『大滝さんの誕生日を勝手に祝う会』江刺オフミ編

大滝さんの53回目の誕生日を記念して開催された江刺オフミの報告です。2001年7月28日、この日はナイアガラーとしてじっとしていられない日。3.21も重要な日ですが、1948年7月28日は大滝詠一さんが江刺で生まれた日です。Niagara-MLにも参加されている江刺市の高橋(ポール"nagara"牧)さんから大滝さんの生まれ育った江刺で東北オフミを開催したいという話は以前からありました。MLやDMでやりとりをしているうちに「大滝さんの誕生日に合わせて開催してはどうか。」ということになりました。開催の準備にあたっては地元、高橋さんに全てお任せということで大変ご苦労をおかけしたようです。


まず、オフミの話に入る前に私がオフミ会場まで辿り着くまでのお話を少々。(^_^;

7月28日(土)この日はうっすらと雲があるものの天気は良い日でした。いろいろと準備をしてカーナビをセットして出かけたのが9時頃。カーナビによると江刺までは200Kmちょい、私の住んでいるところは近くに高速道路が無い地域なのでまずは国道6号線を北に向かって進むことにしました。途中、鹿島町で流れが悪くなったため通称:浜街道と呼ばれる海岸沿いの道路に進路変更、なかなかいいペースで走れました。しかし、江刺は内陸側なので名取りあたりで国道4号線に合流しました。バイパスなので極端に悪くはないのですが、さすがに仙台の近くは交通量も多く渋滞気味。それでも、じっと我慢しながら北へ北へと向かっていきました。泉あたりを過ぎるとまた流れがよくなり、お昼過ぎには到着できるかな?などと考えながら走っていましたが、大衡町で突然の渋滞。全然動かない!10分以上経っても数百メートル動いたかというぐらいでした。このままじゃどうしようもないということで田んぼの真ん中にある脇道へそれました。よくわからないけどナビがあるから何とかなるだろうという軽い気持ちでした。(^_^;;
しかし、ナビはフロントガラスの下の方にアンテナがあり北へ向かっていると電波がうまく受信できないようで、位置表示がおかしい!しかたなく道なりに北と思われる方向へ進むと標識の行き先が鳴子となっています。鳴子って鳴子こけしのあるところ...温泉...山奥。あれっと思いながらも道なりに進んでいくと古川と書かれた標識を発見!古川といえば高速のI.C.もあるから間違いないと一安心。うまく国道4号線に復帰できました。それからは大きな渋滞もなくそれなりに走ることが出来るようになりました。途中、コンビニによってトイレ休憩をしてナビの補正をしたところ、今度は無事に正常な位置表示に戻りました。一段落して再出発。時間は既にお昼を過ぎていました。無事、岩手一関に入り順調に流れていると思ったのもつかの間、交差点で信号待ちをしていたらいつまで経っても青にならない!信号機を見てみると警察官が信号にキーをさして操作している様子。何が起こったのか訳もわからないまま10分以上経過。すると黒塗りの高級車に乗ったオヤジが右の方から窓から手を振って通り過ぎていきました。後できいたところ投票日前日ということで小沢さんが地元に訪れたところにあたってしまったようでした。交差点のTOPに停車していたのですが顔をよく確認できませんでしたが、日の丸の旗を振っていたような...
予期せぬロスタイムがあり、第一の目的地である中尊寺に到着したのは午後2時頃でした。ここは大滝さんが20歳の頃にハマったものがあるところです。駐車場に車を置いて急な参道を上っていくと弁慶堂なる立て札がありました。ハマリものはあったのですが、ノージさんのHoemePageで見たものとは違っていました。大滝さんがハマったのはだいぶ昔の話なので現在はニュー・バージョンのものに置き換えられたようです。しかし、せっかくですからハマることにしました。撮影は売店のおばさんにお願いしました。(^_^;

