御遠忌法要だより


 平成15年11月に”真言宗豊山派御遠忌(お授け御親化(ごしんげ) )”という行事がありました。御遠忌というのは50年ごとに行われる法要のことですが、平成15年は専誉僧正400年、頼瑜僧正700年の御遠忌の年でした。全国各地を回って行われたのですが、豊山派埼玉支所主催により地元の光明寺で行われ、縁があり参加させていただきました。長谷寺本山から管長猊下(かんちょうげいか)をはじめかなり多くの僧がお見えになりました。私は少しばかりのお手伝いと、合間を見てビデオ撮影をしました。


*全体の流れ

 朝9時頃から関係者が集合し、各係に分かれて所定場所に着きました。私は来訪者の車の誘導係で、寺の近くで案内をしました。昼近くになり寺に戻って昼食をとり、行事のビデオ撮影を始めました。
 12時くらいに式典が始まったのですが、想像以上に盛大で厳粛な行事で、私は過去に見たことがないような式でした。”庭儀(ていぎ)”という角塔婆前で般若心経などの読経、記念植樹の後、入堂されて法要を行いました。その後”お授け御親化”が行われました。そして式典があり閉会になりました。

 御遠忌1 御遠忌2 御遠忌3 御遠忌4   画像をクリックすると動画像が御覧になれます。左の画像から順に説明します。
・式典の始まりで、行列の御進発です。
・庭儀は角塔婆の前で般若心経などがお唱えされました。
・お授けの式で、参加者全員に行われました。
・閉会に当たり、光明寺副住職がご挨拶をされました。

 これだけですと全体の雰囲気を正確に伝えられないのですが、かなり厳かで、盛大なものです。特に管長猊下直々の”お授け御親化”は仏教の奥深さを改めて知らされたような気がします。あまりうまくは表現できなかったのですが、普段はあまり目に触れる機会がないと思われますのであえて寄稿いたしました。
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                                               光明寺檀信徒  荒木勉