開けて放っておくと60%は軽く越えてしまいます。そこで除湿器を入れるとだんだんと湿度が下がり、60%を切ることが確認できました。更にエアコンを入れると50%を切る状態までもっていけました。ということは通常、除湿器を使って湿度を下げ、暑いときにエアコンを入れればカビの発生を防げるということになります。また、TVでは通常の部屋なら60分エアコンを運転すれば湿度を60%以下にすることができる。「60,60と覚えてね。」と言っていました。
最近のエアコンは省電力になってきているので1時間運転した場合でも電気代も数円で済むそうです。「ききましたか、奥さん!」(笑)
気温が低いときはドライ運転でも効果があるそうです。冷房運転してそのまま切ると熱交換の触媒が結露してカビが繁殖しやすい状態になるので冷房運転の後は1時間ぐらい送風するといいそうです。皆さんも以上のことに気を付けて貴重な財産をカビから守りましょう!

湿度モニタ


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