とりあえず、第一の目的を達成し、次に向かったのは猊鼻渓。車で30分強のところにあります。近道をしようとして川沿いの砂利道、たんぼ道を通りながらもナビのお陰で問題なく到着。早速、ハマリものを探したのですが、見つかりません。高橋さんに電話できいてみると川下りをした先にあるのではないかという話でした(私より先に猊鼻渓に行った菅野さんからの情報)。川下りに要する時間は90分ほどなので待ち合わせの午後5時に間にギリギリ合いそうもなくなることからパスすることにして水沢江刺駅へ向かうことにしました。山道を気持ちよく走って駅に着いたのが午後4時頃です。駅で高橋さんに電話すると間もなく到着予定だとか。その間に移動中は何も食べていなかったので立ち食いそばを食べていると高橋さんが到着しました。菅野さん、亀井さんは朝一の新幹線で移動して江刺、一関観光をした後、丹野さんと合流してホテルで休んでいる。佐藤さん、青木さんも無事車で到着した。とのことでした。残る新幹線組4名が到着するのが16:22ということでしたので一緒に待つことにしました。いろいろとお話をしている間に新幹線が到着。松縄さん、小池さん、ねのすけさん、凪さん、と合流する事が出来ました。高橋さんと私の車に分乗してホテルまで移動。所要時間は約5分ほどでした。ホテルは江刺カントリー・クラブにある江刺ロイヤルホテルというところでした。ゴルフをしない人たちだけで利用するなんて...

ホテルに到着すると二時会場でもある4人部屋へ入り、高橋さんからオフミの開始時間、終了時間、翌日の食事の時間等の説明がありました。高橋さんはオフミ(イベント)の準備があるので席を離れるということでそれまでフリータイム。私と菅野さんは江刺市内に二次会の買い出しをしに出かけることになりました。市内に向かう途中、高橋さんから標準ジャックのコードを買ってきて欲しいとの電話がありました。両親の実家が江刺にある菅野さんにお店のことはお任せして何件かまわったのですが、なかなか目的のコードが見つかりません。大きなショッピングセンターでやっと変換プラグを組み合わせて標準プラグコードになるものを購入。つまみ、ビール等を購入してホテルに戻ることにしました。オフミ開始までちょっと時間があったのでお風呂に入ることにしました。お風呂は広く、ゴルフ・コースが間近にみれて気持ちいい!お風呂から上がり、いよいよオフミ会場であるコンペ・ルームへ移動。皆さんも会場に来ていました。会場の一角にはオーディオ再生機器が設置されていました。しかもDJも出来るように。買ってきたコードはここで使うものだったんですね。


前置きがかなり長くなりましたが、いよいよ江刺オフミのレポートです。

午後6時30分、定刻になりオフミ開始。まずは、今回幹事を引き受けていただいた高橋さんから挨拶があり、乾杯の音頭は一番遠くから参加された凪さん。乾杯後にそれぞれの自己紹介がありました。オフミにはMLには参加していない高橋さんの友人お二人も参加していただきました。それぞれお酒を飲みながらしばし歓談。

午後7時から外でスペシャル・イベントがあるということでホテルの玄関に移動。高橋さんから「1969年のドラッグ・レースのドラムをイメージしてください。」との説明がありました。午後7時ちょうどに駐車場の遠くから太鼓(ドラム?)の音がゴルフ場に響き渡ってきました。これは有名な江刺の鹿踊り(ししおどり)です。大滝さんが2歳の時「鹿踊りの太鼓の音にシビレた。」とある記事に載っていたアレです。(^_^)v
私たちだけのために高橋さんが江刺でも優秀な団体に依頼したそうで、素晴らしい踊りと太鼓の音に大変感動いたしました。(所要時間は約20分ぐらいでした)

それからホテルの宴会場(コンペルームとも言う)に戻ると鹿踊りの先生をしているという方が大滝さんの同級生だったということで、思い出話をしていただきました。大滝さんは同級生の中で特に目立つ存在ではなかったそうですが、洋服などあか抜けしていたというお話でした。お母さんが養護の先生ということもあり身なりをきちんとしていたのではないかとのことです。

続いて、大滝さんが2番目に住んでいた家からすぐ近いところ(ほぼ正面)に住んでいて昔は喫茶店を経営し、現在は地元で政治家を務めていらっしゃる方が登場して大滝さんを訪ねて福生のお宅へ行った話や思い出話をしていただきました。ちょうど投票日前で忙しいところ、私たちの為に時間を割いていただき大変恐縮でした。急遽、次の日も予定があったにも関わらず、大滝さんが幼少の頃遊んでいた河などを案内していただくことになました。

次はおまちかね、ねのすけDJショーの時間のタイムがやってまいりました。(^_^)v
ねのすけさんが聴き比べ用に準備してきたメディアの一部を持ってくるのを忘れてしまったものがあったようですが、佐藤さんが持ってきた音源があったり無事に生でVer.チェックを体験することが出来ました。DJもさまになってましたよ!

