昨年(2010年)の3〜4月にリビング奥の和室を洋室にリフォームしたのですが、その際にリビングも 和室→洋室へリフォームした部屋と同じように、落葉松の腰壁と漆喰風のボードパテ埋めペンキ塗り白壁 にしたかったのですが、その時は時間の都合で(GWの営業再開がせまっていた)持ち越しとなっていました。 また、リビングはお客様がいらっしゃる限り必ず使う部屋なので休館中しか施工出来ない事もあり 2011年の4月上旬から作業を始めて(松のリフォーム手間取り、当初の予定よりも巻が入ってしまった) GWまでに終わらせると言うなんともタイトなスケジュールでのリフォーム作業となってしまったのでした。 |
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まずは解体をしなければならないのですが、その前に 他の部屋との間をふさがなければなりません。 リビングは家の真ん中に位置しているので、厨房、 階段室、浴室お手洗いへと繋がる廊下、元和室だった リビング奥のすべてをふさがないといけません。 この様にベニヤ板や使わなくなった襖新聞紙などで ふさいでいきます。 |
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こちらは浴室、お手洗いへと続く廊下の入り口ですが こちらは完全にふさいでしまうと浴室やお手洗いが 使えなくなってしまうので、ガラス戸を使いテープで 隙間を生めて固定します。つまり毎日ガラス戸を 外して付けての作業をせざるを得ないのです。 なんともめんどくさい〜 |
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厨房とリビングの間にあったカウンターは解体します。 床板も全てはがすので解体せざるを得ないのです。 また元々のカウンターはエセ大理石風プラスチックの ダサいカウンターだったので、後に落葉松の無垢材で 作り直す予定なのです。 |
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玄関の受付カウンターも解体します。(受付として 使った事はないけれど)玄関土間にも床を張って 玄関ホールを広くする予定なのです。 |
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なので玄関とリビングを仕切っていた壁も解体します。 玄関土間と玄関ホールを仕切っていたガラス戸も外し 玄関の下駄箱も解体します。 |
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そして天井を解体するのですが、例によって天井を 剥すと埃やグラスウールの細かい繊維が舞い上がり、 袖口から入ってちくちくちくちくしてしまいます。 そこで、ビニールの手袋をした上から軍手をはめて 作業着と軍手の間をガムテープでぐるぐる巻きにします。 ガラス繊維が器官に入ると変な咳が出るので防塵マスク をして、帽子を被り、防護めがねをかけます。 |
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そこまで完全防備にしてからから天井板を剥します。 | |
天井板を剥したら天井下地の角材を解体し、 グラスウールを取り除きます。 |
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これはリビング天井の飾り天井の部分です。 30年前くらいの一般住宅はこれが流行っていたのです。 |
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床板も全てはがします。 | |
玄関土間だったところに床を張るために根太を組んみます。 土台と土台の間隔が2250_ほどあるので、強度を保つ為 2X6材を使用しました。 |
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このように元々の床根太との高さも合わせておきます。 | |
2x8材を渡している土台〜土台間が2250_と広いので、 間に柄を入れて根太を下から支えます。 |
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床下の断熱材は100_のグラスウールを25_の スタイロフォームで支えているのですが、グラスウールの 上面が大引きの上面と同じ高さです。その上に45_の 根太が乗っているので音だの高さ分の空間があるので その間に50_のグラスウールを入れて行きます。 |
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グラスウールは圧縮された状態でロールになっているので ほっておくと元に戻ろうとする力で力で力でゴロゴロ転がって 何十メートルも伸びてしまいます。 そうならないように適当な箱なり何なりでころがらないように とめておきます。 |
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玄関土間だったところには玄関土間床面から 根太の上面までの厚さ(約220_)グラスウールを 詰め込みます。 |
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グラスウールを敷き終えたらすきま風防止のビニールを 張っていきます。元々この家の床にはこのビニールが 貼ってありませんでした。 |
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その上から合板を張ります。今回は強度を増すためと 一年前に和室→洋室のリフォームをした部屋と続きの間 になるので床の高さ調整の為もありまずは9_の OSB合板を張ります。 |
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もともとこの家には内壁(部屋と部屋や廊下の間の壁) にグラスウールが入っていなかったので、天井を剥した 時に取り除いたグラスウールを再利用します。 古いグラスウールはガラス繊維がぼろぼろになりやすく、 すぐに手首や襟元がチクチクしだすのでできれば高い所 には使用したくないのです。(上から細かいガラス繊維の 埃が顔に降り注いでくる(><) ) |
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リビングの外に面している壁は元々スタイロフォーム 25_+グラスウール100_だったのですが、そこに スタイロフォーム25_を追加します。 |
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もともとあった集合煙突がひび割れてきて汚くなったので 回りを囲うことにしました。角材で枠を組んで間に断熱材を 入れます。集合煙突は使用しているときは蓄熱して放熱し 部屋を暖めるのですが、屋根の上まで続いているので、 使用していないと煙突のコンクリートを伝って冷えが下りて きてしまうので、それを断熱材で防止するのです。 内壁にも外に面している壁にもすきま風防止のビニールを 張ります。 |
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OSB合板を張り終えた床は、その上から12_の ウレタンコートコンパネを張って行きます。 |
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壁には9.5_の石膏ボードを張ります。 | |
壁を張り終えたら天井下地を作っていきます。 まず、部屋の周りの壁に30_X45_の角材を 天井の高さに張り巡らしていきます。 |
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そして45_角の角材で天井下地を作っていきます。 今回はもともとの天井より約200ミリほど高くします。 できるだけ天井を高くしたかったので、2階の床梁に 天井下地の角材を固定していきます。 |
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天井裏には今回はグラスウールを200_入れました。 結構大変な作業だったので写真は撮り忘れました。 グラスウールを入れ終えると、天井にも石膏ボードを張り 壁や天井の石膏ボードのすき間や釘をパテ埋めします。 |
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そしてリビング奥との仮の仕切り壁を取り外します。 | |
仕切り壁を取り外したらその部分にも石膏ボードを張り 水生ペンキを塗ります。 |
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玄関ホールはこんな感じ。玄関戸は元々のままですが、 このままだと床が高くなった分、鴨居が低くなってしまい 頭をぶつけ易くなってしまうので、これは後ほど玄関と 風除室を増築する時に元々玄関と玄関ホールを 仕切っていたガラス戸に交換する予定です。 |
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玄関ホールのフローリングは今回はホームセンター ジョイフルAKのオリジナル商品の「イノーヴァフロア」 と言う物を使う事にしました。 これはMDF合板と同じ素材で作られていて、非常に傷が 付きにくく、尚且つ施工に釘などを使わずに、巾木や腰壁 などで部屋の周囲だけを押えればいいというものです。 |
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フロアを張り終えると腰壁を貼り付けていきます。 落葉松の腰壁を使用しました。 |
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玄関ホールからリビングを眺めた状態です。 一年前に和室→洋室にリフォームした奥の8畳間と 一間続きの20畳のリビングになりました。 |
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リビングから玄関ホールを見た状態です。 玄関ホールが以前と比べて広くなり、天井高くした事や 壁を白くした事も相まって開放的になりました。 |
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参考までに今回のリフォームにかかった費用です。 断熱材、構造用合板、石膏ボード、フロア材、照明器具、配線、など全て含めて25万円ほどでした。 今回は非常にタイトなスケジュールだったので、GWの営業に間に合わせる為かなりのハードワークでした。 最後の一週間は朝6時くらいから夜は11時くらいまで作業が続き、最後の2日間はほとんど徹夜でした。 ここまでのハードワークは二度とやりたくありません(苦笑) |