一次会最後を締めるのはPeggyさんでした。持参のアコギを抱えてナイアガラ風のオリジナルナンバーを披露していただけました。何曲かはヒミツのPageで聴くことが出来る音源とは違ってLiveは更に素晴らしい!!当然、アンコールの嵐でした。

宴会場が23:00までということであっというまにタイムアップとなりました。今度は部屋に戻って二次会へと...お酒を飲み直しながらそれぞれの思いを明け方まで(結局5時頃だったようです)お話していたのですが、内容は割愛させていただきます。m(__)m


江刺ミステリー・ツアー・レポート

今回のオフミは単なる宴会ではなく、大滝さんが生まれ育った江刺の名所を巡るという目的もありました。皆さん昨夜の疲れも無く朝食を摂った後、午前9時にツアー出発!!
まず、前日オフミで貴重なお話をしていただいた地元の政治家の方が昔経営していた喫茶店を拝見して、大滝さんが小学校低学年の時期に遊んでいたという場所を案内していただきました。近所の河は未だ自然のままで緩やかな流れでした。また、木の橋を渡り大滝さんが映画を観たという神社を遠くから眺めました。昔は木が短くよく見えたそうですが、現在は木も育っていてちょっとだけしか見ることが出来ませんでした。これらの素敵な風景は○○○○ら・ソングブックというビデオになっているそうですが、残念ながらマスターテープが見つからないということで拝見することは出来ませんでした。(笑)

続いて大滝さんが4年生まで通っていた小学校へ行き、ナイアガラカレンダー'78のジャケットで有名な二宮像と一緒に記念撮影。そして小学校近くにある大滝さんゆかりの民家へお邪魔しました。ここでも大滝さんの小さい頃のお話などをきくことが出来ました。次も車で10分程のところにある民家を訪れました。ここでは文献に載っていない貴重なお話をきくことが出来ました。そして昔病院だったモダンな建物を見学。この辺のお話はいろいろとご迷惑がかかるといけないので詳しく書けないことをご了承ください。このオフミに参加した皆さんだけが知っているヒ・ミ・ツです。

舞台は現実の世界へと戻ってきます。江刺中心部、岩谷堂という地区にて蔵の町散策の後、昼食を食べたのですが、食べたところは蔵の中(前は味噌蔵だったそうです。)。 店の中で流れてるBGMは、当然のように「ロンバケ(20th)」でした。これはお店の人の気遣いでしょうね。(^_^;
このお店の開店日が昨日(2001年7月28日)という記事がお店の中に張ってあったので出資者である高橋さんに「狙ったんですか」ときいたのですが、特に意識していなかったとのこと。無意識のうちに特別な日を決めてしまうなんて御立派!!(笑)

食事は二手に分かれたので最初の組だった私たちは食事後、おみやげ屋さんに歩いて行き各自、江刺の名産品を買いました。後の組も食事を済ませておみやげ屋さんで合流。
午後2時半過ぎ、ここで丹野さんが帰る時間となりお別れしました。他の皆さんは藤原の郷へ移動。ここは映画やドラマの撮影が多いそうで某国営放送局のドラマ・ロケもあったそうです。しかし、私たちの目的は観光ではなくハマリものです。(笑)
高橋さんの力でハマるだけだからということで入場料を払わずに入場できました。早速、ハマリものへ向かって一直線!皆さんそれぞれのポーズで記念撮影。またも近くのおみやげ屋さんでみやげ物(卵めん、羊羹)を買いツアーも終盤へ。藤原の郷からは車で移動した3人がホテルの駐車場へ車を取りに行く組と卵めんの工場に直接行く組に分かれて移動。自分の車に乗り換えて無事工場へ到着。ここでは卵めんの生麺が買えるということで私も買いました。

いよいよ時間も午後4時、ツアーも終了し新幹線で帰られる方を高橋さんにお願いして直接車で帰る方はそれぞれの帰路へ。
このようにオフミを越えた素晴らしいイベントを開催していただいた高橋さんをはじめ、鹿踊りを披露してくださった皆さん、オフミにゲスト出演していただいた方々、突然の訪問にも親切に対応していただいた江刺の皆さん、ミステリー・ツアーの運転をされた高橋さんの友人の方々に大変感謝致します。
また参加された皆さんが無事に帰られたということでよかったです。お疲れさま&お世話さまでした。また何処かでお会いしましょう。


おまけ:アフター江刺オフミ・レポート

2日間の江刺オフミも無事終了した後、私と亀井さんはもう一泊することにしていました。向かうは須川温泉という岩手と秋田の境にある秘湯です。ここは一関から秋田に抜ける国道を延々と進んだところにあります。途中から車がすれ違えないような細い峠をクネクネと1時間弱、17:30頃に宿へ辿り着きました。チェックイン後、露天風呂へ。硫黄のにおいが漂う真っ白な温泉でした。湯上がりのビールを部屋で飲み、食堂で地ビールと一緒に夕食を摂りましたが山の幸たっぷりで大満足。食事後、また露天風呂へ。部屋に戻りまたもや湯上がりのビールを。(^_^;
宿へ向かう途中、購入したお酒や亀井さんが持ってきてくれたお酒を飲んで...結構飲んだなぁ...就寝となりました。

次の日は朝食を摂り、露天風呂へ。内湯に全然入っていなかったので内湯にも入りチェックアウトの準備をしました。ギリギリの10時頃にチェックアウトして駐車場のまわりを歩いていると「仙人水」の標識を発見!!岩手釜石には「仙人秘水」がありますが、秋田にも仙人水があるとは知らなかった。これは行ってみるしかないということで早速移動開始。秋田側に数キロ下ったところにそれはありました。標識によるとここの村は仙人の里だそうです。みんな仕事してないのかな〜などと冗談を言いながら早速湧き出した水を飲んでみました。標高1000mにあるわき水は水温が6℃と冷たく美味しかったです。私たちがいるときに3台ぐらい車が止まり水を汲んで行きました。大きめのポリタンクに汲んでいく人もいましたし、近くに仙人水前というバス停もありましたので結構有名なのかも知れません。私もミネラル・ウォータのペット・ボトルに水を詰めて持ち帰りました。

仙人水も確認出来ましたので一関方面に昨日来た道を戻ることに。途中、厳美渓に寄り軽く観光しました。思ったより水が汚れていたのにはガッカリ。でも有名なカゴ団子を見ることが出来たので良かったかな。続いてお昼時となりましたので本場の前沢牛を食べに前沢市へ向かいました。お店に入ると団体客がいてかなり混み合っていましたが無事、美味しい霜降りをいただくことができました。

食事が済んだら7/28にハマリものを発見できなかった猊鼻渓へと向かって移動。到着後間もなく舟下りの舟に乗ることができました(14:00出航)。船頭さんの楽しいトークをききながら上流に向かって舟は進みます。40分ほどかかり目的地へ到着。藤姫のハマリものを探すと、それは藤の木の中にありました。早速、目的の記念写真を撮ることに。大滝さんがハマったときとちょっとレイアウトが変わっているようでしたがモノは一緒でした。感激です。帰りの舟は15:00出発、またも船頭さんのトーク、舟歌をききながら下りなのでスイスイと進みます。15:30に乗船したところへ到着。舟下り中は少し涼めたのですが、陸上は暑い。岩手はもう少し涼しいかと思っていたのですが、この日は30℃を越える暑さでした。車を止めた売店で食べたかき氷が美味しかった!岩手での目的も無事達成できましたので亀井さんを新幹線の駅まで送るため一路一関駅に向かって出発。一関に入ると名産「胡麻擂り団子」を購入し、無事駅までお送りできました。亀井さんとここでお別れし、一人帰路へと。ここからはひたすら南へ向かって進むのみ。予想通り仙台市内での渋滞につかまってしまいましたが、行きよりは速いペースで帰ることが出来ました。結局、途中でラーメンを食べて、21時過ぎには家に到着しました。今回の走行距離は約600Kmほど。さすがに疲れましたが、大変充実した3日間でした。